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アメリカを後に
9月16日(水) 帰国の途に
 ワシントンDC13:10発の予定である。7時前に目が覚めた。Hさんが7時半前に家を出るという。お礼とさよならが是非とも言いたかった。Jも出勤を遅らせてくれたようだ。9時前に名残を惜しみながら,Jの家をおいとまする。
 燃料ゲージは残量100マイルを切っている。時速50マイルで走れば燃費も伸びるであろう。レンタカーだがフルカバーで燃料もタンク一杯分付いている。満タン返しの必要はない。ダレス空港の敷地に入ってもレンタカーリターンまでの道のりは遠かった。燃料が少し心配になってきた。何とかパーキングに入った。係のおじさんが数分間のチェック。端末から出てきたレシートを受け取る。
 空港までのシャトルバスは待機している。しかし,空港では国内線の停車場で降ろされる。長い道のりを移動しなければならない。
 ユナイテッドのカウンターに到着。係はいるのに自動チェックイン機を使わされる。「ちゃんと仕事せえよ!おばちゃん」と言うとふいに顔を上げる。「おばちゃん」に反応したのだろうか?暫くすると黒人のおじさんが現れ荷物のチェックインをしてくれた。重量オーバーだというので,荷物をトレードするというと合計で大丈夫だと言ってくれた。事前にもらった書類には32kgまで3個分まで可能となっているのに。1個23kgは超えているが32kgは超えていない。
 ダレスの「ユナイテッドクラブ」に入ったが,垢抜けた感じは少しもない。だらだら働く人々の印象だけが今も残っている。SFOのがシックで落ち着けたであろうか。帰りの便は777であった。変な座席アレンジで進行方向と逆向きに座った。日本までは飛行機の外はずっと太陽が顔を出している。その日の内に帰れる感覚ではあるが日付変更線で一日加算される。

3週間過ごしたアメリカとお別れ

 ユナイテッドクラブからのB777。これから乗って帰る飛行機である。B777は家族でチリのサンチャゴまで出掛けたときに関空〜ロサンゼルス間で初めて乗った飛行機である。17年前になる。B747にしろ旅客機は息が長い。35年前に初めて乗った。成田〜サンフランシスコ間だった。

ミーハーなラストエンド
カラフルなコンコース ユナイテッドクラブにて 後ろ向きのシートアレンジ

夕食 夕食 夕食 和食

 星条旗ってかっこいいなと思う。星条旗よ永遠にって平気で言うものね。日の丸よ永遠にっては言わないね。国歌の中に歌い込まれているし。

 海鮮。シーフードって言ったけ? チーズ・クラッカー・ワイン アイスクリーム

朝食オムレツ 朝食シリアル シートコントローラー

9月17日(木) 帰国
 成田15:30着。30分ほど早い到着であった。成田で時間を潰さなければならない。AAのビジネス利用だと「さくらラウンジ」の利用ができた。ユナイテッド利用なのでANAの「アライバルラウンジ」が利用可能だと当然のように思っていた。国内トランジットで利用は可能か?の問いに係は「利用可能」の返答。ラウンジへ向かうが入り口で利用を断られた。文句を言えども・・・。
 4階で時間を潰すことにした。プライオリティのラウンジもあるが到着に適応されるか確かめていない。中華そばとヱビスビールで早い夕食を摂る。なぜか東京土産に「東京バナナ」と「ごまたまご」を買い込んでいた。娘と息子が好きだった。
 成田17:55発伊丹行き。到着した時から18:15の出発遅延の張り紙が張り出されていた。この分では出発はもっと遅れそうだと予測できる。案の定,伊丹19:15の到着予定が20時近くになっていた。当然予約してあった海部観光の19:50のバスには乗れず最終の21:00となる。
 私の前にテレビクルーが3名ほどカメラを回している。まさか?私の取材では無いことは確かである。後ろを振り向くと脂ぎった「たむけん」が先を急いでいた。
 空港の待合に妻を残し,バス乗り場までのルートを確認した。荷物も1.5倍に膨らんでいる。遠回りさせたら大変。ケツの痛い妻を抱えている。途中コンビニでビールとつまみを購入。3時間30分のバスの旅程に備える。室津のパーキングでのトイレ休憩もあるがアルコール販売はないからである。
 バスの運転手は知人の直輝の父さんだった。旅の終わりにかつて知り合った人と再び会うなんて・・・。この夏京都のシネマコンビのエレベーターの中でかつての同僚親子と一緒になることがあった。今年もう一回誰かとありそうである。
 娘は24時を回っているのに終点の橘まで迎えに来てくれた。明日仕事もあるのに。有り難う。

旅のエピローグ
 帰国後早速妻は整形外科へ向かった。案の定ケツは割れていた。「尾骨骨折」その日以来今もカルシューム剤を手放せない。

 今回の旅のために多くの時間をかけた。従前なら飛行機の予約とレンタカーの予約だけで飛び出していたように思う。準備のために多くの時間をかけられる環境になったせいかもしれない。旅にも多くの時間をかけられるというのも一因か?プランを立ててはイメージし、新しい情報が入ればプランを建て直していた。情報収集の範囲も広げた。空振りした時の痛手を最小限にしている自分に気がついた。転ばぬ先の杖も突いている。保険も限度額を引き上げた。と言っても年会費無料の自動付帯カードを追加しただけではある。
 病院にお世話になることは考えたが、なれないこともあることを今回経験することができた。帰国する勇気も時には必要であることも。
 今までの旅にもまして経験することは大きかった。宇宙であり大地であり海であり。大自然の一部と触れあうこと。動物たちと巡り会うこと。人の営み。人と動物の関わり。そして文明の偉大さと悲惨さ。3週間のアメリカ旅行ではあったが,とてもとても長い時間を過ごしてきたように感じている。


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