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                         賢治の旅日記
東北夏祭り(令和元年)陸奥夫婦旅  青森ねぶた祭
8月2日(金)青森にて「ねぶた」鑑賞
 本日の行程はホテルアルファーワン鶴岡〜青森〜グリーンホテル大館の行程ではあるが,観光するなら午前中「鳥海ブルーライン」。午後から「十和田湖」及び「奥入瀬」。「八甲田山」から青森市に入ろうと計画していた。
 6時30分に起床。7時から朝食を摂る。味噌汁がとても辛かった。が,その他の物は薄味であった。「郷土料理」の芋煮の様な物もあった。8時ホテルを出発。鶴岡道形SSで給油(891.1Km55L+20L)を行う(8:24)。道路標識に我が家の名字を発見!鶴岡の人々には有名な存在だったかも知れない。続いて「こあら」も発見。「ぱんだ」は出てこないかな?と期待を膨らませる?

「こあら」の地名に驚く 旧青山邸いざ開門! 「鳥海山」五合目

 ガイドブックに載っていた「旧青山本邸」にも寄ってみたが,まだ開館前であった。
 「おけさおばこライン」から「十六羅漢像」へ向かう。まず,近くの道の駅で情報収集したかったが,それらしき物を探し当てることはできなかった。それでも,道路標識に従い,「十六羅漢」に到着。海岸の岩に掘られた十六体の羅漢像が並ぶ。実際は22体の石仏が有るようである。海ふちにあり,傷み具合もひどく歴史の重みも感じられる優しい顔をした羅漢さんである。駐車場に車もちらほら。羅漢前には数組の観光客しか確認できなかった。夜はライトアップされているらしい。

十六羅漢様 十六羅漢案内図 風雪に耐えた羅漢様

 その後,「鳥海ブルーライン」へ。「十六羅漢」前の駐車場よりストレートに「鳥海ブルーライン」に乗ることができる。麓から鳥海山を認めることはできなかった。ダメ元で「鳥海ブルーライン」を登る。秋田杉の林を抜ける。ますます雲は近くなってくる。道路は小腸のように曲がりくねっている。5合目の展望台にやって来たが,状況は変わらず。今度は下界が見えない。当然鳥海山を見ることもできない。山の斜面が少し見えるだけである。「ブルーライン」から「ホワイトライン」に名を変えた「ブルーライン」を下る。上る時と同じように,こちらも小腸の如く,道は曲がりくねっている。エンジンブレーキに頼ることのできないほどの急勾配でもある。

笹森展望所

 初荷峠の展望台より高い位置にある。屋根があり湖が見えないと思ったが屋上に展望台がある。天気も良く鳥海山の天気を恨めしく思う。

 麓の「にかほ」まで下りても,鳥海山は一度も顔をみせてはくれなかった。国道7号線に再び乗る。秋田自動車道へ。制限速度がなんと50Kmだ。八郎潟の東側を抜け,十和田湖に向かう。秋田自動車道を乗り継ぎ東北自動車道小坂インターチェンジで下りる。「十和田大館樹海ライン」を抜け,「笹森展望所」から「十和田湖」を眺める。私達以外の観光客はいない。二人締めの世界を味わう。

初荷峠からの十和田湖 十和田湖畔 高村光太郎「乙女の像」

 その後「初荷峠」へ。ここには土産物屋もあり観光客もちらほらしていた。「十和田湖」は2度目の訪問となる。前回はゴールデンウイークの最中。しかもメイストームの最中の訪問であった。「乙女の像」も横殴りの雨の中を進んでいった。もう10年も前になる。

妻が珍しくカルガモの親子を撮影 名物「ばら焼き」なのだが・・・ きりたんぽ鍋

 今回も湖畔の食堂で遅い昼食を摂った。2階から湖畔を眺めながらの食事ではあった。「B級グルメ」として名を馳せた物らしいが「Bの4乗級」の食べ物であった。(タマネギは美味しかった。)この「ばら焼き」タマネギばかりが,やけに目立つ。妻はきりたんぽの鍋をオーダーしていた。1階でお土産を物色し,車を駐めたまま「乙女の像」に向かう。夏休みだというのに観光客もちらほら。記憶とは違い,意外に近かった。もう少し美しい像だったという記憶もあるが,高村光太郎晩年の作である。青森土産を買う時間は今しかないだろうという思いで,追加土産を数品購入し,「奥入瀬」へ向かう。

奥入瀬渓流銚子の滝

 奥入瀬は良い。現を忘れさせてくれる。時空を越えた静寂感が満ちている。
 観光客が引いた後など一層その思いが染み渡る。

 「奥入瀬」は初めての訪問。広葉樹林群とその中を流れる清らかな水がとてもマッチしている。マイナスイオンを体全体で感じ取ることができる。途中滝を見ることもできた。駐車スペースが少ない。駐めた場所はバスの停留所となっていた。そんなことにも気付かず,滝の写真を撮りに森に入り込んでいた。

「奥入瀬」の流れ マイナスイオンたっぷり 「雲井の滝」

「奥入瀬」から「八甲田・十和田ゴールドライン」を通り「八甲田山」方面へ向かう。ナビは現在位置を拾っていない。ブナの原生林だろうか?白樺なら幹が白いので判別は付く。木漏れ日が光のシャワーとなってこぼれ落ちてくるかのような光景である。シャワーヘッドは緑色に太陽の光を賺し,それもまた心地よい。上を向いていつまでもドライブしていたい。

知らない間に妻が・・・ ゴールデンルート! 「酸ヶ湯温泉」だ!

 「笠松峠」辺りでは,「八甲田山」はこれだ!あれだ!とその所在に意見を戦わせていた。実際の「八甲田山」の確認は取れずじまい。しかし,目視していることには違いない。
 暫く走ると冬場積雪のニュースとなると有名な「酸ヶ湯温泉」も右手に確認できる。すかさず写真を撮る。

青森ねぶた
 ねぶたは立体的で、見る角度を変えると、重なり具合が変化し、色々な様相を演出してくれる。コーナーは、オーディエンスが見る位置を変えなくても、ねぶたが角度を変化させてくれるお勧めのポジションである。

 一路青森市を目指す。本日の本題の「ねぶた祭」を見るためである。山道を下り切ると青森市内。渋滞が始まっている?のかと思いきや,暫く走ると車は流れ始めた。「ねぶた」の会場周辺の道路も動いている。ネット上で公開されている指定の駐車場を尋ねるが,誰も知らない。本部席近くの係の方に会場に隣接した駐車場を勧められたが,途中のエスケープができないことに気づき,この駐車場を諦めることにした。
 暫く走って,お巡りさんを掴まえる。駐車場を聞くと本会場から1本離れた駐車場が良いと言う情報を頂けた。だいたいの場所も教えてくれた。会場の中央付近を北に一本はずれた通りの駐車場を確保することができた。

ミスねぶた 東南の角から北を眺める いざ!ねぶた!

 見学場所は,「ねぶた」を引き回すコーナーと決めていた。小さな500円のビールを引っかけながら祭の始まりのざわつき感をも感じながら,目指すコーナーへ向かった。妻は早くも「ねぶた」の鈴をお土産にと購入を始めた。「跳ね人」の格好をした売り子のお嬢さんが次から次へと通りすぎていく。
 予定時間通りにパレードが開始された。ミス「ねぶた」の3人のお嬢さん方が先導する。今日は青森市の「ねぶた」の初日でもある。阿波踊りでは踊り子とお囃子のグループを「連」と呼ぶ。「ねぶた」の団体は何と呼ぶのだろうか?大きな「ねぶた」には企業が付いているようで大きな企業名が添えられていた。「ねぶた」の後には「跳ね人」が続く。小さな子どもも「跳ね人」として参加している。
 最後まで見てはいたかったのではあるが,パレードの半分を過ぎた辺りで今宵の宿泊地「大館」に向かうことにした。「ねぶた」を見る人々の人垣の一回り外を駐車場に向かって引き返す。途中「ねぶた」を見ることもできる。「ねぶた」の緻密さ精巧さに驚き,「跳ね人」達の体力の凄さににも感心させられる。「ラッセラ!ラッセラ!」のかけ声も耳元から離れない。左大腿骨にチタンの入った妻が跳ねている!

ねぶたの顔がとても面白い 八岐大蛇かな? なまはげに通るのかな?

 さて,駐車場料金であるが6時前から2時間以上駐車したことになる。徳島の阿波踊り期間中なら,とんでもない料金になってしまう。しかし,400円でこの駐車場を出ることができた。とても良心的な地域なのだろう!「ねぶた」会場の一本裏で30メートルも入っていないロケーションだ。
 青森市内で宿泊できれば,良かったのではあるが半年前より,青森市内のホテルを予約することは困難であった。今回のルート的に明日3日に秋田の「竿灯」を見る計画を立てている。これまた,「竿灯」の初日である。青森と秋田の中間地点に当たる「大館」に白羽の矢が当たった。ホテルも予約することができた。
 一路「大館」に向かう。しかし,ナビは「黒石」で高速を下ろそうとする。何度入れ直しても思った方へは向かってくれない。マニュアルで(地図を見ながら)「碇ヶ関」で下り国道7号(羽州街道)で「大館」に向かうことにした。紆余曲折がありながらも「大館グリーンホテル」に何とか到着することができた。途中のコンビニで,夜食を買い込んだ(21:41)。 

大館グリーンホテル外観 ホテル部屋 三日月も美しい

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