2016年4月30日息子が10連休だと叫びながら帰宅した。29日から8日までの10日間らしい。久しぶりの我が家での長期滞在を思う存分楽しんだようだ。当初は5月4日に送っていこうか?と言っていたのであったが6日が公休日となったため7日に送っていくことになった。息子は滋賀県の会社の寮で一人で暮らしている。
7日は朝から出たかったがあいにく私の仕事が入っている。13時30分の上がりである。昼食を掻き込み14時前に自宅を出た。滋賀まで行くのだから途中京都の鉄道博物館に寄ってみたかったのである。もともと蒸気機関車の博物館として(梅小路蒸気機関車館)あったものをリニューアルし4月29日から「京都鉄道博物館」となった。ニュースにも度々取り上げられ報道されていた。
下道も高速もたいした混雑もなく京都南インターから2号線を北上。東寺を右側から回り込み七条通りを西へ左折。数百メートルで到着することができる。16時30分には「おもいやり駐車場」
なる併設された駐車場に車を止めることができた。隣には水族館がある。ゆっくり1日を過ごせそうなロケーションである。博物館前には市バスの停留所もありJR利用でも便利そうである。駐車場は2時間まで900円。以後20分毎に200円課金される。
先頭車両は電車でも機関車?ブレットトレイン(弾丸列車) |
博物館は2時間で見て回るにはきつい。今回はゴールデンウイークの特別な営業時間で18時30分が閉館時間となっていた。2時間の見学時間があったのではあるが全てを見ることはできなかった。途中1回1000円という駐車場の看板を確認できた。ゆっくり過ごすならそちらが断然お得である。閉館前の2時間とあって混雑していた場所は無かったが,アトラクション終了が多く目立った。
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0系新幹線先頭車両 |
100系新幹線先頭車両 |
500系新幹線先頭車両 |
入場料金は1200円。現金のみの扱い。セブンイレブンで前売り入場件が購入できるようである。割引は無いようだ。入り口を入るとまず「C62 」が出迎えてくれる。その向こうには入場券にも印刷されている「0系」の新幹線が鎮座している。屋根付きのオープンスペースには牽引していた客車と共に保管されている。旧客車を利用したビュッフェも設置されていた。そのまま館内へも入れるが左側の「トワイライトプラザ」 へ向かう。東芝製と日立製のブルートレインが保管されている。東芝製が直流電源方式。日立製が交流電源方式。なぜ交流と直流のモーターを乗せた電車が存在するのだろうか?その答えは館内にあった。トワイライトエクスプレスの豪華な内装も見て取れる。ここは基本的に車内に入ることができない。大宮の鉄道博物館は車内に入れた記憶がある。
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C62機関車が迎えてくれる |
東芝製直流式 |
日立製交流式 |
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運転席から前方を |
トワイライトエクスプレス |
動輪・台車・サス |
館内は絨毯敷きで子供達がゴロゴロ転がっている。大宮は堅いコンクーリートの床であった。子供達が寝そべることができるのは楽しいかもしれない。展示物は鉄道の歴史。スチーブンソンの蒸気機関に始まる。イギリスの産業革命が原点だろうか?蒸気船も登場してくる。レールと車輪の構造も楽しい。架線に2万ボルト以上もの電圧がかかっているなんてことも教えてくれる。館内1階は子供達には少し難しいかも知れない。
2階に上がる。大きなレストランがある。いろいろ細かな展示物や説明があったが時間が無く,見て歩くのみ。ジオラマ模型も大宮と同じクラスのものが設置されている。別コーナーではシュミレーターも設置されていた。山陽新幹線司令室の模型も。
二階から扇形機関庫に移る途中に蒸気機関車の再生工場が右手に見ることができる。ワシントンDCのウドバー・ハジー・センターを思い出した。在来線や新幹線そして引き込み線等々を見学することもできる。
階段を下り扇形機関庫に。たくさんのSL達が休息を取っている。C62とD51の動輪の大きさを自分の背と比べることもできる。表面には黒塗りの塗装が施されているがその表面は錆で浮き上がり,その歴史の深さを物語っている。何時間でも居られそうな場所である。オイルのにおいにも生き物らしさを感じるのはSLだからであろう。
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扇形機関庫は圧巻 |
間近まで近寄れ周囲をぐるりと回ることができる。
オイルパンが至る所に置かれこぼれるオイルを受けている。
18時30分閉館。最後にお決まりのようにスーベニアーがあるが,クローズ。残念。息子は記念にと400円のガチャガチャに挑戦。こだまのミニジオラマをプレゼントしてくれた。
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