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7月2日土曜日(第6日)ヴェンゲン〜ユングフラウヨッホ〜チューリッヒ

 朝食は少しだけ椅子の配置が違っていたが,夕食と同じような席の並びとなった。別室では個人客用の朝食が用意されている。野菜や果物もふんだんに盛られていた。ツアー客はこんなところで経費の削減を行われていることが判明した。
 集合場所がころころ変わっている。最初の人が人を呼び,また別の人を呼ぶのだろう。流れに逆らわないことにする。
 集合場所は中庭に決まったようだ。妻はハイジのブランコで遊んでいる。成城のおばさまも参加してきたぞ。今日はヴェンゲン〜クライネ・シャイデック〜ユングフラウヨッホと登山鉄道を2つ乗り継ぐ。
 ビデオ担当の小柳君も同行することになった。ビデオを売りつけるらしい。

ユングラウヨッホ スフィンクス展望台

 とんがった山がユングフラウヨッホ4158m。
 あいにくガスが多い。晴れ渡っていたらどんなに素晴らしいだろう。昨日のモンブランもしかり。
 ベルニナアルプスのあの天気が良すぎた。


 ホテル前のブランコ。  ヴェンゲン駅  クライネ・シャイデックに向かう。

 クライネ・シャイデック〜ユングフラウヨッホ間には3つの駅が存在する。一つ目がアイガーグレッチャー。二つ目がアイガーヴァント。三つ目がアイスメーアの3駅である。2駅目と3駅目はアイガーの山の中をくりぬいたトンネルの中にあり,どちらの駅でも外の景色が見えてしまう。35年前には辿り着くことができなかった場所である。未だに雪渓の残る谷間を覗き込む。人間はできそうもないことに憧れを抱く。それは時として命までも代償とする。分からないでもないが。

 クライネ・シャイデック ユングフラウヨッホに向かう  途中駅アイガーの壁からの眺め。


 途中駅は大きなほ空洞が掘り抜かれている。  慌てて乗ると危ないですよ。けつを打ちますよ!  ユングフラウヨッホ駅
3454m

 ユングフラウに到着。スフィンクス展望台3464mに登る。メンヒやユングフラウがガスの合間に見え隠れする。ここでも一献ウイスキーを引っかける。それが一つの目的でもあった。35年前に到達することができなかった場所なのだから。
 展望台から下に降りると氷のテーマパークが広がっている。童心に返り一時を過ごす。売店で絵はがきを購入。ベルナーオーバーランドとユングフラウヨッホ鉄道が写っている。インターナショナルスタンプを同時購入。階下のレトロな日本の朱色のポストから投函する。ユングフラウのスタンプが押された絵はがきが後日無事届いた。
 南アフリカからのそれは未だに届かない。ホテルのおばちゃんぼったくったのだろうか?

 氷のテーマパークへ  氷のカウンター  下山開始!

 帰りの便は誰も途中駅下車する者もおらず(今思えば,なぜしなかったのだろう?)アイガーグレッチャー〜クライネシャイデックのハイキングに備えていたのであろう。

アイガーグレッチャー〜クライネ・シャイデック間のトレッキングに

・アイガー3970m
・メンヒ4107m
・ユングフラウヨッホ4158m
・ブライトホルン3785m
・シルトホルン2967m
 小柳君はここから,ここまで写った景色は見たことがないという。
 画像を送って欲しいそうだ。

 トレッキングはアイガーグレッチャー駅で降車後,雨具を身につけた。渋っていた妻も参加するようだ。出発するやガスが晴れ,アイガーが姿を見せた。ゆっくり下るうちメンヒ・ユングフラウヨッホ・シルバーホルン等々の山々が顔を出してくれた。野山の草花も咲き乱れ,お花畑の様相である。時折り,登山電車とも出くわし,そのコントラストが面白い。大自然と人間文明とのマッチングである。ここでもガイドに迷惑をかけながら無事ゴールのクライネシャイデックに辿り着くことができた。アイガー北壁はクリアーに見ることはできず仕舞いであった。

正対してもここまで写る。  ガイドさんと  絵はがきのような光景

ゲラニウム ピレナイクム ホモジネ・アルピナ

 セイヨウキンバイ アルペン・ブントクレー

 コッホ・エンツィアン  ソルダネラ アルピナ  ゲンチア ニバリス

 野原はお花畑 トンネルを抜けると北壁? お気に入りのブルーベリー

 昼食はクライネシャイデック構内のレストランで定番のアルペンマカロニである。ウロウロしていると「メイ アイ ヘルプ ユ?」の声が掛かり,皆とは違う特注ビールをオーダーすることができた。大きなグラスについで持ってきてくれた。食後はお決まりのお買い物。
 クライネシャイデックからラウターブルンネンまで登山鉄道を下る。途中,雨が大きくなってきた。よくもユングフラウの山々が拝めたものだ。大雨の中,バスに乗り換えチューリッヒに向かう。ここから136qの行程である。今日もまた峠越えである。一昨日走った道を引き返している。またしてもラクレット購入(真空パック詰め)。

 シェラトンチューリッヒ  11Fからの眺め  チューリッヒ祭の花火

 ホテルに到着。部屋は前評判の如く広い。今までの疲れを癒してくれる。コーヒーメーカーも設置されている。水も2本付き。バスが大きかった。シャワールームも備えてあった。ゆっくりする暇もなく夕食会場へ出向く。なぜか1番乗り?横浜のご夫婦と相席することになる。ドカッティを転がしていたという。男はバイクの話で盛り上がり,女は「ゆず」と「B’z」のコンサートの話で盛り上がっていた。楽しい一時を持つことができた。スーパーの閉店時間が迫っていたのでスーパーに出掛けてみることにした。スイス白ワインの小瓶を見つけたので味比べに買ってみることにした。只今見習い期間中の従業員が対応してくれた。
 11時近くになった頃チューリッヒ祭の花火大会が始まった。花火の音がわずかに聞こえる距離である。この夜大きなキングサイズのベッドで眠ったにもかかわらずベットから落ちるという闇夜の醜態をさらけてしまった。

チューリッヒ・ザンクトガレン