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旅のエピローグ

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12月7日(水)第2日(ベルリン)

2泊したヨーロッパシティ 朝食:ウインナーは日本より辛い。パンはおいしい。 Sバーン駅「Savignypltz」の打刻機

 朝7時は未だ暗い。雨は降っていない。朝食を7時から摂ることができた。ホテルによっては遅れることが多い。朝食はごく普通のラインナップである。従業員が朝食を摂っているだけで一番乗りかな?パンがおいしかった。8時前には出立することができた。晴れ間が見える。ドイツ最初の観光に選んだのは「連邦議会議事堂」で事前の予約が必要である。8時45分のツアー開始時刻が午前中で一番遅い予約できた時間帯であり,それが今朝の行動の第一要因となった。
ドイツ連邦議会議事堂
 ホテルから「連邦議会議事堂」までいろいろなルートが考えられる。思案の末グーグル検索でヒットしたルートで向かうことにした。最寄りのSバーンの駅「Savigny-platz」までぶらぶら歩き,ベルリン中央駅でUバーン(地下鉄)55に乗り換え,一駅で目的地という具合である。
 Sバーンの「Savigny-platz駅」で1日乗車券(ターゲカルテ)を購入。自動販売機は階段を上がったホームにあった。一人7ユーロで公共交通機関に乗り放題だそうだ。翌日の3時まで有効。時間通りに目的地である「連法議会議事堂」に到着することができた。日本で言えば国会議事堂の見学である。手荷物検査や空港のようなチェックがある。パスポートのチェックまであった。トイレ無し。

 1日でベルリンをいろいろ回りたい人は入らない人が多いらしい。係の人にお世話になったので折り鶴のプレゼントをするとストラップを代わりにプレゼントしてくれた。ツアーといっても議会議事堂上のガラスドームに入るだけなのであるが議事堂内部も垣間見ることができる。これまでのドイツの歴史の展示もある。ベルリン市内のラジオガイドもある。(日本語は無し)一番上でスペイン人のグループに捕まり撮影を依頼される。

独特のフォルムである 中央は移動式
 サンシェイド
トップにはベンチが

鏡に映った エレベーターも鏡張り 見学を終えて

 次に向かったのはドームから見えた「ブランデンブルグ門」。門の傍らにインフォメーションがある。遠くには「戦勝記念塔」が確認できる。多くの人々が入れ替わり立ち替わり訪れてくる。キャノンの一眼レフを持ったご夫婦に撮影を依頼した。門の上のコーチは深い歴史が刻まれている。かのナポレオンがフランスに持ち帰っていた物なのだそうだ。

ブランデンブルグ門
流石に観光客が途切れずやってくる。
流石に寒い。

 「戦勝記念塔」方向に門を出て左に200メートルあまり進むと「ユダヤ人犠牲者記念館」に行くことができる。

ブランデンブルグ門裏 ガドリガ ユダヤ人犠牲者記念館

 この後,寒さも感じられ始めたので100番のバスに乗るため再び議会議事堂へ帰る。バスからは「ベルリン大聖堂」を始め街並みを見ることができる。終点が「アレキサンダープラッツ駅」になる。降車後,近くのカフェで暖を取った。その後「アレクサンダー広場」のクリスマスマーケットをぶらついていると「世界時計」を発見することができた。駅の向こうには「テレビ塔」も確認できる。ガレリア・カウフホーフ(デパート)で045ブレイクを取り,一路Sバーンで「イーストサイドギャラリー」に向かうことにした。「イーストサイドギャラリー」はSバーンの「オスト」駅そばにある。

テレビ塔と世界時計 アレキサンダー広場のクリスマスマーケット。 クリスマスピラミッド

 「ベルリンの壁」を目の当たりにするのではあるが,ギャラリー化された壁からは東西問題があったという痕跡を感じることはできなかった。次に向かったのは東西ベルリンの国境検問所。「ポイントチャーリー」。ここへはすんなり行き着くことができなかった。「壁博物館」と「ユダヤ博物館」を取り違えてしまい,探せど探せど「ポイントチャーリー」を発見することができなかった。「Koch-str」駅に戻るとその目と鼻の先にそれはあった。あまりにもの徒労のせいで疲れがどっと押し寄せてきた。

イーストサイドギャラリー イーストサイドギャラリー ポイントチャーリー

 2度目のコーヒーブレイクをスターバックスで取った。軽くランチも済ましてしまえとプレッツェルサンドを食べた。元気を取り戻せたので,さっきSバーンの車上から見た「ベルリン大聖堂」に向かうことにした。その前に045タイムなのだが,トイレに鍵がかかっている。レシートの番号を入力しないと開かないようになっていた。地下鉄でSバーンの「フリードリヒ・シュトラーセ駅」に向かう。一駅東の「Hackescherマルクト駅」で降りる。近くに「マリエン教会」もある。徒歩で「ベルリン大聖堂」に向かう。入場料7ユーロで徒歩270段の展望台に登ることができる。リフトは無し。足腰の痛みが出始めた妻は途中のベンチで待つことにした。一人階段を上る。ドームの周りを一周することでベルリンの街が見渡せる。議事堂より景色はよい。

ベルリン大聖堂 天蓋の鳩 赤の市庁舎

ニコライ教会の2つの尖塔 中央駅が確認できる ジャンダルメンマルクト

 ここからルートを逆行することになるが昼食を摂ったスタバの「ポイントチャーリー」方向へ向かうことにした。「地球の歩き方」に載っていた「ジャンダルメンマルクト」の「フランスドーム」からの夜景が見たくて出掛けてみることにした。ここも252段の階段を上らなければならない。3ユーロ必要。
 妻を階下にステイさせ登り始める。意外と楽に登れた階段であった。階上ではテラスに出るドアが分からず,窓越しの撮影となってしまった。幻想的な様子は地上から当てられるスポットライトの色にあることが判明した。ゆっくり階下に降りてみると,妻は妻で受付の婦人と友達になっていた。階段に座り込んで本を読んでいる妻に,寒くはないかとお尻の下に敷くためのシートを持ってきてくれたのだそうだ。折り紙を折ってあげると真剣に娘にも教えたいと,のめり込んできたようだ。マリアという名の,本当に美しく優しい人だった。一時の会話を楽しみ,「ジャンダルメンマルクト」のクリスマスマーケットに向かった。
 ここは入場料が1ユーロ必要な場所だった。会場はラッシュ並みの混みよう。くるくると会場内を巡り夜のクリスマスマーケットを堪能すると,Uバーンを使ってホテル最寄りの「Adenauer-platz駅」まで帰ることにした。

フランスドームのマリアさん ジャンダルメンマルクト オリーブ(イタリアン)

 この際のUバーン乗り替え時の出来事である。私の後ろを歩く妻が扉に挟まれてしまった。私の前にいた青年が突如,機転を利かせ方向転換し,扉を開けようとしてくれた。日本で慣れている私は,どうせ開くだろうと言う気持ちでいたため一瞬手助けが遅れてしまった。二人で扉をこじ開け事なきに済んだ。青年は何もなかったかのように座席に座っている。挟まれたままだと大変なことになっていたかもしれない。もう一度開くような気配は無かったからである。私は妻にお礼をと促した。日本から持参したお土産を手渡したが,彼は当たり前だという様子で,ユーアーウェルカムと言っていた。
 ホテル近くでイタリアンの店「オリーブ」を発見。ピザとスパゲティとサラダとビールをオーダー。夕食らしい夕食を摂った。味付けもおいしくピザも生地もイタリアで食べたピザのように厚手ではなく満足の一品であった。ビールもおいしく頂けた。30ユーロ余り。食後ホテルへは200メートル余りの道程である。
 予定していた観光地リストの7カ所に訪れることができた。
 「カイザー ヴィルヘルム記念教会」(Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche)も「ツォー駅」近くなので午前中に行けたら行ってみたいと思って床に就いた。(帰国して1週間。この教会のクリスマスマーケットにトレーラーが突っ込み大勢の方が死傷したというニュースが伝わった。テロであるらしい。ご冥福を祈りたい。)
歩数26211歩

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