カメラの話
カルガリー
イエローナイフ
極光出現
これぞバイソン
オーロラの旅
2012年8月25日 (土)
6時過ぎに目が覚める。晴天。6時45分に自宅発7時30分には徳島空港に着いていた。空港までは娘が送ってくれた。これから長い長い8月25日を送ることになる。ビール片手に定刻8時に全日空機は離陸。9時30分には羽田に着陸していた。上空から初めてスカイツリーを見ることができた。
前日三脚のテスト使用の際,脚を破損させてしまった。新しい三脚購入のため品川にキタムラカメラを認めたので京急を降りる。しかし,そこには機材類の販売はなくJRで有楽町のビックカメラへ向かうことにした。駅横すぐなので便利。徳島で買ったのと同じ三脚を購入。徳島9000円ビックカメラ10000円と徳島の方が安かった。自由雲台の三脚は5万以上のものが多く2〜3万の手頃なものがない。仕方なく1万円にしてもらって購入。オーロラ撮影にはワンタッチで操作が済む自由雲台の方が使いやすい。
羽田でチャージしたスイカを改札にかざし日暮里へ向かう。日暮里で京成線に再び乗り換え終点の成田空港を目指した。13時に到着。空港内へ入る前にパスポートを提示させられる。早速ANAカードの勧誘に捕まる。反対に成田空港の情報をゲットできた。
まず,関空利用の時と同じように銀行の交換レートを比較することにした。どの銀行もあまり変わらないのでみずほ銀行でカナダドルのTCを手に入れようとした。店員の話によると500ドル以上の交換しか受け付けてもらえないという。他行に行っても同じだった。しかし,千葉銀行の店員さんが「トラベレックス」なら少額でも取り扱っていることを教えてくれた。日本円3万円ほどを350ドルに交換した。手数料込みで1ドル82円41銭となる。1ドルを現金に換えると87円を上回る相場でありTCと5円以上の違いが発生する。かつて郵便局が取り扱っていたカードには金額を設定しておけば現地通貨がATMから引き出せるシステムがあった。これは便利であった。クレジットからのキャッシングもお手頃なのであろうが,バルセロナで偽警官に騙された経験を持つものにとっては使いたくない。今回は家に眠っていた10ドルとTC350ドル+クレジットカードで出かけてみることにした。
成田空港で携帯機能のチェックや目薬・ボールペンの購入や昼食等を摂っているとエアーカナダのカウンターも空いてきた。そこではANAではなくユナイテッドのマイレージを使うことにした。航空会社ごとに加算率が違っている。ANAだと50%ユナイテッドは100%である。
出国審査もスムーズに終了。免税店でシーバスリーガルのペットボトル入りを購入。16時出発のAC10に搭乗。10時間の空の旅が始まる。とはいっても家を出てここまで9時間を要している。機内は個別にモニターや電源装置があてがわれている。ハード面はカタール航空と変わりない。しかし,ソフト面では使いづらさを感じた。映画などが古い。機内サービスについては普通で機内食の味付けは日本人好みではないだろうか?
カナダ カルガリー着
カルガリー空港へは同日10時過ぎに到着。イミグレーションをすませバッゲジクレームで自分の荷物をピックアップしトランジットの手続きを済ませなければならない。手続きの場所は出口近く左手奥にある。(看板が出ている。)ここで荷物を預けておくとカルガリーでの行動が身軽になる。
到着ゲートを抜けぶらぶらしていると,かわいい日本人のお嬢さんから声を掛けられる。内容は「これからホテルのバスが迎えに来るのだがカナダドルを持っていないのでチップを渡せない。TCしか持っておらず空港内のお店では使用を断られた。」と言う。「旅の恥は掻き捨てでチップなしでいったら?!」とアドバイスして別れた。バンフまで行くそうである。女の子の一人旅であった。かく言う私も現金の持ち合わせは10ドルである。350ドルはTC。私もTCの現金化に努力しなくてはならない。彼女の言うように空港内のお店(到着フロアー周辺)では使用を断られた。
それならカルガリー市内へ出てやれと「エアポートシャトル」に乗り込む。料金は15ドル。(カード払い)ホテルと空港間の送迎が主な目的で,市内散策客用の利便性は考えていないようである。カウンターで行き先を聞かれたがどんなホテルがどこにあるかまで調べていない。とりあえずダウンタウンで押し通すと「マリオット」をチョイスしてくれた。
イミグレーション
カルガリー周辺の自然の雄大なパネルが壁いっぱいに貼られているのだが、よく見ると大きなビスで直止めされている。
荷物のトランジット
ここで荷物を渡しそこねると身の自由が奪われるはめに。カナダ国内への荷物の乗り継ぎはセルフサービスのようである。
出口へ
右奥出口。左奥荷物のトランジットカウンター。
マリオットはカルガリータワーのすぐそばにあった。空港からは25分くらいであったろうか?すぐさまチケットをカードで購入。16ドル。カルガリータワーから周辺を見渡した。ロッキー山脈は,早くも雪化粧。
カルガリータワー
カルガリーのシンボル。街はコンパクトでゆっくり時間を過ごすには丁度良い大きさかな。
タワーおなじみの
ガラス越しに真下の景色を見ることができる。お馴染みの風景。タワーの影がマリオット前の道路に。
初冠雪のロッキー
遠くロッキー山脈が見える。山頂付近に雪らしいものが・・・。
その後A&Wでハンバーガーを食べた。パンがおいしかった。やはりカード使用8ドル。マリオットホテルで絵はがきを購入。切手も買ったがTCは使えず,カードで支払い。この切手だが額面の表示がない。日本までだというと3枚貼れという。絵はがき3枚分で切手9枚絵葉書が0.99ドルなのに12ドルの支払いは高すぎないだろうか?
街の散策に入る。いろいろなモニュメントが目に入る。走っている車は高級車が多い。メインストリートに沿ったショッピングモールも街の規模に比べて馬鹿でかい。高級店も数多く入っている。円高の現在といえども日本より物価は高く感じる。金やダイヤモンド・オイルサンド等で経済は潤っていそうである。葉書の支払いになんか目も留めないのであろう。
さて,空港までどうやって帰ろう?マリオットの横にハイアットホテルがある。ここで客になりすまそう。コンシェルジェに空港まで行く方法を聞くと「エアポートシャトル」を手配してくれた。ルームナンバーなんかも聞かれたが,うまくやり過ごせた。イエローナイフ行きの飛行機は22時20分発である。現在17時30分,ホテルロビーでシャトルの到着18時17分までを過ごした。コンシェルジェからは15ドルの料金を聞いていたが,ドライバーが食わせ物。10ドルのチップを要求してきた。相場なら3ドルまで?5ドルしか払わないと「ドアを開けて!」ととたんにサービス精神が消え去っている。何とか20ドルで空港まで帰ってくることができた。しかし,TCはTCのままである。出発まで3時間ある。
カルガリータワーから
路面電車の軌道が真っ直ぐに伸びている。
カルガリータワーから
面白いデザインのビル。大きな建物も建設されている。
市内を直線的に走る
ストリートカーの両サイドには大きなショッピングモールが広がっていた。
金網の上に足跡が
A&Wでハンバーガーを食べぶらぶら歩いていると通路の金網に細工が。
馬の骨格
街のところどころにいろんなオブジェが置かれてあった。一番大きなものはやはりカルガリータワーか?
22時近くになって
ソファーを2つ向かい合わせに足を投げ出し、ビール片手にカルガリーの黄昏時を一人楽しむ。
再び空港内の探索に入る。「日本円使えます」の張り紙に引かれ入店。日本人の店員。おまけに大阪のおばちゃん。1時間あまりいろいろ話に付き合ってもらった(品物の物色も含めて)ここでサーモンジャーキーをTCで購入。95ドルばかりの現金を手に入れることができた。フードコートでビールをゲットし一杯引っ掛けながらカルガリーの遅い夕暮れ,黄昏色の移り変わりを一人楽しんだ。空港内の椅子という椅子たちはみな大きなソファーである。長い長いトランジットタイムに対応しているのだろうか?二つ向かい合わせに置くと小さなベットに早代わりもする。こうなれば後は眠り込まないように注意しなければならない。
22時20分定刻に出発。飛行機は横4列60人乗り位の小型ジェットだった。席を非常口に変えられた。飛行機からのオーロラも期待していたのであるが,それは逆サイドで確認できたようである。イエローナイフでは雨に迎えられた。割と大きな雨だった。(日付は8月26日に変わっている。)
○○サークル:メンバー紹介