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ロンドンへ向けて

ロンドン市内

ストーンヘンジ

モンサンミッシェル

ルーアン・パリ

パリ・ヴェルサイユ

旅の終わりに
12月16日(水) レンタカーに乗って

早朝に出発 ロンドン東から西に抜け更に西を目指す
 5時30分起床。6時前に駐車場から車を出し、ストーンヘンジを入力。妻のナビ操作もスムーズになっていた。出発後直線道路なのにも関わらず路側の縁石が路上に切れ込んできた。左前輪を乗り上げてしまった。たいした振動でも無かったのでそのまま走り続けることにした。このことが命取りとなる。
 高速に乗る。対向車線は大型トラックのラッシュが始まっている。タイヤの形の黄色い警告ランプが気になる。走向途中タイヤの音がやけに大きくなってきた。高速のインターチェンジの誘導路に車を止め左前輪を見ると見事にパンクしている。トランクを開けスペアタイヤを捜すがそんなものは乗っていない。仕方なく街中に入る。辺りは未だ暗い。

親切にしてくれたガソリンスタンドのアレックス 一番左が修理を終えたオーディA−1 曇天の下ストーンヘンジへひた走りに走る。

 妻の機転がさえナビでガソリンスタンドを探そうと言うことになった。近くにガソリンスタンドを発見。コンビニには従業員もいる。まず、電話で従業員にハーツに連絡してもらうことにした。しかし、ハーツ側が電話を切ってしまった。うろたえていると8時に隣のサービスが開くという。小一時間の間ヌードル用のお湯を沸かしてもらったり、仕事の邪魔をしたりしながら過ごした。
 サービスのおじさん達も愛想が良く、タイヤを交換してくれた。タイヤ交換の間、長いこと折ったことのない「折り鶴」と しばしの格闘。お世話になった人々にプレゼントすることができた。2時間余り90ポンドの出費となったが、大きな旅の思い出ともなった。ツアーで行くと人との出会いのチャンスは少ない。

 暫くタイヤを気にしながらの運転になる。イギリスの高速道路M3は80マイル設定である。日本なら128Kmとなる。11時を過ぎた頃、大きなパーキングが確認できた。トイレ休憩を兼ねサブウエイとスタバで昼食をテイクアウトした。昼食をドライブ時間に済ませようという手立てである。 高速M3を降りA303へ。牧草地を暫く走ると右前方にストーンヘンジのシルエットを確認することができた。感動の瞬間であった。遺跡の数百メートル横を走り抜ける。駐車場は近いのだろうと思っていたが、遺跡が見えなくなるまで走り右折、また少し走り右折でビジターセンターが見えてくる。

ストーンヘンジ
 その名は聞いていた。解説によると300体の遺体が埋められていたという。世界的なパワースポットの一つである。奈良の石舞台のようでもある。周りに何もないというのも似ている。

 チケット売り場で日本語ガイドとオーディオセットを借りる。ここからは15分おきに出ているシャトルバスで「ストーンヘンジ」に向かう。5分余りで到着。目の前には牧草地が広がりストーンヘンジの巨石群が林立している。周囲には300体の遺体が埋められていたそうだ。大きなお墓?だったのだろうか?何の為にこのオブジェが作られ今日まで残っているのだろうか?カラスたちがのんびり巨石の間を飛び回っている。

車窓からストーンヘンジが!ここだ!感動を覚える。 ビジターセンター:駐車場から(駐車料金無料) シャトルバスでストーンヘンジに向かう

バスを降り暫く歩く 何の為の巨石なのだろう 帰りのバスが待っている

 ビジターセンターに帰るとお決まりのようなお土産売り場が設置されている。お土産を物色。海外ではいつものことだが、ここでフィリピン人に気安く声をかけられてしまった。同胞だと思ったに違いない。異邦人同士片言の単語で会話が進む。
 時間は押してしまったが計画通りの行程で回れるところまで回ることにした。
 
 次の目的地はバース。B390からA36に乗ることになる。この頃にはナビより標識を見ながらの運転ができはじめた。ナビだとラウンドアバウトを出るタイミングが狂ってしまうことが多い。バースはお風呂の語源の地であるようでローマ風呂の遺跡が残る。橋のたもとにローマ様式の柱なども確認することができた。ナビが使い切れないところもありバースの街が見渡せる峠道から景色を堪能した。
バースの街に入る手前の峠から
 同一色の街並みは面白かった。青空の下で見えたら色合いも変わってくるのであろう。Uターンして撮影した。目指す場所はアレキサンドリアパークであったのだが、行き着くことができなかった。ナビの操作方法を日本で詳しく教えてもらえたらいい。

 しかし、バースの街からなかなか抜け出すことができなくなってしまった。標識に沿って走ると同じ所をくるくる回ってしまうのである。ナビを思い切って遠くの街に設定した。バースの街から脱出することができた。チッペナム・カースルクームと回ったところで日暮れが近づいてきた。郵便局で絵はがきや小物を仕入れた。ほんの少ししかコッツウオールズを味わうことができなかった。時間をかけてゆっくり季節の良い時に回って見たい場所ではある。
カースルクーム車窓から 街並み 街並み

 ナビに営業所の住所を打ち込み帰り支度にとりかかる。ワンタッチの機能も付いていないようだ。日本語の機能もない。何度か交通渋滞が巡っては来たが17時45分営業所着。妻は昨日ナビの操作を教えてくれた兄ちゃんを見つけ得意の折り紙の鶴や風船を手渡していた。パンクを修理したことにも余り触れられず、帰ってから保険請求してみれば・・・?とのこと。空港まで送ってもらいホテルの最寄り駅「ロイヤルビクトリア」までのチケットを購入する。チューブからDLRへの乗り換えとなる。「タワーゲイトウエイ」で切符を自動改札機に入れてしまうと返ってこないことが予想された。係員が居たので「トランスファー」を告げるとゲートを上げてくれた。DLRの改札はなく車内改札があった。ホテル近くのスーパーで食材やワインを購入しホテルの部屋で夕食を摂った。長い長いイギリスでの1日となった。

ロンドン〜パリ〜モンサンミッシェル

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