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賢治の旅日記
7月14日(土)サホロ〜富良野〜余市〜積丹半島〜ニセコ
7月15日(日)ニセコ〜新千歳〜徳島

 日の出前「トマム雲海テラス」(05:00運行開始)を予定していたが「津別峠」で雲海と遭遇できたことから,この日の雲海鑑賞はキャンセルすることにした。昨日ガソリンを入れられなかったので,その心配も残る。
 ホテルで朝食。ビュッフェである。しかし,専用のものではなく宴会場の手前の廊下に料理が並べられている。朝食にパンは今回初めての取り合わせとなる。紙コップでコーヒーがテイクアウトできるのは嬉しい。

可愛いアメニティグッズ 朝食はビュッフェ ホテルロゴも面白い

 「雲海テラス」に向かわなかったことで少しゆっくりすることができる。再び富良野に寄っても大丈夫なようだ。最寄り新得のガソリンスタンドで給油。富良野「富田ファーム」に向かう。大渋滞。3連休初日である。昨日の夕方訪れておけば良かった。時間が奪われることを恐れ,下から見えた「富良野ワイン」のラベンダー畑へ向かった。当然ワイン工場の見学もついてくる。

十勝サホロリゾート 富田ファーム(花がない) 富良野ワイン

 夕張国道を三笠に向かう。反対車線の交通量はすこぶる多い。道央自動車道から札樽自動車道に入る。小樽市内は車が混んでいた。人の出も多い。余市まで暫く走る。

 富良野ワインのラベンダー畑。
 富田ファームに向かう途中,道路より確認することができた。寄ってみようと言うことで意見が一致。
 お土産に「熊の晩餐」というワインを買ってみた。


 「ニッカウヰスキー余市工場」では試飲のウヰスキーを妻の分と2人分をいただいた。コップに半分くらいの量になったであろうか?お腹も空いてきたので併設されたレストランで軽めの昼食を摂ることにした。ビーフサンドイッチとビールをオーダー。ビールに良くマッチしたサンドイッチだった。妻は海鮮のスープカレーを注文。味見させてもらったがこちらも美味。野菜スティックのピクルスも程よい上品な味付けであった。2時30分がラストオーダーであったが,夜の部の予約がどんどん入っていた。レストランとして十分美味しい。食後,併設されたお土産屋へ。北海道の物が揃っているということで,まとめ買いをすることになった。

3種の無料試飲ができる。 ニッカウヰスキー余市 レストランで

 ここからニセコまでは妻の運転となる。積丹半島の神威岬に向かう。途中ローソク岩等々の奇岩の名所もあるが,日没時間が迫っている。シリパライン走破。積丹半島の下車観光は神威岬だけにすることにした。入り口に人慣れした狐が2匹戯れている。岬の先端まで行きたかったが,入場規制されていた。大雨のために地盤がゆるんでいるのだそうだ。カブトラインを通りニセコ方面へ。娘の中学卒業の時,春スキーにやってきたことがある。

神威岬にて
 この先まで進んで見たかった。どこか神秘的な感覚を覚える。


神威岬に向かって右側 駐車場に下る。 カブトライン(妻の運転で)

 今日の宿泊は「ニセコノーザンリゾートアンヌプリ」(1泊2食)である。ニセコパノラマラインは走れば面白そうな道路である。天気も良ければ最高なのだろう。山道を登り始めた頃霧が出てきた。羊蹄山も確認できない。7時30分前にホテルに到着。多くの団体客がなだれ込んでいた。
 夕食は9時までのビュッフェ。8時30分がラストオーダーだそうだ。荷物を部屋に入れ,夕食に向かう。ビュッフェ専用の造りである。団体客が目立った割に余り混んでいない。ゆったりと食事することができた。品数も多く美味しく頂けた。ステーキはその場で焼いてくれる。妻は食後にソフトクリームまで食べている。最後まで残ったファミリーの小さな女の子が,自作自演のワンマンショーを披露してくれている。子どもたちの小さな頃を思い出すことができた。
 温泉は24時までだそうだ。団体客を意識して23時を過ぎて向かう。部屋を出て直ぐの階段を下りると大浴場だった。3人余りの入浴客であった。こちらでもゆったり湯浴みすることができた。自動販売機も部屋の隣に設置され,湯上がりのビールも美味しかった。ここで利尻の昆布焼酎も飲み干してしまった。荷物が少し減ったかな?明日の昼前の便で帰路に付くことになる。北海道最後の夜である。

ビュッフェに向かう廊下 品数も多く味付けもマイルド 2匹のポニーとひまわりの

7月15日(日)ニセコ〜新千歳〜伊丹〜徳島

 07:00前に朝食会場にに向かう。夕食と同じビュッフェである。開場まで暫く待つ。外国人客は現れていない。ビュッフェとして作られているためかコンパクトなスペースに品数も豊富に並べられている。ゆっくり時間を掛け朝食を頂いた。
 08:00出発。昨夜のドリンク代と入湯税を支払いチェックアウト。小雨のため羊蹄山(蝦夷富士)も確認できない。最寄りのガソリンスタンドで給油。雨中をナビに従って走行する。妻は地図と睨めっこをしてくれている。厚岸から美瑛の「青い池」に向かう途中からナビをやってくれた。

専用ビュッフェ 朝食もビュッフェで ダブルのツインベッド

 道の駅「フォーレスト276大滝」が見えてきた。大きな道の駅である。ショップも沢山入っていた。すかさず045ブレイク。昨日から狙っていたサクランボを購入。念願のサクランボなのにレンタカーリターンまでに食べ飽きてしまった。山形産の方が美味しい。昆布焼酎も置いてあった。千歳市内で最初に見つけたガソリンスタンドで給油。それが今回の決まりでもある。
 ガソリンスタンドのおっちゃんまけまけ入れてたなあ!
 10:00レンタカーリターン。7日間の走行距離は2614km。ガソリン給油量は136.14リットル。礼文と利尻を除くと5日間での走行距離となる。動物たちとの接触もなく無事リターンすることができた。燃費を計算すると19.2km。パンフレットの燃費が21kmで掲載されている。嫁さんと荷物の重さもあるので,そんなところなのだろう。その後もスムーズに空港まで運んでくれた。帰りはぱんぱんに膨らんだカバンを二つとも機内預けにすることにした。ゆっくりお土産の物色ができる。息子と外娘の土産に悩む。
 北海道に来る時と同じように空弁を購入。機内で食べることにした。ビールもすかさずゲット。
 11:50新千歳発〜13:45伊丹着(10DとE)飛行機は連休中日でもありトリプル7がガラガラである。キャビンアテンダントもお暇なようで世間話をしかけてくる。トイレに立つと順番待ちの間現在佐渡島上空でもう少しすると富士山も見ることができるという。空気がクリアーなようだ。延べ8日間で北海道巡りをしてきたことを上手に聞いてくれた。
 定刻に伊丹空港到着。荷物も機内に預けたが順調に回収することができた。改装された伊丹空港を見物もしたかったが2便早い徳島行きのバスに間に合いそうな時間である。海部観光で予約は1ヶ月前から取ることができる。15時20分が予約した便である。乗り場が変わっていないことを願って過去の乗り場に向かう。乗り場が無い。丁度そこへ海部観光のバスが入ってきた。バスの後を追いかける。乗り場はモノレール大阪空港駅のエレベーターを降りた所に移動していた。くたびれもうけ。運転手に事情を説明。空席があったので乗ることができた。14:20伊丹発津乃峰行きである。話を聞いていると今日は小松島の「港祭」で津乃峰到着はとても遅くなるかも知れないとのこと。徳島駅から汽車で帰ることも考えたが,最終の津乃峰まで乗ることにした。大きな遅れもなく19:00には津の峰に到着することができた。出発前日に車を海部観光の駐車場に入れておけば良かった。後悔先に立たず。

旅の終わりに
 還暦前の久しぶりの国内長期旅行である。前回は3年前の青森まで。この時は自家用車で向かった。
 今回の北海道では「セイコーマート」と「道の駅」にはお世話になった。「道の駅」はどれも皆立派で地域のコミュニティとして活用されているようだ。複数の施設を併設した物が目立った。「道の駅」の見つけられないところでは、「セイコーマート」を見つけることができた。トイレに困るということもなかった。
 いろいろな方々と話をしたが皆それぞれの人生がにじみ出ているようで温かかった。袖すり合うも多生の縁というが同じ徳島の方や隣の愛媛の方と知り合いになるのも面白い。昨日知り合った人と別の場所で声を掛け合うのも偶然のなせる技。そして日本一周自転車旅の青年を二人して応援もしている。