秋篠寺は娘が8ヶ月を過ぎた春に訪れた。白いボケの花が記憶に残っている。20数年ぶりに訪れたが,その頃の雰囲気は脳裏に残っているものだ。ここは芸能の神様(天女)「技芸天立像」が安置されている。他の寺寺に比べ拝観者が少ない。少し辺鄙な立地が災いしているのかも知れないが、返ってすいていて有りがたい。
奈良市内が異様に混んでいる。メインの道路がいっこうに進む気配を感じられなかったので脇道へ。条里制は有りがたい。現在位置と目的地が把握できれば勘で車を走らせることができる。なんとか新薬師寺へ。回りの駐車場は満車。じたばたしていると「ここににおいておけば大丈夫」と拝観料徴収のおばさんの声。門前に3台くらいの駐車スペースはあるのだが、そんなところに置いていいものやらと思案しているところだった。今日は駐車場代金に恵まれている。十二神将立像は暗い本堂の中に円形に並び立っている。十二神
それぞれの干支の神様のようだ。わたしは戌年:伐折羅(バサラ)が気に入った。単純。新薬師寺の栞のメインファイスにも起用されている。
16時が迫り始めた。道の混みようも考慮し奈良市民会館へ向かった。神戸大震災復興チャリティコンサートが開かれる。所在は事前に確認している。地下駐車場であるので車のキャリアも外してきた。会場でチケットを渡すとご丁寧に席まで案内してくれる。ご丁寧なものだ。しかし、私たちの席には、既に見知らぬ人が座っている。説明がありますからと会場後部の空きスペースへ。100人近くの人がいたろうか?オーバーブッキングらしい。わざわざTENTENNで買ったのに。不満が沸き上がってくる。救済策は二階席の開放と入場料の払い戻し。チャリティなのにとどこか割り切れない心持ちになったので払い戻されたお金でグッズを購入することにした。この売り上げもチャリティに回されるからだ。河島ファミリー・桂・八代亜紀・NBSアナウンサー等々の出演でコンサートは進められていった。
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