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ANA機体工場見学


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スイス旅行の出発前に(もう一つの旅の途上:ついでに)2016.6.27

 6月27日全日空ミュンヘン行きの飛行機(NH217)の出発時間は12時30分で予定されている。全日空の乗り継ぎが便利だろうと考え,徳島7時15分発の便に乗ることにする。
 予約は2ヶ月前の4月27日からでないと取ることができない。徳島〜羽田をANAのマイレージでカバーしようとしたからである。羽田からの参加だと徳島からの参加より旅行代金が2万円安くなる。二人だと4万円が浮くことになる。6〜7月のスイス旅行(ピーク)という時期から旅行日程を決めた経緯があり5%の経費削減は有り難い。

 しかし,羽田到着が8時30分となる。12時30分までの4時間をどう過ごせばいいのだろうか?ANAのホームページを覗いていると「飛行機工場見学」なるものを発見。参加条件は無く,一般開放されているようである。ただネットから予約を取らなければならず,当然空きがなければ入れない。パソコンと睨めっこの日々が続く。10日前になって空きが一人出た。27日10:00〜11:30。1週間前の24時前まで粘ったがそれ以上の空き表示は目にすることはできなかった。
 飛行機工場(整備場)はモノレール「国際線」駅から一駅の「新整備場」にある。しかし,駅から1q余りを徒歩移動しなければならない。(旅行前に妻には無理かな?とも思われる。)タイミングを見計らって告白しなければならない。

 6月27日定刻8時30分に羽田に到着した。ネット上ではチェックインを済ませたものの徳島空港での時間のゆとりが無く荷物のミュンヘンまでのチェックインができなかった。徳島での時間は45分くらい必要だったようだ。前日スーツケースの重さを国内線用に20sに揃え,はみ出した分をリュックに詰め込んだ。
 羽田到着の第2ターミナルから国際線ターミナルへ。スーツケースを引きずっての移動作業が追加されてしまった。こうなるなら無料宅配券でスーツケースを送っておいたらよかった。9時過ぎ国際線でのチェックイン完了。阪急のカウンターを覗くが山脇さんはスタンバイしていない。国際線ターミナルの散策に出掛ける。「お江戸日本橋」を皮切りにぶらぶら。9時30分を過ぎる頃ついに告白のタイムリミットだ。10時から「飛行機見学」に行ってきてもいい?妻はあきれ顔でしかたないような返事を返してくれた。
 「新整備場」に出掛けがてら,再び阪急のカウンターを覗く。山脇さんがスタンバイしている。妻に電話し,阪急のカウンターでもチェックインを済ますことにした。

ANA飛行機工場見学
 9時55分到着したモノレール(3Fより直結)に慌てて乗ったが,そのモノレールが区間快速。当然「新整備場」では止まらない。第1ターミナルで逆方向のモノレールに再び乗り換え「新整備場」へ。飛行機工場までが遠かった。いつもの夏の暑さがあれば大変だったに違いない。(妻を誘わなくて正解だった)10時20分頃会場に到着することができた。

 
 飛行機をこの角度から見ることは希有であろう。シンメトリーの構図も面白い。実際飛行機はシンメトリーじゃないと飛びにくいものなのだろうが。
 この飛行機工場なる整備場とてつもなくばかでかい。400メートルトラックもすっぽり入ってしまう位の大きさがある。天井も高い。ワシントンDCのウドバーハジーを思い出した。

 整備場から羽田空港に侵入する全日空機を捉える。  グッドイヤーのタイヤが大きさ毎に並べられていた。  機体のそばにはシートやタイやエンジンなどが並べられてあった。

 広い工場内を走るのだろう数十台の自転車を見受けることができた。  整然とならベラられた工具箱。工具が一つ足りなくても大変なことになる。  はっきりした説明はなかったが,チェック項目の書かれた表なのだろう?

 通された会場ではビデオによる飛行機の説明が行われていた。30分過ぎから整備場内の飛行機見学に出発する。エレベーターに乗り,長い渡り廊下を通って別棟に向かう。再びエレベーターに乗り整備場内の4Fから説明を受けながら階を降りていく。途中階にはシートも並べられ,機体工場の臨場感を増してくれる。地上階に降りる。大きなタイヤが並べられている。工具の収納ロッカーも整然と並んでいる。


 今度は先頭から。飛行機搭乗前にうろうろ写真を撮っていると叱られてしまう。この角度からもなかなかカメラに納めることはできない。
 今回は機体の下に入らなければ、ほとんど自由に写真撮影することができた。面白いツアーであると思う。ツアー参加にはいろいろなハードル的なものはない。ただ,ネットから希望日時の空きがあるかどうかを睨めっこするだけなのである。それが,高いハードルになってしまっているのかも知れないが・・・。チャンスがあればもう一度参加してみたいツアーの一つである。

 飛行機をこんな間近でいろいろな角度から眺められるなんて実に壮観である。エンジンの大きさも実感できる。1時間余りの見学ではあったが飛行機ファンならずとも有意義な時間を過ごすことができたのではないだろうか。かつてJALの「航空教室」に参加する機会があったが飛行機を間近で見せてくれることはなかった。30数倍という抽選をかいくぐったにも関わらず。旅の一つのプロローグ?になったろうか?

 航空機が互い違いに整備場に格納されている。大きさが実感できるだろうか?  少し角度を付けると左側の飛行機がが隠れてしまった。ゆっくり滞在したかった!  777でかいよね。青春時代の憧れは747だった。初めての海外旅行も747だった。

 エンジンの大きさが分かるだろうか?  エンジンのくるくる模様。ハタボーのほっぺ?  エンジンのサイレンサー消音装置。

 11時30分定刻に見学は終了。元来た道を早足で駅に向かう。梅雨の晴れ間から太陽は容赦なく照りつける。モノレールに乗る前に妻に電話を入れる。既に出国手続きを済ませている。モノレールが国際線ターミナルに到着する。こちらからのアプローチは一旦2Fに降り再び3Fに上がらなければならない。動線が複雑。やはり浜松町側からの客の便宜を図っている。
 手荷物検査場はとても空いている。あの関空の混み様と来たら異常である。イミグレもあっという間に通ってしまった。出発ゲートは108A。途中生ビールを買い込み,妻の待つ待合シートへ。一つの旅が終わった。すぐに次の旅が目の前にまっている。

                        ハイジの故郷へ

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