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                            賢治の旅日記
東北夏祭り(令和元年)陸奥夫婦旅  秋田竿灯祭
8月3日(土)秋田の「竿灯」を見る。
 大館グリーンホテル〜秋田。秋田〜横手セントラルホテルが本日の行程である。

大館駅前の「秋田犬の群像」 「花善」の鶏めし 大館駅前

 大館グリーンホテルは,今回の旅行で唯一朝食付きのプランではなかった。それが,スムーズな流れを呼び込んでくれた。昨年,成田〜サンフランシスコまで席を隣り合わせたお嬢さんからの情報を活用させて頂いた。彼女は秋田生まれで大館?(逆かな?)で育っている。大館の「鶏めし弁当」(900円)を紹介してくれていた。秋田空港の空弁にもなっているようで,見つけると購入するという。朝の時間帯でもあり,あいにく店舗(花善)は閉まっていたものの駅横のコンビニ(NewDays)で「鶏めし弁当」を手に入れることができた。秋田のお土産コーナーもあり,ここでも妻は土産を仕入れていた(8:12)。途中「大太鼓の道の駅」に入り,早速「鶏めし弁当」の朝食となった。大館は秋田犬の故郷でもあるらしい。駅前に秋田犬の銅像が設置されていた。
 今日の行程には,ゆとり?がある。秋田に入る前に,八郎潟と男鹿半島の観光に入いることにしていた。5月にこの地を旅行した友人の忘れ物も見つけてあげなければならない。北緯40度と東経140度の交点モニュメントの画像撮影である。


釜谷海岸
 発電用プロペラの数を数えなかったが相当数並んでいることは必然。日本でのこのような風景が見たかった。南淡路にも数十基並んでいるが、アトランダムである。

  真っ先に向かったのは「釜谷海岸」。ここは,私が是非とも訪れたかった場所である。風力発電装置が一列に並んでいる所を実際に見てみたかった。しかし,ナビでは「釜谷海岸」を検索することができず,大きな風車を目あてに海岸線へと近づいていった。見事!勘が的中。「釜谷海岸」に辿り着くことができた。幾つもの風力発電の大きなプロペラが並んでいるのは壮観。たった一列ではあるのだが,日本らしくて面白い。サンドミュージアムの造形も鑑賞することができた。

ババヘラ!溶けてる! 制作者の婆々と サンドミュージアム

 妻の一つの目的でもあった「ババヘラ」も,ここで見事にゲット?することができた。「ババへラ」とは70歳以上のババ(婆婆)がヘラ(篦)でアイスクリームを薔薇状に盛りつけてくれるシャーベットである。その「おばあちゃん」と話していると能代の「不夜城」を見ていけという。高さ20メートルを超える山車が出るという。新聞まで取り出して解説してくれだした。昼間は市役所に保管してあるという。

不夜城
 夜に見た方が、この日は竿灯の観光を予定していたため、昼間の観光となった。いつの日にか夜に訪れてみたい。数年後妻がババベラ造りに移住しているかも知れない。私は、張り子の造形物を作って見たい!

 今晩は秋田の「竿灯」を予定していたので,「不夜城」の昼間の姿を拝みに能代まで引き返すことにした。片道30分余りかかってしまったが,本当に大きくて立派な物だった。昨夜の「ねぶた」の山車と比べるとその凄さが実感できた。近くのイオンで045タイム。これより先数カ所のイオンで,お世話になることになる。ご当地グルメやお土産も見いだすことができた。個人旅行では活用価値が高いと思われる施設の一つとなった。

本当に高い! 北緯40度と東経140度の 道の駅では明瞭に表示

 再び来た道を引き返し,「八郎潟」に入る。日本で2番目の広さを誇った湖だけあって本当に広い。真っ直ぐな道路も素晴らしい。桜並木に桜の咲いた季節にやって来たいとも思う。「道の駅」にて緯度経度の交差点を確認するものの現地に向かうと,モニュメントはこの先1Kmに見えると表示されているだけであった。車では到達できないものなのだろうか?道の駅で誰かに聞いておけば良かった。八郎潟のミュージアムまで有ったのに。

寒風山

 男鹿半島の入り口に寒風山がある。画像は秋田方面である。
 入り浜のシルエットが美しい。

仕方が無いので「寒風山」に向かう。「鳥海山」では物の見事に天候に裏切られた。「寒風山パノラマライン」はいかなるものか?観光するなら男鹿半島の入道崎・八望台を寒風山から時計回りでと考えていたが,結果反時計回りに廻ってしまっていた。

パラセイル 「入道崎」方面 「八望台」から「寒風山」

 「寒風山」からは「男鹿半島」を見渡すことができた。パラグライダーも気持ちよさそうに宙を舞っている。回転展望台には寄らず,景色を堪能した。一路「入道崎」を目指したが,途中「八望台」の標識を確認したので,急遽「八望台」に向かった。

一ノ目潟
 一ノ目潟は二ノ目・三ノ目潟と共に男鹿目潟火山群を構成している。東北地方では唯一の火山形態の一つであるマール(爆裂火口)として知られる淡水湖で、男鹿市の水源にもなっている。直径約600m・水深44.6mで6〜8万年前に形成された。

 「なまはげライン」を走行。ここでは,ジオパークのパノラマが見られる。カルデラ湖も木々に囲まれ神秘的な感じも受ける。八郎潟の形成過程も表示されている。現在の男鹿半島の移動により陸封された海だったようだ。

八望台から入道崎へ 入道崎灯台 GAO(男鹿)水族館

「八望台」から「入道崎」への道路標識を確認。「入道崎」に向かう。海岸の尾根沿いの道を気持ちよく走ることができる。白黒ツートンの灯台が確認できた。「入道崎」のパーキングは一杯。昼食をと考えてはいたが,写真を撮って用を済ませると,「ゴジラ岩」方面へと車を走らせていた。途中海水浴場や水族館もあり人で賑わっていた。「GAO水族館」から「ゴジラ岩」までのルートはリアス式の海岸なのであろう?海岸沿いの尾根ルートで起伏に富み景色も最高であった。


ゴジラ岩
 前を走る2台の車ともこのゴジラ岩が目当てだったらしく右下の磯の駐車場へと車を滑り込ませていく。自然の創り出したほんの小さな造形物が誰が名付けたのか大ヒットとなった。「男鹿」を「GAO」とひっくり返しローマ字表記するのも面白い。

 「ゴジラ岩」に到着。駐車場は磯。十数台の車が既に停まっている。道路からもゴジラ岩は確認することができた。車を駐め100mあまりごつごつした岩の間を進んでいく。ゴジラとご対面!ガイドブック等に掲載されている夕日を咥えたゴジラが面白そうだ。

「ミニラ」に餌をあげる妻。 巨大なまはげが・・・! 突然ですが双六を上がってしまった。

 お腹が空いてきたので「道の駅おか」にも寄ってはみたがトイレ休憩とおやつタイムになってしまった。おまけにお供え用の青リンゴまで購入している。この青リンゴを見た途端,妻はなんて小粒でみずみずしい緑色をしているのだろうと,手を伸ばしたらしい。レジ打ちの画面を見て唖然としたそうな。味は酸味が効いていて眠気覚ましにぴったりだった。妻の選択は間違っていなかった。
 暫く走った「セブンイレブン」でリポビタンゼロとくず餅を購入(15:23)。夕食までにお腹を空かせておくことにした。

寛文五年道入り口 稲庭うどん食べ比べセット 竿灯を初めて見る銀行前

 夕食は「寛文五年堂」に決めていた。ここも大館の彼女が教えてくれた場所である。稲庭うどんの乾麺と生麺の食べ比べメニューがあるという情報を教えてくれていた。グーグルと県立美術館の中に有るようだ。秋田市内現地に到着後,美術館の回りを2周するが,それらしき店を発見することはできなかった。道端のホテルキャッスルの従業員らしき人に,その所在を尋ねてみると「なかいち」の中にあるという。「なかいち」の駐車場に車を駐め,館内を散策。館内には,入り口はなく,外に出てからの入店となった。
 5時前の入店。食したのは,食べ比べセットの天ぷらと刺身。じゅんさいと黒もずく・それにビールまでオーダーしていた。稲庭うどんは,初めて食べることになる。讃岐うどんより細くて半田そうめんより太い。この表現では徳島県人以外には,伝わらないだろう。丁度きしめんくらいの太さであろうか?乾麺も生麺も美味しかった。乾麺はごまだれ,生麺はうどん汁が,より口に合った。天ぷらも刺身もじゅんさいも,もずくも全てが美味しかった。支払いでちょっとしたトラブルもあったが,駐車割引券を2枚もらい,そのまま車は「なかいち」の駐車場に置くことにした(17:38)。

秋田竿灯祭り
 人出は凄い。前に進むにはハザードが多すぎる。裏道から中央部に侵入する。「どっこいしょ!」「どっこいしょ!」良い響きである。竿灯の揺れ具合やしなり具合もとってもよい!

 これもまた飛行機に隣り合わせた彼女の情報であるが,みずほ銀行前からの「竿灯」の景色が面白いという。ここから2ブロック余りの距離である。地元の警備のお巡りさんとも言葉を交わすことができた。待つこと1時間。始まりは1時間余りずれ込んでいた。
 辺りが暗くならないと「竿灯」の淡い提灯の灯火の色が引き立たない。心落ち着く何とも言えない色合いである。7時過ぎに号令と共に竿灯が一斉に立ち始めた。なるほど!この場所からだと「将棋倒し」の「逆バージョン」で竿灯が立っていくのが確認できる。最後にワンテンポを置き,もう一段竿灯が伸びるのも面白い。しかし,その手元の妙技を見ることはできなかった。暫くみずほ銀行前からの竿灯風景を眺め,中心部に向かって群衆をかき分け進んでいく。人だかりが凄い。ここでも「竿灯」の手さばきは見ることができなかった。ここまで来て沿道には「竿灯」の倒れ防止用にワイヤーが張ってあることに気が付いた。4〜5回竿灯が倒れ,立ち上がる度に歓声が沸いている。持ち手の妙技もじっくり見てはみたかった。「どっこいしょ!どっこいしょ!」のかけ声も心地よい響きがある。パート2の終わりと共に駐車場に向かって歩を進めることにした。


揺れ具合が何とも言えず 見飽きないのも面白い 手先の妙技も見てみたい

 やはり秋田市内ではホテルは取れず,少し離れた横手にホテルを取っていた。なかいちの駐車料金割引券があって200円という安さであった。阿波踊り期間中の徳島市内の駐車料金と比べると良心的である。祭料金が加算されていない。私達は公共の駐車場へと車を進めてしまう傾向にあるのだが,青森も秋田も通常料金で駐めることできた。
 屋内駐車場であったものだから今宵の宿泊先である横手セントラルホテルをナビに入れるものの,なかなか衛星の電波を拾ってくれようとはしない。適当に竿灯会場より離れるように車を運ぶ。ホテルまでは1時間余りの距離である。
 ホテルに近づいた頃,夜食用のビールやつまみを買い込み(21:34)ホテルに入ったが,ホテルに隣接してセブンイレブンがあった。部屋も大きく快適であった。

盛岡さんさ踊り