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姫路城(白鷺城)

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姫路城(白鷺城) 2017年11月12日

 昨日の夕方,チャンネルは忘れてしまったが,姫路城「百間廊下」夜間初公開なるニュースを見てしまった。「百間廊下」の公開は不定期なようでもある。姫路城は,リニューアルされてからは訪れていない。大きなシルエット付きの養生に覆われた「解体修理中」に訪れ,その様子を垣間見たことがあった。
 妻に姫路城の「百間廊下」見に行く?と尋ねると一つ返事が返ってきた。妻は,タモリと鈴木亮平の姫路城の「百間廊下」の探訪番組を見たばかりの時期でもあったようだ。私も妻も「百間廊下」には入ったこともなかった。

 城外からの姫路城。
 交差点を曲がった途端に視野に飛び込んできた。
 きれいにリニューアルされた白鷺城だ。白の漆喰が際だっている。15時45分頃

 穏やかな小春日和。朝食後自宅を出発。淡路経由,加古川バイパスで姫路に向かう。途中乗用車とバイクの事故渋滞に30分くらい巻き込まれる。昼ご飯は?室津まで出向き牡蠣を食べることにした。室津漁港は午前中祭りだったようで幟が賑やかに立ち並んでいた。海岸線を暫く行くと道の駅を見つけることができた。蛸も美味しそうだったので牡蠣ご飯と蛸の天ぷらもオーダーしてしまった。瀬戸内海に面し,更に南向き、一日中陽の光を受けっぱなしの長閑な地域である。ゆっくりぶらつきたかったが,姫路城に16時前までに入らなければならない。そこそこに室津の道の駅を出ることにした。

穏やかな瀬戸内海を 牡蠣ご飯:お汁付き 蛸のフライも食べたくなって

 「菱の門」を潜って見上げる姫路城。
 この城は面白い。天守に向かって歩を進める毎にその顔色を変えてくれる。特に変化が大きいのは各所に設けられた門を潜ってから見上げる天守だった。

 姫路市内に入り駐車場もナビ任せで正面の大きな駐車場に誘導された。リメイクされた姫路城が視界に飛び込んでくる。その存在に見とれ赤信号を見落としてしまうほど目も心も動かされてしまった。青空に白の漆喰で化粧直しされた姫路城は正に白鷺の如くである。 大手門から場内に入るや「天守の入場は16時まです。」とアナウンスが繰り返されてくる。日曜日でもあり入場もスムーズに行えた。入場料1000円,クレジットカード使用可である。「百間廊下」はセット料金では販売されていなかった。こちらは18:00からの入場となる。観覧料は500円で入城前に払ってくれとのこと。

菱の門にて はの門を潜ってにの門越に 備前丸より天守を

 「菱の門」から天守閣に向かって上っていく。碧く澄んだ大空をバックに天守閣が聳えている。本当に天気も良いが,素晴らしい城である。大河ドラマで取り上げられた黒田孝高(官兵衛)が産まれた城でもある。

ろの門を潜って 備前丸より:17時頃 にの門を潜って

 「いの門」「ろの門」「はの門」「にの門」と進んでいくと桜が咲いていた。乾小天守から城内に入る。外観は5層に見えるが内部は地下室を含め7層の造りになっている。急な階段を6階まで上ることになる。各階にはそれぞれ見所があるが,そこはパンフレットに任せることにする。また,Wi-Fiから「AR」(拡張現実)に接続することもできる。

 漆喰の施された甍越の姫路市内。
 黄葉が近代と中世のサンドイッチになった。城を残す文化も面白い。明治維新後廃仏毀釈で仏教は虐げられたのに。残るものは自然と残るものなのだ。

 天守から四方を眺め,急な階段を降りる。二つの階段は下り専用階段となった。天守には相当数の人々がいたようである。館内放送で17時には閉めてしまうと急かされる。出口付近の展示物の見学もそこそこに城を追い出された。

槍を置く出っ張り 城内は広い 城近辺のジオラマ

 本丸(備前丸)から振り返ると夕日に照らされた城がオレンジ色に輝いていた。数分の滞在で「備前門を閉める!」の案内。「りの門」「ぬの門」「るの門」を通り再び「菱の門」へ至る。途中タクシーの運転手やガイドが観光客に大きな声で説明を加えている。聞きたくなくても耳に入ってくる。城の石垣に石棺が使われているのは面白い。

天守のしゃちほこの変遷 何に見える?(顔だそうだ) 菊花展から

 18:00まで時間を潰さなければならない。三の丸で菊花展を催していた。しばしの菊花鑑賞。姫路城は「お菊さん」でも有名である。かの番長皿屋敷だ。肌寒さを感じたので入場口前の売店でコーヒーブレイク。

 ライトアップされた姫路城。 正に白鷺城の名が相応しい。
 百間廊下より姫路城を臨む。

 「百間廊下」夜間初公開に人も並び始めた。ボチボチいこか?と言うことで,その列に加わることにした。並んでいても人づてに情報が飛び込んでくる。本丸のランプにも明かりがつき始めた。同時に入場開始。菱の門を抜けると今度は左に180度回り込むように坂を上っていく。西の丸から「百間廊下」の入り口へ向かう。入り口付近で500円を払い「百間廊下」へ。チケットには「姫路城×彩時記color of season 」の表記。城内では光のアート展なるものが催されていた。盆栽まである。「百間廊下」の公開と言うことで駆けつけたが,アート展の会場となっていたとは思いも及ばなかった。二条城の「金魚展」を思い起こしてしまった。

作品名は忘れたが 百間廊下 横を縦に置いてしまった。

 「ヲの櫓」「ルの櫓」「化粧櫓」等を含めると百間どころの長さではない。天守閣もライトアップされ昼間よりもなお一層化粧直しされた漆喰の白が鮮やかに輝いて見えた。

三の丸のライト 三の丸のライトと共に 縦バージョン


 姫路を出たのが7時過ぎとなってしまった。駐車場のくくりが3時間までであったので超過料金を払わなければならなくなった。15日の私たちの記念日(結婚)の近くで姫路城を訪れることができた。夕食は姫路では摂らず,淡路パーキングでタマネギラーメンなるものを所望し,帰路に着いた。ここからは2時間以内で帰着することができる。                                     
 初冬のとある小春日和のデイリターンの旅ではあるが,この旅日記に記すことで数週間の海外旅行と変わらない何かが残っていくような感じがした。                                       
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