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2022年10月1日(土)JAL 国際線First Class 体験搭乗記

2022年10月1日(土)出発 徳島〜羽田〜JFK〜トロントへの旅
帰りのチケットは取れていない。
特典航空券によるJALファーストクラス体験記

旅のプロローグ

 コロナ禍の3年間で世の中には大きな波が現れた。2022年の年が明け、頭の片隅に今年は飛行機による旅行ができそうかな?という思いが沸き立ってきた。航空業界ではマイルの取り扱い方が会社によって違いが現れた。
 JALは55才を過ぎるとマイルの有効期限が5年に延ばすことができる。JALカード保有だと1万マイルをeJalを1万5千にも移すことができる。(ジェネラルルール)
 コロナ禍、マイルの期間延長は認められず5年のままである。しかし、コロナ禍による失効マイルは申請をすることでeJalに移管することができるシステムを導入した。
 eJalが否応なく貯まっていく。マイルが失効するなら1万マイルを1万5千eJalに変えた方がお得である。この3年マイルを使う機会も無く、気がつけば25万マイル余り貯まっている。後3万マイル余り上積みできれば、夫婦でニューヨークファーストクラス往復も夢ではない。
 失効マイルを月別に表にし、獲得予定マイルもそれに重ねた。1年先延ばしにすると28万マイルの確保は難しい。手っ取り早くモッピーやワオン払いを活用し10月出発にスポットを当てた。10月ならカナダのメイプル街道も色づいている。予定を立て始めると欲張りの本性が牙を出してくる。
 eJalも使ってしまえ!JALカードもアップグレードしてしまえ!とJALの投稿サイトで頂いたもの等も併せて5月の連休明けに北海道旅行を企てた。(先に取り上げた旅行である。)株主優待券で羽田〜千歳の国内ファーストを押さえた。支払いはeJalという具合。搭乗ボーナスマイルも付与されてきた。ホテルもレンタカーもJALのサイトを経由した。ここからもマイルが付与される。
 今年いっぱいのファーストクラス適応マイルは確保できる。次の問題は羽田〜JFK間のファーストクラスの取得手段である。JALサイトにも質問したり投稿サイトの先輩諸氏にも尋ねたり。情報を精一杯集めることにした。
 特典航空券は使用日のマイル残高数で必要マイルが確保できていないとだめだとのこと。予約日のマイル残高ではないらしい。7月に予約が取れたとしても搭乗日が翌年の5月。その5月に必要マイル数が確保できていないとキャンセルになるそうだ。長期のマイル獲得計画なるものが必要になってくる。
 それなら短期勝負でと往復の特典航空券取りを諦め、先ず行きのF航空券確保をターゲットとした。狙いは10月初旬。夏の初めから搭乗日を決め、ひたすらキャンセル待ちにトライ。なかなか取れない。
 トリコの成田さんからはアプリのシートアラートの活用や東京から2便の曜日狙いがあるよ等とも教えて頂く。
 乗りたいから必死こいて遠い日から待ってしまう。

 何ヶ月も同じことをやっている。キャンセル待ちを入れては期限切れ日の案内をもらう。また、キャンセル待ちをリクエストする。リクエスト日の10日を切れば、空きがあれば受け入れてくれている可能性が高まることは分かった。
 出発間際の直前解放に願いを託すことにしたものの出発希望日の空席待ちのメールは出し続けた。シートアラームとも睨めっこしながら。その甲斐があってか9月18日に10月1日の徳島〜JFKの空席を見つけることができた。すかさずそちらの席を確保した。当然片道乗車券?である。復路は運を天に任せるしかない。トリコのニコビーさんが背中を押してくれた。帰国便は旅行途中に降ってきたよって!
 なぜこの時期なのか。昔から紅葉のメイプル街道を訪れてみたいと思っていたことと世界三大瀑布の完全制覇:ナイヤガラの滝をこの目で見るという(結願)の目的のためでもある。北米に飛ぶならニューヨークから入ろうとも思っていた。
 カナダはケベックから入り南西に下るのがベストなのは理解できていたが、私の検索したルート上には、適当な交通手段が見つからなかった。苦肉の策としてトロントで車を1週間レンタルしてメイプル街道を八の字で巡ってやろうと言う考えに至った。
 それからは、旅の具体的なプロセスを構築していかなければならない。いつも頼りにしている「地球の歩き方カナダ」は最新版の出版物がない。過去にイエローナイフを訪れた時のものである。これもコロナの影響であろう。しかし、「ニューヨーク」に関しては最新版を手に入れることができた。
 JFKからカナダへのルート作りに悩むことになる。猶予は2週間。2週間以内にルートを決定させなければならない、おまけに帰りの便のチケットも無い。

10月1日の徳島阿波踊り空港
空港内巨大タペストリー
空港内ステンドグラスの一部

JALファーストクラスラウンジ体験記
 国際線ファーストクラスには死ぬまでには乗ってみたかった領域であった。
 2022年10月1日(土)の徳島阿波おどり空港からJFK空港までを紹介してみたいと思う。
 10月1日(土)5時起床。身支度を整え「徳島阿波おどり」空港に6時30分に到着。通常通り妻を空港ビルに残し、駐車場に車を運ぶ。日本航空カウンターでのチェックイン。荷物預けとコロナに関する規定の誓約書にサインしなければならなかった。書類を渡し終えたのは搭乗前のチェックイン。
 カウンターでは羽田からJFKまでのファーストクラスの搭乗券も発券してもらっているのに何の言葉がけも無かった。何か物足りなさを感じた。
 JAL452徳島07:15発羽田08:25着。機上でスーツケースの鍵の所在が気になり始めた。身近な持ち物から確認を始めるものの、見つけることができない。荷物は国際線にノータッチで運ばれる。アメリカで鍵を壊すより、羽田で何か手立てができればと第1ターミナルでの受け渡しをCAさんにお願いしてみると、降機して待機している地上係員に伝えてとのこと。腹をくくった後キャリアーのトップのポケットを覗くと奥の方から羊のコンシェルジュに結びつけられたスーツケースの鍵を発見することができた。再びCAさんにキャンセルの伝達。それ以上話は進まなかった。
 かつては羽田乗り継ぎでベルリンに向かった時には、こちらの情報を知っていて、これからの旅についての話をしたことを思い出した。ここでもどこかあっけなさを感じてしまった。
 定刻に羽田到着。国際線の第3ターミナルへ。予約していたWi-Fiを受け取り、カナダドルの手持ちが無かったので両替を行い出国手続きに向かった。適度にお腹もすいてきた。国際線のファーストクラスラウンジへと足が向く。常連さんだろうか?地上係員にエスコートしてもらっている。

ファーストクラスラウンジからの眺め。この時間帯には駐機が少なかった。
 JALファーストクラスラウンジのカウンター。
挟土秀平氏による、空、雲、太陽を大胆に表現した独創的な左官の壁面「雲上の夜明け」。
生け花も面白い
空中生け花である。

 路地裏への誘いのような壁をすり抜けるとエントランスに向かうエレベーターが現れた。5月に国内線のプレミアムラウンジは体験したものの、全く構えから様相が違う。国
内線はセルフチェックインであった。
 JALファーストクラスラウンジのカウンターセクションに入ったファーストインプレッションであるが、とてもすんなり手続きをして頂けた。一生に1回かな?なんて思うと緊張するかな?なんて思っていた。スタッフの暖かさや気さくさが伝わってくるようなそんな場所である。国際線はいろいろな私たちのリクエストにもいちいち応対してくれる。
 私はお上りさんになって、いつもの如く「写真撮ってもいいですか?」 他に客もいなかったからなのか、ここもここもと誘導説明してくれた。当然夫婦の2ショットも複数枚撮って頂けた。エントランスの屏風の講釈やら、カウンター後ろの佐官さんのWarkについても。長い時間カウンターセクションに止まっていた。止まって居られる空間でもある。

ファーストクラスラウンジへのエントランス
チョップドサラダ
シュリンプマカロニチーズグラタン

 ファーストクラスラウンジはガラガラ。それでも滑走路側の席は埋まっている。ゆとりのある席を確保。オーダーはスマホからQRコードを読み取りアプリを入手してからとなる。不慣れな私たちにとっては少々不便な代物ではある。
 料理をオーダーすると席まで運んできてくれる。接客はそれなりの応対であったように思われる。ビジネスクラスラウンジの対応とは違いを感じる。ドリンクについてはセルフサービス。東京に1日先乗りしてここをじっくり体験してみようかなと言う思いもあったのではあるが、今回は2時間の滞在で切り上げた。

モーニングプレート
言わずと知れた
JALカレー

 画像達はファーストクラスラウンジで夫婦が平らげた朝ご飯達。
 今朝は5時過ぎに起き徳島阿波おどり空港に出かけたものだから、夫婦揃って朝ご飯が摂れていない。メニューの全てを紹介することはできないが、ラウンジ内で食べたいものを食べてみた。
 ビーフカレーは冷凍の物を取り寄せたことがあるが、肉が少し固く臭みも感じられた。(画像2):ラウンジのカレーは肉も柔らかく臭みも無く美味しく頂けた。雰囲気の違いだけではなさそうである。ルーだけのオーダーも可能なようだ。
 どのお品も食器が統一され、国内線のプレミアムラウンジとは雲泥の差を感じる。コロナ禍で無ければ、もっと上質のサービスを受けられたのにと残念な気もする。 ここを利用する乗客もちらほらといった状態で、ゆっくりと搭乗までの時間を過ごすことができた。夫婦で喰いに入った状態ではあった。


退出時は鶴の羽ばたきが見られる
ファーストクラスのモニター。流石に大きい。
ウエルカムドリンク。シャンパン!

 ラウンジは半日でも佇むことができそうであった。お酒も(飲み放題)入ると1日いられそう。出発時間が迫ってきたのでJAL006便に搭乗することに。

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