ハイジの故郷へ
ディアボレッツァ
レーティッシュ鉄道
ゴルナグラート
エギーユ・ドゥ・ミディ
スフィンクス展望台
チューリッヒ
旅の終わりに
ハイジの故郷へ
旅のプロローグ
15年5月北京旅行の折りにお近づきになった枚方の平さん。若い頃ヨーロッパを数年アルバイトをしながら放浪していたそうな。お話をお伺いする内6〜7月のスイスは最高だと言う話が耳にこびりついてしまった。この年のスイス旅行は無理なようだったので来年スイスに行ってみたいという気持ちが高まった。スイスは,35年前,大学卒業前にベルンやローザンヌ,インターラーケンを訪れている。主にスイスの北側を巡っていた。今回の行程は南のアルプス中心のツアーとなっている。
16年1月初め,アスティ徳島にてスイス旅行の説明会が開かれた。初夏のスイスは人気があり,すぐに定員に達してしまうと言う。なるほど素敵な季節であることは理解できた。しかし,費用は高め。徳島からの希望の出発日は設定されておらず,ネットから羽田発着のツアーを検索することができた。6月27日出発のツアーが目に留まった。これより前だと雪が残ってハイキングに出られない可能性があるという。しかし,その分料金が安い。羽田からの参加にして環境のよりベターな27日出発をチョイスした。羽田まではマイレージで飛ぶことにすればよい。
スイスをツアー参加にしたのは,物価が高く,昼と夜の夕食で1万円を超えると踏んだからである。ホテルもアラスカ並みに高い。登山電車やロープウエイの乗り降りが頻繁で荷物置き場の確保も大変だろうとも考えたからである。
説明会場でアメックスの勧誘を行っていた。ゴールドで1年目の会費は無料。空港から自宅までの配送サービスが付いている。回数制限はない。楽天カードで自宅から空港までのそれを持っているので丁度良い。2000円分のギフトカードも付いてきた。
旅の計画はゆっくり始めることにした。まず,いつものように「地球の歩き方」を購入。訪問先を一つ一つ確認し自分でパンフレットを作ってみることにもトライした。出発まで半年近くもある。安心していると出発の日は間近に迫ってくる。
服装について一番難儀した。スイスの観光スポットの情報をあさった。夏から冬:4シーズンの服装が必要になってくる。手袋までいりそうだ。手荷物が膨らんでくる。航空券について徳島からの通し券ではないため重量は20キロまでで一人1個となってしまう。羽田からは23キロまでで一人2個が適応されるそうだ。荷物を20キロに押さえなければならない。はみ出した重量はリュックに詰めた。帰りは3個の荷物にするつもりで布製のスキーバックをスーツケースに押し込んだ。案の定,帰りの総重量は57s。バックを忍ばせておいて大正解。(白ワインとラクレットを是非お土産にしたかったという狙いがあった。)行きの荷物が重くなったのは4シーズンの服装と共に,山を対象とした写真を撮ったことが無く,撮影機材を沢山抱えていったせいでもある。
Switzerland 2016/6/27〜7/4
「富士山が左手に見えます。」の機内アナウンスがあった。右側席に陣取っていたせいもあって,左側の席に移った。遠く消えかかったスノーキャップを被った富士山を確認することができた。
昨年春にこの地を3回訪れたが全て富士山の全貌を見ることはできなかった。
6月27日月曜日(第1日)
5時30分起床。6時前に出発することができた。途中赤石のセブンイレブンで,おにぎりとお茶を購入。当然朝食なのではあるが,旅先でのワインの飲み残し保存用のペットボトルも用意しておきたかった。7時前に空港に到着。妻と荷物を空港に降ろし,駐車場を探す。1日200円のパーキングが空いている。しかし,そこは先払い方式のパーキングであり現金の持ち合わせのない私にとっては無用の長物となってしまった。仕方無く後払い方式の1日300円のミニッツパークに車を止めることになった。県営の駐車場は1日800円。8日間止めると6400円の出費となる。慌てて空港に向かう。晴れているものの気温もそう高くなく,汗をかく寸前で空港に着くことができた。
妻が手続きに戸惑っている。スーツケースの中の充電用の補助バッテリーがまずかったらしい。スーツケースの鍵のありか等々で時間を食ったようである。金属製のボトルもチェックを受けたが,こちらは通して頂けた。7時15分発の時間に間に合わないとのことからミュンヘンまでのチェックインはしてもらえなかった。羽田で荷物をピックアップして国際線まで持って行けとのこと。
海ほたるが確認できる。
海ほたるの海底トンネルの換気口。
朝一のNH280便:ジェットフライヤー
定刻出発に支障を来すからなのであろうことは明白である。できるサービスをするかしないかで定刻出発のステータスを守っているようである。もう少し早く空港についていれば何の問題もなかったのではあるが。
乗った機体はジェットフライヤー。シックな内装は昨年関空〜羽田を利用した折りに体験済みではある。離陸後30数分で左側に富士山が綺麗に見えてきた。東京湾上空。海ほたるが見える。換気口の上も飛んでいた。あいにくスカイツリーは確認することはできなかった。
羽田国際線ターミナルのお江戸日本橋。いろいろなショップが集まっている。
羽田国際線ターミナル。プライオリティカードの使えるラウンジは無い。
ANA機体工場見学へ。ジェットエンジンのサイレンサー:シェプロン
重い荷物を引きずり9番バス乗り場よりシャトルバスに乗り込む。バスは国際線ターミナル地上階に到着。国際線出発は3Fまで上がらなければならない。全日空のカウンターへ向かう。荷物の預け直しはスムーズに終わった。事のついでに徳島でのマイレージ登録を変更した。ANAからUAへの変更である。マイル加算率が同じだったので特典旅行のマイル数の少なくて済むUAに変えたのである。阪急のカウンターには係員が居ない。国際線ビルをお江戸日本橋から散策することにした。その後,私は妻を一人空港に残し,しばしのエスケイプ。
ANAの機体工場(整備場)
に向かった。
6月27日月曜日(第1日)
スイス1泊目のホテルハイジ。
本当に静かでスイスの田舎の真ん中にあるというような雰囲気がある。しかし,近くに鉄道も通っていれば、高速道路も走っている。
駐車場にトラクターも止まっているのはユニークである。
飛行機の席は予め横並びで確保してくれていた。(B789の3×3×3の配列)にもかかわらず我々夫婦は中央の島の通路側縦並びに席を取り直していた。右側には知人同士が座るケースが多い。このポジションならトイレに行くことも自由だし,席を立つことも無くなるのではないかと考えたからである。もくろみは見事成功。気を遣うことも遣われることもなく12時間余りのフライトの後ミュンヘンに到着。
おまけに日本の航空会社だけあって日本語対応の映画が沢山揃えられていた。5〜6本見ただろうか?ジョージクルーニの訳の分からない映画もあったが,邦画の「海街ダイアリー」の4姉妹は良かった。
ミュンヘン行きのNH217便:B789(787の改良型)
ディナーは「パエリア」816Kcal
「カルビと牛タンたっぷりの満腹弁当」725Kcal
デザートはアイスクリームラップの上から内容物の表記がある。
朝食は「ポテトニョッキオムレツラタトゥユ添え389Kcal
「白身魚照り焼き」523Kcal.
照り焼きというより蒸し焼き状態の魚だった。
イミグレもカスタムもスムーズに通過。
バスが到着していないとのことで自由時間が頂けた。早速小さなスーパーで赤ワインとホフブロイハウスの瓶ビール。おやつにチョコレートとブルーベリーを購入。一路マイエンフェルトに向かう。バスの運転手はヨーゼフ。トイレ休憩が1回あった。
ミュンヘン空港ターミナ2
駐車場に向かう出口付近で買い込んだ品々。
ミュンヘン空港周辺を走る列車。
ホテルハイジ:ベットは小さめ。スーツケースは2個広げられる広さである。
ハイジの絵の向こうはシャワールームで透けて見えてしまう。
シンプルな何もないバスルーム。シャワールームにボディソープがあったのみ
朝食はダイニングルームで。オレンジの生ジュース製造器が面白かった。
285q走行後,こぢんまりしたハイジホテルに到着。部屋に入り荷物をほどき夕食の準備に取りかかる。午後10時をとうに回っている。キャンプ用のボールにフリーズドライのリゾットとスープを開ける。水は今回4リットル持参した。「リトルボコボコ」なるものでお湯を沸かし,お腹を満たした。ベットは幅が狭い。掛布団が丸めてある。このホテルのシャワールームは面白かった。画像の下で説明することにする。シャワーを浴び明日の荷造りの後,就寝。
ディアボレッツァ展望台
○○サークル:メンバー紹介