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6月30日木曜日(第4日) 朝焼け?マッターホルン〜ゴルナーグラート展望台
憧れの朝焼けのマッターホルン
 5時のモーニングコールで日本人橋から朝焼けマッターホルン鑑賞の予定だが,天候は回復せず,その雄姿を見せてくれることはなかった。D6に100〜400の望遠とD7に標準を下げて行ったものだから,見知らぬセミプロの方から「プロの方なんですか?」なんて声をかけられる。いろいろお話しできて楽しい一時を過ごすことができた。今回のツアーで目立ったのは一眼のカメラの多さ。カメラ好きならいろいろ被写体について話題にして良いはずなのに。お話しする機会は得られなかった。一眼2台に望遠・広角・接写レンズまで持って行ったせいだろうか?重かった!おまけに三脚もありました。

ツェルマット第二日目早朝のマッターホルン

 昨日のツェルマット到着から足かけ二日。未だにマッターホルンはその全貌を現してくれない。もう少しもうすこしだけ頂上付近の雲が晴れてくれたら。
 昨晩はベランダに三脚にカメラをセットし,ずっと睨めっこをしていた。マッターホルン撮影には100〜400は流石に大きすぎたし,重すぎた。
 マッターホルンの周りに輝く星も撮りたいななんて思ってもいたのである。


 ツェルマットの教会。ここを左に折れると日本人橋に出る。  エニシダの花だろうか?  誰が名付けた日本人橋。ほとんどが日本人だった。

 ツェルマットの看板。マッターホルンが描かれている。  今朝の食事ではない。昨夜のディナーである。  味は忘れてしまった。美味しく頂けた。

 7:00からの朝食。昨日の夕食の席に整然と皆さん座っている。妻が突然,ウエイターに頼まれ「昨日と同じ色のテーブルで」と添乗指導を始めた。朝食がL字状に並べられている。いくつかの島か,ダブルのレーンで進んでいけると早いのにと思いつつ,私は皆とは逆のジュースコーナーから攻めていた。4種類のジュースの味比べをし,数種類のパンとトーストコーヒージュースで一旦席に着いた。せっかちなのだろうか?列が落ち着き始めた頃,卵やハムなどの食材を調達に出掛けた。そして,最後までマイペースでコーヒーを飲んでいた。

マッターホルンを想像してください−あの一握りの雲が晴れれば・・・

 天井の大空は8割方晴れているのに。この雲だけは待てども待てども一向に晴れてくれない。
 独立峰によくある現象なのだろう。富士山にも傘雲は良くかかる。
 気温は10度を切っているようだ。アラスカ仕様の服装が役に立った。手袋をはめないと手が凍えてくる。空気は澄み切り乾燥している。
 小走りに走ると少ししんどい。3000mを超えているせいであろう。

 8:00ホテルを出発しゴルナーグラート鉄道のツェルマット駅へ。ゴルナーグラート展望台に向かう。ツアーは2班に分かれ,エマさんというハーフのガイドが付いてくれた。
電車を待つ間や登山電車内でのお話やガイドも,ユーモアたっぷりで,あっと言う間にゴルナーグラート駅(3090m)に着いてしまった。下車後,展望台へ向かうが,その前の集合でしばしの迷子になってしまったのが私であった。山脇さんは1班に付いていて,よく目立っていた。エマさんは小さくて,声ばかりが大きくレシーバーから聞こえてくる。捜せども捜せどもその姿を捕らえることはできなかったのである。山脇さんのそばにいればそのうち見つけてくれるだろうという安易な考えに陥っていた。

 ゴルナーグラード鉄道ツェルマット駅から  ピンクの花が目を引くアルペンローゼ  ヴァイスホルン・ツィナールロートホルンの山々?

 山の重なりが面白い。名前を聞いてもすぐ忘れる。  3100クルムホテル・ゴルナーグラート  ゴルナーグラード駅

 2日目のディアボレッツァの天気の何十分の一かの晴れ間をここに持ってこれればなんと素敵なことだろう。モンテローザ(4634m)はしばしば顔を見せてくれたものの,マッターホルン(4171m)が顔を出してくれることはなかった。お尻ばかりを追っかけることになってしまった。独立峰の雲はなかなか晴れてはくれなかった。展望台で20〜30分を過ごしウイスキーを引っかける。至福の一瞬。

塩をナメにやってくる  左の山はモンテローザとグレンツェ氷河  ゴルナーグラート展望台ホテル跡地

 ガイドのエマさんと  ほんとなら逆さ富士ならぬマッターホルンが写るはずなのに  ゴルナーグラート駅のプレート標高3089m

 下山はディアボレッツァから一駅目のローテンホーデンで下車し,二駅目のリュフェルベルクまでのトレッキングが入っている。躊躇していた妻も自然と参加する気持ちになっていたようだった。
 ローテンホーデン〜リュフェルベルクのハイキング。ハイキングというよりトレッキングの方が響きが良い。途中の降雨や降雹にもめげず,いろいろなスイスの山野の植物の説明や取り囲む山々の説明と共にツアーへの心配りを有り難う。エマさん。
 もうすぐ山岳マラソン大会があるという。ゴールにいち早く入り,表彰台に立つ妻がそこにいた。一人相撲のチャンピオン。
 昼食はマッターホルンが見えるというレストランだが,主役のマッターホルンは未だに頭を隠して尻だけ見せている。
 リュフェルベルク駅から再び登山鉄道に乗りツェルマットまで降りる。相席したのはドイツ語を喋るスイス人のご夫婦。妻は得意の折り紙をご披露し,3回ものキッスのお礼を受けていた。

 ドーム・テーシュホルン・アルプフーベルの山々
 昨日サースフェーからその頂上を見ることはできなかった。



 Forget Me Not!お馴染みわすれな草。 エクスカパ・マンテバ ゴールド・フィンガークラウト

オキナグサ フリューリングス・エンチアーン・

 下山後は自由行動である。ここでオプションのマッターホルン・グレッチャー・パラダイス(3883m)があったが,富士山山頂並みの高さから寒さを予感し,参加を控えていた。天気が良ければリュフェルベルクでゆっくりしようとも考えていたし,スネガやロートホルンからの展望も考えていた。天気も良くないことから,下山して買い物ツアーに徹することにした。

スイスの三銃士?

 伝統衣装を纏い,アルペンホルンを粋に担いだ三人の老人達。アルペンホルンの音色は遠くから聞こえた。いろいろな楽器?木製食器を使いパーカッションにしていた。


 エーデルワイス
アイスクリームの屋台裏で
 マッターホルンミュージアム前のマーモット。  有名な切れた(切れる)ザイル。

 教会前の広場で赤ちゃんのヒップダンスが可愛かった。  伝統音楽にウマも加わりダンスを披露してくれた。  山羊たちに付けたベルが街並みに響いていく。

 最初に立ち寄ったのが「coop」。白のスイスワイン6本とラクレットチーズ1/4がメインだったがスイスチョコもたんまりショッピングカートに入っていた。このカートには1フランのデポジットが必要なんだそうな。両手が塞がってしまったので買い物ツアーの第1弾は終了し,ホテルに一旦帰ることにした。
 荷物を減らし身軽にもなって,買い物ツアー第2弾へ。スイスナイフのお勧め店を山脇さんから教えて頂いていたので息子用にお土産をゲットした。サマーセールなのか50%オフの商品も目立ち小物を物色した。このお店は駅を右に出たところにあるが,その前にインフォメーションにも立ち寄っていた。日本語のパンフレットとツェルマットのステッカーを手に入れることができた。ここでも折り鶴が活躍してくれた。
 街中をぶらつきながらスーベニアーを物色する。アイスクリームの屋台の裏にプランターで育てられたエーデルワイスを発見。娘や甥っ子とその父,職場で結婚したばかりのミックにと。小物で袋が一杯になってきた。途中アルペンホルンの音色が響き渡ってきた。しばしの民族音楽の鑑賞に浸る。日本人橋からの眺めも見せておかなければならない。
 お買い物に満足しきった二人は,やがてホテルに帰って行った。私はプールで一泳ぎ。妻は荷物の整理にかかっていた。プールから出てきた私もワインの荷造りに取りかかる。かつてケアンズ帰りにワインの梱包は経験している。その時は郵便局でバブルラップを買い込んだ。今回は100均のバブルラップの袋状のものを利用したため短時間で梱包は終了した。その分はみ出した衣服を別のバッグに入れなければならない。荷物が一つ増えてしまった。覚悟の上である。私のスーツケースは大きさの割に非常に重くなっている。チューリッヒでウエイト調整しなければならない。
 山からコロコロコロコロというカウベルの音が響いてくる。だんだんその音は大きくなって来るようだ。暫くするとカウベルではなくゴートベルの音であることが判明した。街中のメインストリートを数十頭の山羊達が闊歩していくのだ。
 夕食はレストランでチーズフォンデュ。6人テーブルから4人テーブルに移動した。チーズの量などに配慮したつもりであった。自分がいっぱい食べたいという欲望もあったのかも知れない。袖擦り合うのも大人数の方が良い。会話は覚えていない。印象だけが残っている。今回の食事のテーブルにはゆとりがある所にはあった。出発直前に2名のキャンセルが出た為なのだろう。34名に36名分の席が設けられている。列車でもそうだったのであろうか?次の添乗員に聞くことにしよう。
 夜も山を覗く・・・。明日の晴天を信じて荷造りを終え,10時台に就寝。

最後に縦バージョンの画像をまとめました。
 優勝!凄いぞ。山岳マラソンの一シーンでした。  明日はこのガス飛んでけ!ベランダより。夕刻。  ゴルナグラートで遊んでます。頭隠して・・・。


エギーユ.ディ・ミディ展望台