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賢治の旅日記
7月9日(月)稚内〜礼文島〜利尻島

 06:20稚内発のハートランドフェリーに乗るべく5時40分にホテルを出発した。夏の朝とは思えない。寒い。フロントの方も朝も早いのにフェリー乗り場までの道筋を詳しく説明してくれた。乗船券を買っている間に妻がコンビニで朝食を買ってくれていた。周遊を指定すると3枚のチケットを出してくれる。割引は無い。2時間余りの乗船中に朝ご飯を食べ横になっていた。乗船客も多く船窓の傍らに立っている人も多く見受けられる。船窓からは利尻富士が雄姿を見せてくれていた。阪急2団体・JTB・グランツーリズムの各団体が乗船しているようだった。妻は中国人の家族連れの女の子にリュックから折り紙を取り出しトトロを折ってプレゼントしていた。日本旅行のサプライズになっただろうか?
 08:15礼文着。レンタカー開始の時間前まで港内を物色。トイレを済ませ日産レンタカーへ向かう。軽の車は借りられず「日産ノート」となってしまった。料金的にも6000円余りアップしてしまう。二人なら軽で十分なのに。09:00〜15:00の6時間のレンタル。おまけに役に立たないナビまで装備している。13900円の現金払い。免許証&健康保険証二つの身分証明が必要!ここは外国か?と勘違いしてしまう。国際免許は必要なかった。晴れていたら「cat rock レンタルバイク」090-7517-1095の選択肢もあったが,転ばない四輪を選択。駐車時に風の方向に注意することを告げられた。ドアが風に煽られ隣の車によくぶつかるらしい。風の強い島だと言うことである。島内の観光マップも渡してくれたがコピーのコピーおまけに早口の説明で要点を掴むことができなかった。

 稚内フェリーターミナル。ここに車を置く。  フェリーのお尻が見える。  戯れのヒグマたち(礼文島にヒグマはいません)

 09:00からは礼文島探索に向かう。とりあえず北へ。フェリー会社のホームページからも見所が検索できる。最初に訪れたのは見内神社。隣に昆布干し場もある。利尻山をバックにウニ漁?をカメラに収めた。暫く北上を続ける。「レブンアツモリソウ」の群生地横も通ったがクローズ。澄海岬へ。

 利尻山をバックにハートランドフェリー  利尻をバックにウニ漁の漁師さんはいずこ? 見内神社:ガイドブックの初めに掲載されている神社。

 澄海岬の二つの売店には、それぞれ独自性があり,とても面白かった。向かって左の売店で蛸のざんぎりとホタテの串を右の売店ではトドの串を頂いた。流石にトドは臭みがった。蛸は柔らかく美味しかった。スタンプラリーのスタンプを発見!パンフレットを海の駅にてゲットしていたものだからスタンプラリーに自然とトライすることになる。
 団体さんが帰ってきた。岬に上る。とてもきれいな岬であることは間違いない。水もとても澄んでいる。岬に上る道中に可憐な花々も目にすることができる。

澄海岬
 透明度の美しい岬である。
いろいろな花々が狭い面積内に咲いている。
 観光バスが入ってこない隙間が観光には良いのでは・・・?

 ゴロタ岬のゴロタ岬ハイキング(100分)には出掛けず(道路の進入口がわからなかった)スコトン岬へ。トド島や「島の人」土産物屋へ。歩かなくても(トレッキングしなくても)見られる「高山植物園」へ向かう。あいにく「レブンアツモリソウ」の生花は見ることはできなかった。株のみを見るに留まった。例年なら少しは残っている時期なのだそうだ。それでも「レブンソウ」等々の山野草を観察することができた。「久種湖」は行きも帰りも通ることになる。きれいなパンフレットに遭遇することができた。両方スタンプラリーのポイントともなっている。

エゾカワラナデシコ レブンウスユキソウ レブンキンバイソウ

澄海岬 スタンプラリー開始(完了) トド串250円也

 気が付くと12時を回っている。昼食は4200円のウニ丼と海鮮丼を頂いた。流石にウニは濃厚。尿酸値が上がったか?ここは船泊漁協が直営する「あとい」。よくガイドブックを読んでみると舟盛り2800円がリーズナブルなのだそうだ。

スコトン岬 ウニ丼と海鮮丼 金田ノ岬「あとい」

 「うすゆきの湯」・「郷土資料館」はスタンプを押すだけの立ち寄りで「北のカナリアパーク」へ向かう。あいにく利尻山が雲に隠れている。礼文・利尻を訪れることから予習に「北のカナリアたち」の映画を鑑賞していた。雄大な景色を想像することができる。この撮影のために建てられた分校のセットも残され無料公開されている。予習のあるなしで感じ方に違いがあるのは確かである。校舎内もゆっくり見学させてもらった。

 「北のカナリアたち」のロケセット。本物の小学校の分校のような作り。撮影にまつわる展示物が多数展示されている。スクリーンショットの分校越しの利尻山が見たかった。本当に環境の良いところにある。ここで勉強できたらどんなに幸せだろう!


 6人の子どもたちと先生が出迎えてくれる。  昔を思い出させる教室  なぜかこの雰囲気懐かしい味がする。

 時間も迫ってきたので「桃岩展望台」へ向かう。大型バスを旧トンネル付近の駐車場に数台確認することができる。私達はレンタカーを利用していることから更に上のレンジャーハウスの駐車場までショートカットができた。数団体のツアーをパスしていくが,皆手を振ってくれる。ここから展望台までのショートトレッキングを楽しむ。
 トレッキングには可憐な花々が咲き誇っていた。「カナリヤパーク」で見られなかった利尻山も顔を出した。下から上ってきたご夫婦に「写真を撮りましょうか」と声を掛け,その見返りに写真を撮ってもらった。(十和田湖で若者カップルから習った戦術である。)桃の形をした桃岩を間近に。猫の形をした猫岩を遠くに見ることができる。展望台から先には進まず引き返すことにした。レンジャーハウスからの帰り「日本一周」の自転車青年に声を掛ける。「がんばれよ!」そんな気分に自然とさせられるのである。

 雲が切れ,利尻の山頂が顔を出した。欲を言うならもう少し青空が欲しい。
 それでも,とてもすがすがしい気分に浸らせてくれた一瞬である。

 大阪からやって来たご夫婦にシャッターをお願いする。  桃岩展望台から。眼下に桃岩と猫岩が見える。  桃台猫台からは猫岩を近くに見ることができる。

 新桃岩トンネルを抜ける。思っていたより長いトンネルに驚かされる。地蔵岩へ。「北のカナリヤたち」で子どもたちがバーベキューをしていたロケ地でもある。瑪瑙拾いの海岸もある。桃台・猫台(元地海岸)へ。桃岩・猫岩が間近に見える。
 桃岩展望台で利尻山が見えていたので再び「北のカナリアパーク」へ。しかしながら期待していた映画のスクリーンショットは見ることはできなかった。

地蔵岩
 ゆっくり瑪瑙探しでもすれば良いのでしょう。もう少し時間をかけて巡る場所なのかも知れない。私達の旅はいつもダイジェスト版になってしまう。

 15:00レンタカーリターン後,港で1時間余りお土産を物色。最寄りの「ホテル礼文」のカフェでビールを頂く。最後にスタンプラリーの景品を頂きに観光センターへ。礼文の「昆布あめ」が頂けた。16:25礼文発〜17:10利尻着:¥850のハートランドフェリーに乗船。時間も短いので椅子に座って到着を待つことにした。

良くまとまったパンフレット 船を待つ一時 レブンアツモリソウ

 今日は利尻島の「群林風:グリーンウインド」に泊まる。(1泊2食)迎えの若女将が旗を持って待ち構えていてくれた。5分余りでペンションに到着。小高い山の中腹に位置する。天気が良ければ利尻山もバックに見える。コンビニまでは割と距離がある。到着後6時から夕食となる。早い夕食時間ではあったが昼食後からの時間経過も適当にあったので夕食を摂るには割と良いタイミングではあった。
 ビールとカシスオレンジをお願いする。メニューの中に「ウニ酒」なる物を発見。話の種に頂いてみることにした。この「ウニ酒」オーナーが「ひれ酒」なる物を参考に試みた物らしい。インタレスティングな味ではある。ウニをつまみに辛口の酒を飲んだ方が正当なのかも知れない。必見はホッケの煮付け。味付けは薄いものの芯(骨)までその味が染みこんでいる。おまけにそのホッケの大きいこと。徳島では食することはできない。女将さんも料理の説明を自信満々に語っていってくれる。
 食事も終わろうとする頃オーナーが明日の予定について個別に聞いて回ってくれる。利尻山に登る人もいる。私達は9時からレンタカーで島内1周をする予定であることを伝えた。レンタカー屋まで送ってくれるそうである。実は阿南の地酒を持参して来ようと思っていた。それも出発前の連日の雨で断念してしまっていた。楽しいお酒が飲めたかも知れなかった。
 夕食後ペンションは温泉までの送迎をしてくれるとのことであったが,夕食後8分離れた「セイコーマート」まで買い出しに出掛けた。行きは下り、帰りは上りであったが帰りも8分余りで帰り着くことができた。天気が良ければ星空も見てみたかったのではあるが利尻山も中腹までしか確認することのできない天候である。早々にビールを引っかけ眠りに付いた。

群林風:グリーンウンドウ 夕食はとても美味しかった ウニ酒

リイ・シリ(高い・島)