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ノイシュヴァン
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旅のエピローグ

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12月11日(日)第6日
 7:15集合ミュンヘン駅26番線YORMA'S前。今日のツアーの集合場所と時間である。
 6時30分に起床。7時からの朝食を諦め7時過ぎにホテルを出る。朝食はYORMA'Sで買うつもりでいた。サンドイッチとコーラ,コーヒーで今日の朝食を済ませることにする。先払いの為か7時20分メンバーが全員揃った。(いったいどの程度の遅刻まで許されるのだろう?)しかし,バスが来ていない。このツアーはJTB主催でいろいろな旅行会社に募集しているようだ。私たちはHISから入った。この時期としては30名を超えるということは希なようである。ガイド自身驚いていた。
 ガイドさんは人当たりが柔らかで,誰にでも対応できるタイプのようである。こんな烏合の衆のツアーを束ねるには打って付けかも知れない。こちらがサポートしても動じない。さらっと受け流すことができるキャラである。人が良さそう。「ミュンヘン市内の観光案内」から「ノイシュバイシュタイン城」に向かう。
 今回も妻にとってはここだけで良かったという。私にとってはドイツに行くなら旧東ドイツ巻を訪ねてみたいという想いが募っていた。お城は正に東京ディズニーランドのシンデレラ城。このお城を模して造ったのだから当たり前と言えば当たり前になる。
 ツアー客の中からは「シンデレラ城みたい!」と言う歓声まで響いていた。
 免税店前に到着。045タイム:ただのトイレに入る。次から次へと東洋系のツアーが到着してくる。
ノイシュヴァンシュタイン城
 この城は同年7月にスイスを訪れた時,最終日のフリータイムを利用して行って見ようか?と言った観光地である。後ろ髪を引かれつつ帰路に着いたことを思い出す。
説明を聞いていると行かなくて良かった。夏場は多くの観光客でごった返すそうだ。


 当初は徒歩にて「マリエン橋」まで歩かなければならないという状況ではあったらしいが雪が少なく,運良くシャトルバスの運行が続いていた。ガイド自身も現着までそのことを認知していない様子であった。過去の経験で動いていたようだ。最新の情報を逐一手に入れるというタイプのガイドではなかった。お陰でシャトルバス(登り1.8ユーロ)にてマリエン橋まで登ることができた。歩いていたら昼食なんて無理な行程だ。11時の入場も無理だったのではなかろうか?マリエン橋からの観光もできなかったであろう。ラッキーが重なったようだ。
 バス停から少し登ると後は下りで「マリエン橋」へ到着する。ここからは天候の具合で城が見えないこともあるらしい。今日はクリアーに城が見える。青い空と緑の深い谷との狭間にくっきり白亜の城が鎮座している。感動の瞬間であった。「マリエン橋」の上で数分を過ごしシャッターを繰り返し切り続けた。一眼を持ったカップルにシャッターを押してもらう。彼女の口からは「ヒイズプロフェッショナル」の声が聞こえたので期待していたのであるが。ツアーメイトからも頼まれる。ずっと居続けても良いような場所である。

麓からノイシュヴァンシュタイン城を仰ぐ。 ラッキーにもシャトルバスが運行されている。 主役が私たちになってしまった。

 10:40「マリエン橋」から約束の時間が来たので城に向かう。11:00が入場の時間である。城内は撮影禁止。しかし,外の景色は撮影しても良いそうである。日本語のラジオガイドを片手に城内を巡る。お城の起源は新しく19世紀後半17年の歳月をかけて築かれた。「ホーエンシュヴァンガウ城」も見える。豪華な内装。壁画の印象が強く残っている。質素では無いが,そう派手でもない。1F〜5Fと上り下りがきつい。窓からの景色が一番美しかった。
 下山にも時間がかかる。妻の足腰では今後大変なことが起こるかも知れない。妻を馬車に乗せ一人徒歩で山道を下る。下りは私にとって楽な道なのでそれなりに景観を楽しみながら下った。ただ馬糞には気をつけなければならない。「袖擦り合うも多生の縁」終点に達しても馬車はなかなか到着しない。妻は妻で車上で楽しいコミュニケーションを図っていたようだ。6歳のロンドン在住の少女家族と。その後の再集合でバス乗車の際「おばちゃんも乗ってるよ。」のかわいらしい声が耳に入った。別れ際にはお礼の手紙メモをもらっていた。

いろいろなアングルから 別の城のよう! ノイシュヴァンシュタイン城

 昼食は下山後バス出発までに摂らなくてはならない。ガイドが一番最初に説明してくれたレストラン「Hotel Lisl」に目星を付けていた。60分もない。迷わず入店するが先を歩いていたオーストリアのご夫婦と相席することになった。入店時も私たちに気遣っていてくれた。片言のドイツ語も通じたようで嬉しかった。店内は混んでいて英語のメニューをお願いするがドイツ語ばかりが目立って分からない。日本語のメニューは?英語のメニューは?と聞いていると写真付きの英語メニューを持ってきてくれた。一番上の仔牛のカツレツとサラダがランチメニューで早そうである。値段も10ユーロと手頃であった。昼飯前に隣のご夫婦が呑んでいるビールとコーヒーをオーダーする。狙い通りスピーディに料理が出てきた。味付けも日本人好みの味付けである。お肉の厚みも十分ありカリッと揚がっている。チップも請求書にインクルードされている。日本人にとってはとても有り難い。迷うことがなかった。オーストリアのご夫婦はコーヒー&ビアーブレイクに訪れていたようだ。入れ替わりに日本人夫婦?が相席となった。べっぴんさんの嫁さんだ。ドイツ料理のリストを作ってメニューと照らし合わせている。そのアイデア良いねなんて話しかけるとドイツ語分からないのでなんてご謙遜。ロンドンで暮らしているという。

ホーエンシュヴァンガウ城 マリエン橋から城を 昼食:仔牛のカツレツ

 次に向かった「ヴィーズ教会」は世界遺産に認定されている。天井が平面なのにもかかわらずだまし絵でドーム状に見えるのである。涙を流している奇跡のキリスト像も珍しいらしい。一時は取り壊されかけた教会だそうだ。田舎の一隅に静かに建っている教会である。世界遺産なのに混んでいないのも良かった。天気も良ければもっと良かったが,昼過ぎから雲の厚みが増している。

ビーズ教会(ワールドヘリテイジ)
 白地に淡い彩色の宗教画は珍しい。教会に入るといつもずしりとした重たさを感じるものであるが,ここは違っていた。対角線広角レンズでも捕らえきれない。


ゆまちゃんと一緒に 長閑に佇むビーズ教会 初代ビーズ教会

天界の入り口? 奇跡のキリスト像 入り口上のパイプオルガン

 最後に「リンダーホフ城」の見学である。他社のツアーはこの3つの訪問地の「ノイシュバイシュタイン城」と「ヴィーズ教会」か「リンダーホフ城」のうち一つの見学地がメインとなっていた。三つ巡るツアーはJTBだけであった。
 「リンダーホフ城」屋外のモニュメントには雪囲いが施され何の趣も感じられない。日本の雪つりは風情があって素晴らしいのに。しかし,流石に内部は装飾が素晴らしかった。32名の日本人のツアーであることから暖炉に隠されたスピーカーから日本語の解説が流れてくる。「ノイシュバインシュタイン城」を造ったのと同じ「ルードリヒ2世」が巨額の費用を投じている。16時30分まで空いているはずのギフトショップもクローズ。18時過ぎにミュンヘン到着。解散。

リンダーホフ城 殺風景な庭(菩提樹が) ガイドさんと

 駅でお土産を購入後ホテルに向かい,35年前に訪れた記憶のある「ホフブロイハウス」を目指した。途中クリスマスマーケットを楽しみながら。特に「マリエン広場」は賑わっていた。屋台でチェリーやケーキを購入しそれらをほおばりながら新市庁舎のライトアップも楽しんだ。

ミュンヘンクリスマスマーケット。年中歩行者専用となっている。 クリスマスマーケットの屋台がコロニーを作って点々と・・・。 夕食前のケーキは別腹?

35年ぶりのホフブロイハウス
 35年前には入り口が分からずその前を右往左往した記憶が蘇る。木製の分厚いドアを開けると熱気むんむんのビアホールが現れた。その雰囲気を再び味わうことができた。ホフブロイハウスは分かりやすくライトイエローにライトアップされていた。過去の記憶は何なのだろう?それにしても旨そうな顔するね。

 「マリエン広場」から「ホフブロイハウス」まで念入りに地図で確かめていると,妻が通りすがりの人に道を尋ねている。右行って左だろ?その通り!見事迷わず「ホフブロイハウス」に到着。学生時代はその入り口が分からず行ったり来たりしていたことを思い出すのに。今日の「ホフブロイハウス」は何と分かりやすいことか。ライトアップされている。入り口も複数設置されている。中に入る。昔と変わらない熱気が伝わってくる。席を捜して静かな端の方へ。席はフリーで案内無し。厨房の横に4席がけの席が空いていた。今日のツアーで見かけた人とも出会った。まず1リットルサイズのオリジナルビールをオーダーする。1リットルだがすんなり飲める。料理も英語メニューからホワイトソーセージ・お肉・最後にダークビールで締めとした。当然1リットルサイズしかない。

 トイレは昔のままかなと覗きに行ったが近代的に改装されていた。昔の名残なのか便器は半円形に設置されている。ショップでお土産を物色。ホテルに帰ることにする。が,方向が分からなくなってしまった。途中観光客に道を聞くが快く持っていた地図までくれようとしてくれた。

マリエン広場のライトアップ ホフブロイハウスにて。団子はソースと混ぜ合わせるそうだ。 ホフブロイハウス内部
 「マリエン広場」を確認。不意に今日のツアーで知り会った京都の女子学生二人組と遭遇。卒業旅行の一つ?なのだろう。多少の縁以上の縁かな?カールス門をくぐり,元来た道をホテルに帰る。マリエン広場まではほぼ直線の行程である。大きさの割にコンパクトな街なのであろう。
歩数22104歩

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