旅の始まり
北京第1日
北京第2日
北京第3日
北京第4日
5月16日(日)第3日 明城壁遺跡 天壇公園 天安門広場 故宮博物院
北京3日目。朝から曇っている。 6時45分のモーニングコール。8時15分の出発。今朝はパンにも手を伸ばす。美味しい!
明城壁遺跡
中国の古代都市は城壁に囲まれている。北京もしかりと思いきやほとんど城壁が残っていない。明城は建築資材を市内に運び入れた門だという。入り口近くで中国の母子が目にとまる。一人っ子故の母親の対応なのだろう。自己中の大人になるしかない?!万里の長城から察するに壁も高ければ城も頑固なものになるのだろう。
北京はかつて城壁に囲まれた都市であった。東西南北にこのような門があり、各門からは入ってくる物が決まっていたという。この門からは建築資材が運び入れられたそうである。
門といえど屋根裏にまで彩色が施されている。城壁は文化大革命で壊され高速道路の環状2号線と化している。残っている城壁は少ない。
一人っ子政策の象徴的シーン!母親が子どもの頭の上に花形の日よけを掲げ子どもの動きに合わせてついて行く。日よけは折りたたんでコンパクトになりそうである。
天壇公園
へ。
ここも又中国を彷彿させられる場所の一つである。中国の紹介写真を見ると必ずと言っていい程登場する。訪れるとまたもやびっくりさせられた。世界遺産にもかかわらずその場でカード賭博や将棋・子どものために平気で自転車が持ち込まれている。庶民の憩いの場である。
祈年殿では結婚式の前撮り撮影が行われている。自分の気に入った場所でカメラを構えていると、血相を変えて文句を言ってくる。殿内を覗くにも相当割り込まないと順番は回ってこない。出口でお土産を物色するが定番のマグネットに落ち着いてしまう。
長廊から祈年殿
公園内は楽器の演奏やコーラス・トランプや中国将棋・自転車まで持ち込んでいる。自由な雰囲気が満載。
祈年殿
中国を彷彿させられる建造物の一つである。結婚式の前撮りロケであろう数多くのカップルが写真撮影していた。
祈年殿内部
椅子は皇帝の玉座。これを撮るためには,多くの人々の間を分け入らなければならない。
結婚式の前撮りロケ
ポーズを撮るカップル。美しい人からそうで無い人までいろいろ。世界遺産でこんなことできるんだね。
カード遊びに興じる
長廊の下では男女を問わずカード遊びに真剣に取り組んでいる。賭の対象なのでしょう。将棋にも人だかりが・・・。
長廊
色遣いは頤和園の長廊とにている。絵が描かれていない。
この廊下の欄干にカードの場を巻き付けひもで止めてある。
祈年殿より
ここで写真を撮っているとほんの数十秒なのに「のけ!」と怖い顔をしたお姉さんから声がかかる。
裏側は人気がないのか?人気(ひとけ)もない。
祈年殿構造
天安門広場
20年前になるだろうか?テレビの画像は天安門を戦車が横行し庶民が虐げられている姿が記憶に蘇ってくる。毛沢東の若かりし頃の写真は定位置に掲げられ、その亡骸も近くに安置され、庶民に公開されている。10万人を結集できる広さを持つ天安門広場、流石にでかい。
10万人の人々が集まる天安門広場。20年前には凄い映像が流れてきた。
毛沢東は建国の父。亡骸も近くに安置され、午前中は公開されているそうである。
愛国心の高揚。天安門で旗を振る少年。
故宮博物院
天安門を地下通路から抜け故宮に至る。日本の御所を遙かに凌ぐ。スケールが違う。かたやこれだけの搾取を行ってきたのだという実感も沸いてくる。頤和園しかり。じっくり時間を掛けて巡りたい場所である。圧倒される。
午門
大和門
大和門
大和殿
中和殿
仙人走獣
格の高い建物ほどたくさんの獣が乗っている。先頭は鳳凰に乗った仙人。
王家の紋章?
同仁堂の漢方薬の箱にもこの紋章がプリントされている。
九龍壁
閲是楼
鏡と如意棒:ここから京劇を鑑賞した。
ラストエンペラー
自転車シーン撮影場所
神武門
角楼
同仁堂漢方
妻が体調を崩し哲ちゃんに相談すると同仁堂が良いという。この日の最後となってしまったが、脈を取っていただいた老子が穏やかな表情で淡々と語る。頷く妻。漢方を処方していただいた。快報に向かうと良い。
京劇鑑賞:梨園劇場(前門建国飯店1階)
暗闇での格闘シーンを演出。
羽衣の動きが絶妙。
棒が飛び交いスペクタル。山に薬を探しに行き格闘だなんて。しかし、3回も棒を落としてしまった。
京劇鑑賞
梨園劇場に出かける。5000円。3幕。1幕目は闇の中の格闘シーン。2幕目は天の羽衣。3幕目は山に夫のために良薬を取りに行く妻の格闘シーン。だったろうか?両舞台袖にスーパーで字幕が出るが英文を辿っていると劇が見えず、劇を見るとストーリーがいまいち理解できずといったところだっただろうか?しかし、初めての京劇:堪能できた。
北京第4日