新潟笹川流れ
青森ねぶた祭
秋田竿灯祭り
盛岡さんさ踊り
山形花笠踊り
三方五湖経由
|
賢治の旅日記
東北夏祭り(令和元年)陸奥夫婦旅 山形花笠踊り |
8月5日(月)山形で花笠を見る。その後米沢へ。
今回の旅では6時半起床。7時朝食。8時出発がパターンとなって定着している。本日も定刻に起床。ホテル付きの朝食を摂る。東京の大鳥居の東横インより品数は多い。チェックアウト後,妻と荷物を残し車を駐車場に取りに行かなければならない。ホテルまでの道程も一方通行路を教えてくれている。ホテルに一番近いコースではある。実際に戻るには仙台駅の東の端を廻ってこなければならなかった。妻はフロント横のアイスマシーンで氷の調達をしていた。車に積み込んであるクーラーボックスを冷やすためである。お陰でいつも冷たい飲み物をゲットすることができた。
仙台には七夕祭りより1日早く入ってしまった。飾り付け作業等でも見てから蔵王に向かおうとも思っていたが,仙台の交通量の多さに恐れをなし,そのまま蔵王方面に向かうことにした。夏の蔵王は初めて。今日も給油場所探しから始まる。仙台市内では見つけられず蔵王町で給油することになった。(469Km43L)
最初の見学地は「蔵王エコーライン」の「滝見台」。給油後暫く走ると山岳道路に行き渡る。「蔵王エコーライン」である。急なカーブを上っていく。丁度中腹に当たる辺りだろうか「滝見台」の標識を確認することができた。谷の向こうの滝の遠景を見ることができる。「三階の滝」と命名されている。広葉の頃を想像すると,ものすごい紅葉に包まれた景色が想像できる。まだまだエコーラインは続く。
森林限界が確認できる。「駒草平」に到着。ここでも渓谷に刻まれた滝がみてとれる。トレッキングに人々が入っていく。アイスクリームを舐めている妻を車に残し,少し登ってみることにした。下りてくるキャノンのカメラを提げた好老爺が話しかけてくる。もう少しトレッキングを入ると「アサギマダラ」が見られると自分の撮った画像を見せてくれた。「アサギマダラ」といえば海を渡ってくる蝶である。2〜3日前には見えなかったという。トレッキングコースに踏み入ると,たくさんの「アサギマダラ」を確認することができた。
「御釜」刈田岳山腹
森林限界を超えた地に広がるカルデラ湖。 |
|
一路「御釜」に向かう。「御釜」は刈田岳にあいたカルデラの湖である。エコーラインより有料(蔵王ハイライン)で山道を登ると駐車場やレストハウスが整備されている。観光客もどこから沸いたのかと疑うほど多くの人々で賑わっている。四国の車両は発見できなかったが。大分ナンバーを発見してしまった。負けた!レストハウスからカルデラの外輪を少し登るとエメラルドグリーンに染まるカルデラ湖の「御釜」が眼下に広がる。こんなカルデラ湖も珍しい。カルデラ湖といえば回りに鬱蒼とした森林を従えている姿を想像してしまう。今回の旅行で見てきたカルデラ湖は,そんな様相であった。ここは標高も高く,森林限界地帯。おまけに火山活動も頻繁なのだそうだ。このような景観に水を湛えたカルデラは神秘的な顔を持つ。
|
|
|
|
|
|
|
|
御釜とともに |
神社が奉納されている |
路線バスがここまで |
駐車場で「山寺」をナビに入力するものの反応せず,エコーラインは小腸のように曲がりくねり坂を下りていく。「山寺芭蕉記念館」を入力するとナビが拾い始めた。ナビに従う。山形蔵王方面のコースは選択しなかったようだ。真っ直ぐ西に進路を取り,国道に乗った。北上の指示。天童市にイオンの標識を確認。「山寺」を後回しにし,お米・土産・昼食等の物色に向かうことにした。 新しいイオンでナビには表示されず,道路標識に従って向かった。山形産のお米2種と山形限定のお土産をゲット。レストランでは,またしても「利久」を見つけてしまう。山形の郷土料理店も見つけることができなかったので,再び「利久」へ。妻は麦飯・だしとろろ・黒酢ざくろ・牛タン生ハムのシーザーサラダを私は極まる得トマトソース煮を食べている。13時33分。
|
|
|
|
|
|
|
|
本日の昼食(イオンにて) |
牛タンが思いの外分厚い |
松尾芭蕉記念館 |
お腹も満たし,「山寺」(宝殊山立石寺)を目指す。ガイドブックでは1015段の石段を登り切らないと行けないそうである。「山寺」の駐車場にやってきても,「山寺」への行き方が分からない。広い駐車場にもかかわらず,数台の車しか駐車していない。とりあえず「山寺芭蕉記念館」に向かい,様子を伺おうと言うことになった。受付で色々質問をし,概要がつかめた。「山寺」は向かいの山一帯の寺々を指すとのこと。車では上れないという。この暑さの中の歩きを断念する。石にしみいる蝉の声が聞こえたかも知れなかったが・・・?その代わりと入っては何だが,「山寺松尾芭蕉館」を見学することにした。芭蕉直筆の句が保存展示されている。ゆっくりじっくり松尾芭蕉の世界を垣間見た?おまけと入っては何だが,ラジオガイドが無料で貸してもらえる。じっくり説明してくれる。
|
|
|
|
|
|
|
|
この地で読んだ芭蕉の句 |
蝉の声が・・・ |
山寺の五大堂? |
祭まで時間がある。時間が許せば小屋酒造で花羽陽を買ってきたいと思っていた。この酒屋さん「朝日放送」の番組の中で紹介されていた。山形のどこかの観光課?の方が「小屋酒造」の「花羽陽」の事をピーアールしている表現に心惹かれていた。一度呑んでみたいなと思っていた。「山寺」から1時間余りの距離。思い切って出掛けることにした。思っていたより時間を食った。それでも4時過ぎに小屋酒造に到着することができた。感じの良い奥さんが相手をしてくれ,試飲もさせてもらえた。気に入ったお酒を手に入れることができた。酒米以外からもお酒を造っているという。妻にもお茶を出してくれた。居合わせたおじさんも柔らかい口調で「肘折温泉」などの見所を話してくれた。
山形花笠踊り
思っていた以上に運動量がありそうである。
中腰の姿勢が物語っている。阿波踊りでも腰を落とすと、とても厳しいものがある。 |
|
本日メインの花笠祭に舵を切る。山形市内までの道程は順調であった。市内に入ると大渋滞に巻き込まれ,車はほとんど進んでくれない。それでも山形駅に向かって車を進めていくと花笠の出発地点に遭遇。左に舵を切り駐車場を探せど見当たらず,今度は右にハンドルを切る。一隅に空車マークのパーキング群を発見。ここから500mあまりを出発点目指して歩くことになる。明るい内に着くことができた。(18:50)ファミマでドリンク剤購入。
花笠祭りは意外と狭い通りで開催されていた,お客さんも昨日までの他の祭と比べ人混みはなく,ゆっくりと観覧することができた。花笠を持って踊るという基本的なルールは有るようだ。しかし,衣装については,各グループの創意に任されているらしい。Tシャツに半ズボンで踊っているグループもある。「やっしょうまかしょ」聞き慣れた音頭が響いてくる。数十分踊ると給水タイムに入る。2回目の踊りが始まる。小さな子どもたちも一生懸命踊っている。「ねぶた」も「さんさ」も「花笠」もその素直な姿には心洗われる思いがする。一つの踊りグループから川崎麻世が突然近づいてきた。これにはびっくり。花笠音頭の概要も掴め,かわいい花笠踊り人形の起き上がりこぼしもゲットすることができた。
この旅の最終宿泊地である米沢のホテルへ向かおうとナビにホテルをインプットするが,検索に引っかかって来ない。住所検索にシフトしなければ。今回ナビの使い勝手の悪さに少々閉口。
ホテル探しは米沢ルートインのフロントにて所在を尋ねることになった。「分かりにくいよ」とまで言われた。米沢駅の地図でも確認するが,よく分からない。ホテル近くのファミマで聞いてみるものの,地図と睨めっこし,あの辺りであろうと言われる結果に。それでもホテルに到着。再びファミマまで夜食を購入に向かう。時間は22時13分。お世話になった青年にもお礼を言うことができた。感じの良い青年であった。
ホテルはウォシュレットもなくエアコンの効きももう一つであった。明日の朝はいつもよりゆっくり出発しようと思っている。
|
三方五湖〜帰路へ
|