賢治の旅日記 本文へジャンプ
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北加伊道

花の浮島礼文

リイ・シリ

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知床岬〜サホロ

サホロ〜ニセコ

2018北加伊道夏(礼文・利尻)
旅のプロローグ
 桂林の旅を終えた頃ANAマイレージの期限切れを発見した。今年の8月に数百マイルが期限切れで消えてしまう。所持しているマイルは3万マイル余り。ANAのマイルは今後継続不可能と考え,この際遠い距離を飛び,残りのマイルを使い切ってしまおうと考えた。どうせ飛ぶなら長い距離である。北海道か沖縄がターゲットになる。例年なら梅雨のない北海道をチョイスしてしまった。北海道なら愛媛の坊ちゃん空港からも飛んでいる。神戸も伊丹もセレクト範囲内である。同じ島内の愛媛を第一候補に絞り計画を練っていたが高速代が本土に渡る料金と余り変わらず駐車料金も高いものしか探すことができなかった。高速バスで神戸か伊丹に向かった方が楽だし経済的なように思えてきた。7月8日(日)神戸空港発の新千歳行きに乗ることに決めた。北海道旅行は今回7回目となる。まだ行ったことのない場所となると「礼文・利尻」である。これらの地の観光を第一に計画を立てることにした。
 アルバイトや北海道の花を意識しながら計画を立てたのだが・・・。2018年7月8日〜北海道・礼文・利尻。かつては(N45PASS:6000円)なる物が存在していたが,今年は8月からの導入になるらしい。主に外国人向けの周遊券なのだろう?出発前に関西は大きな雨にたたられた。7月5日には明石海峡大橋がストップになってしまった。高速バスは運休を余儀なくさせられている。道路状況をパソコンで睨めっこ。6日には瀬戸大橋やしまなみ海道までストップという状況である。鳴門海峡大橋だけが通行可能。本州のJRも西明石までは動いている。岩屋から明石の航路が生きていた。嘗ては「蛸フェリー」として明石海峡を往来していたなごりのフェリー。今は「ジェノバライン」と名を変え渡船として活躍しているらしい。最悪神戸空港までの道は開けた。

旅の予定行程(Pは昭文社の「にっぽんクルマ旅北海道」のぺージである。)
 7月8日(日)
07:00自宅発
08:00徳島発08:18松茂発(阿波エクスプレス)神戸空港10:24着予定
11:55神戸発〜13:50新千歳着(17DとE)※予約済み
新千歳ワールドレンタカー14:00〜(ウイークリー)
新千歳〜南稚内
留萌方面へ
@ひまわりの里(サンフラワー北竜)少し寄り道になる。P33(空港から2時間)
A日本海オロロンライン:P38 B旧花田家番屋:P40 C金比羅神社P41/38
Dサロベツ原野から利尻富士(天気が良ければ)
ホテルニューチコウ泊(北竜から3.5時間)

 9日(月)礼文島を中心に:フェリーの予約は2等はできない。
06:20稚内発〜08:15礼文着:(港に駐車場がある)
日産レンタカー09:00〜15:00 免許証&健康保険証二つの身分証明が必要!外国か
@澄海岬※売店P101Aゴロタ岬Bスコトン岬Cトド島※島の人P100
Dウニ漁※高山植物園P97E久種湖F地蔵岩G桃岩(元地海岸)H北のカナリアパーク
I利尻富士
15:00レンタカーリターン後港で1時間余り
16:25礼文発〜17:10利尻着
群林風グリーンウインド泊(1泊2食)

 10日(火)利尻島を中心に
まごころレンタカー10:00〜16:00
利尻山十六景スタンプラリー
@夕陽丘展望台Aペシ岬Bフェリー※焼き醤油ラーメン(沓形)昼食:島を左回りに観光
CサイクリングロードD姫沼F昆布干しG高山植物Hオタトマリ沼I南沼湿原
J仙法志御崎公園
16:00レンタカーリターン
17:35利尻発〜19:15稚内着
ノシャップ岬P46
稚内港北防波堤ドーム
ペンション亜留芽利亜泊(朝食のみ)

 11日(水)
@宗谷岬 Aオホーツク海側を南下。エサヌカ線:P50
B紋別コムケ湖・ラベンダー:P88(網走まで5時間) C摩周湖:P73
D屈斜路湖:P74へ。 Eサロマ湖:P87 F能取岬:P86
名湯の森ホテルきたふくろう泊(1泊2食)

 12日(木)
※日の出前「津別峠展望台」:P70
ホテルで朝食
@ウトロから羅臼へ。(2時間) A知床横断道路:P92
B根室(花咲)厚岸(海岸線3時間)・釧路・十勝・帯広 C北太平洋シーサイドライン:P76
D霧多布湿原:P79  Eタウシュベツ川橋梁:P65時間があれば訪れる。(釧路から2時間)
浦河イン泊(朝食のみ)タウシュベツから3時間

 13日(金)
ホテルで朝食
@襟裳岬:P18  A襟裳の昆布干し:P22  B日高えりも:P19  Cサラブレット銀座:P20  
D富良野美瑛:P4 E花人街道237 P6 F美瑛の丘P7 G美瑛白金青い池P8
サホロリゾートホテル泊(朝食付き)

 14日(土)
04:00日の出前「トマム雲海テラス」05:00運行開始
ホテルで朝食
@余市積丹シリパライン:P10  Aニッカウヰスキー:P12  B積丹半島神威岬:P13
ニセコノーザンリゾートアンヌプリ泊(1泊2食)

 15日(日)
07:00朝食
08:30までに出発
10:30レンタカーリターン
11:50新千歳発〜13:45伊丹着(10DとE)
14:20伊丹〜17:35松茂(予約は1ヶ月前から)



 エアドゥは北海道と各都市を結んでいる。  空弁なるものを初めて行きも帰りも持ち込んだ。  北加伊道を走りに走ったトヨタルーミー。

 7月8日(日)徳島〜神戸〜稚内
 07:00自宅発の予定であったが05:00の段階で高速バスの運休が決定されていない。この時点で明石海峡大橋は通行可能となっていた。そこから先の第2神明は動いていなかった。06:00のバスが運休になった。07:00や08:00のバスは運休になっていない。08時発のバスの運休が決定してから行動していたら後々の計画が,なし崩しになる。
 徳島発8時の(阿波エクスプレス)神戸空港10:24着予定のバスを放棄。淡路に渡った。自宅出発から娘が交通情報を集めてくれている。海部観光のバスとすれ違う。大阪から徳島までは繋がっているようだ。「日本標準時モニュメント」付近で職場のスティーブンが追い越していった。8時前とりあえず淡路パーキングに立ち寄る。道路情報が欲しかったのであるが事務所はクローズ。娘のスマホの情報から第2神明も繋がったようである。明石海峡大橋の上で数台の高速バスとすれ違う。この情報は確実なようだ。08:30神戸空港到着。娘がここまで送ってくれた。綱渡り状態でここまでやってくることができた。この先何もなければ良いのであるが。今から11:55発の飛行機まで時間を潰さなければならない。娘は神戸まで来る羽目になってしまったので市内でショッピングして帰るようである。早くも駐車場検索している。
 朝から空港のファミマでビールとつまみを調達。屋上階の展望デッキで時間を潰すことに。妻は空港内にマッサージショップを見つけたらしく,暫く体のケアーに出掛けた。関西の大雨を案じてくれた「Sさん」からも見舞いの電話が入り2時間あまりはあっと言う間に過ぎて行ってしまった。ゆっくり搭乗階に向かう。飛行機が昼間の2時間ということから「空弁」を買って機内で食べよう!ということになった。ワインの試飲販売も行われており「富貴ワイン」だ「アイスワイン」だ!となんだかんだ話していると試飲の種類がどんどん増えてくる。帰りまでに考えてくると,その場から離れた。帰りは伊丹空港着なのに嘘をついてしまった。
 手荷物検査を行い制限区域に入っても片手にビールを持っていた。「エアドゥ」には初めて乗る。クマの可愛いキャラが至る所にあしらわれている。機内サービスのスープを頂いたが,とても濃いコンソメオニオンだった。丁度空弁の神戸ビーフとナイスマッチであった。14時前新千歳空港着。バスに長い時間運ばれターミナルビルへ。そのため機内預けの荷物もカウンターに到着するや飛び出して来た。到着ゲートよりレンタカーの標識を頼りに「新千歳ワールドレンタカー」へ。ウイークリーで楽天からクーポン使用20000円。安いので少し心配だったが,6月下ろしたてで走行距離1210kmの「トヨタルーミー」だった。
 空港で「ここで待ってください。」と係の人に言われるや後ろを振り向き「離れるな!と言っといたのに!」と家族を呼び寄せすたすたとバスに乗り込む家族連れ。日本人にもいらっしゃるんですね。係の方も何も言わない。こんな事もありました。

 ひまわりの里サンフラワー北竜:少し早すぎた? 旧花田家番屋  オロロンラインの風力発電群

 本日は新千歳から南稚内までの行程。高速を留萌方面へ。エンジンが余り回らない。低速ギアで少し回転数を上げて暫く走ってみた。レスポンスが良くなったかな?当初の計画通り,「ひまわりの里サンフラワー北竜」へ。少し寄り道になる。空港から2時間の距離である。ひまわりの開花は望んでいなかったが14万本中1000輪くらいが私達を出迎えてくれた。見慣れたひまわりとは違い矮性の背の低い品種であった。道の駅「サンフラワー北竜」で045ブレイク。日帰りの入浴施設もある。咲き誇ったひまわり達を想像しながら日本海の「オロロンライン」を目指す。左は日本海を臨む海岸線,右側は切り立った崖が続く。道路も広く走りやすい。オロロンラインに入って見慣れぬ背の高い植物が気になって仕方が無い。かつてお目にかかったことのない代物である。「ひゅうじ」でもない。いったい何なのだろう?

 前回の旅行では小雨模様の中のオロロンラインであった。
 利尻を確認することはできなかったのであるが,今回は天候にも恵まれ?利尻を至るところから見ることができた。
 ここは「富士見」の道の駅からのショットである。

 途中「旧花田家番屋」を横目で垣間見,北竜から丁度2時間「富士見」という道の駅から夕日に染められた利尻富士を鑑賞することができた。利尻富士は言うまでもなく,夕焼け空の雲々も美しい印象的な模様を織り広げてくれている。オロロンラインを左に利尻富士を臨みながら更に北上を続ける。あの島に1頭だけヒグマがいるのだな?車の流れに乗って走っていると知らない間に時速80kmを越えている。8時をすぎても空には明るさが残っている。稚内行きのバスのテールランプを追って北上を続ける。市街地に入る。今日の宿泊はホテル「ニューチコウ」である。ナビで通り過ぎてしまったようだ。案内が消えてしまう。ホテル近くのコンビニ「セイコーマート」を発見。ホテルは300メートルもどったところにある。ネオンサインが消えていたので見過ごしてしまっていた。
 コンビニ「セイコーマート」について触れておきたい。北海道で圧倒的に多いコンビニである。至る所で重宝させてもらうことになる。ローソン・セブンイレブン・ファミマも存在するには存在する。が,こんな所にも「セイコーマート」があると度々驚かされたこともあった。045ブレイクや昼食・水分補給に利用させてもらった。ワオン支払いも対応してくれ便利であった。8日間滞在するなら「セイコーマート」のカードを作っておけばもっとお得なことも増えたかも知れない。

道の駅「富士見」から  ここら辺から利尻に向かったクマがいるそうな  ホテルニューチコー。シングルツイン

 9時前にチェックインすることができた。明日は礼文島に渡ることになる。駐車場の情報をフロントで手に入れる。無料の駐車場はあまり治安?が良くないらしい。2000円を支払ってフェリー乗り場の駐車場に入れた方が良いらしい。チェックイン後ホテルの前の「白木屋」で夕食を摂ることにした。店長は大阪にも派遣されていたようで関西の話題にも付いてきてくれた。北海道の今年の気候は異常なようで朝のシャワー後はストーブが必要だとか。礼文・利尻に渡ったらホッケの刺身を食べて欲しいとのこと。

花の浮島礼文島