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旅のエピローグ

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12月8日(木)第3日ベルリン〜ドレスデン
 昨日と同じような空模様。晴れ。午前中のベルリン観光も考えたが,11時のベルリン発ドレスデン行きに乗ることに決めた。ホテルでゆっくり朝食を摂り,近くの開店したばかりのスーパーでおやつや水を買い込んだ。開店記念のいろいろなサービスがあった。
 ホテル近くにタクシー乗り場を確認できたので「ツォー駅」まで乗ることにした。Uバーンでも連絡できるが,乗り換え時の歩行距離が予想が付かず長くなると疲労もたまる。乗ったタクシーはプリウスで7.5ユーロだった。運転手は片言の英語を話す。0.5ユーロのチップ。
 ドイツのレイルパスはSバーンからの乗車が可能だとのことであった。「ツォー駅」で開始の手続き(ヴァリデーション)をしていこうとオフィースらしきところを捜すが,そこで一悶着。「ステーションオフィスに行きたいのですが?」「どこの?」「ここの。」「どこのステーションオフィスに行きたいのか?」「ここの!」そんなやり取りを繰り返すばかりで一向に埒があかなかった。チケットも提示している。見ようともしない。いったい彼は何だったのだろう?後ろに数人並んでいる。「中央駅」で手続きすることにする。
 慌てて,やって来た列車の「ベルリン」の表示だけを確認して飛び乗ってしまった。数駅走ると反対方向に走っていることが判明。次の停車駅で飛び降りる。当然反対側の列車に乗り換えようとするためである。その様子を不自然に思ったのか通りすがりの女性が声を掛けてくれた。「どこに行きたいの?」「セントラルステーション!」と答えると別のホームを指差し教えてくれた。(日本なら声を掛ける人は少ないかも知れない。)本当に有り難い。反対側の列車を待っていても来なかった訳だ。階段を駆け下り,再び駆け上がってセントラルステーション方向の列車に乗ることができた。
 二駅逆走していたようだ。無事中央駅に到着。(日本語では中央駅=セントラルステーション。だが,現地の人はメインステーションを使っている。)インフォメーションで乗車手続き場所を聞く。アップステアーのライトだそうだ。行き着いたオフィスだったが数名の客が並んでいる。暫く待ったが,このままでは11時の列車には乗れそうにも無い。チケットの説明には列車の中でも手続き可能となっている。しかし,トラブル防止のためオフィスの方が確実なような表記もなされている。次の便を1時間待つのも面倒なので乗車手続きをせずプラハ行きの「ICE」列車に飛び乗った。座った席はシルバーシート。荷物台には予約区間の表示もない。代わるべき人が来れば代わればいいと思って陣取った。向かい側の席にも私たちとかわらない年行きの夫婦が鎮座していた。
ドレスデンへ
君主の行列
 連合軍の空爆でも被害を免れた。ミラノの最後の晩餐もしかり。
最後の晩餐は鳴門の大塚美術館に修復前のレプリカと修復後のレプリカが相対して実物大で展示されている。

  乗るには乗った。座るには座った。これから「ドレスデン」まで2時間余りの列車の旅である。周りに座っていた人々はJAの老人会の旅行のようにウキウキしている。そして,とても騒がしかった。旅行を楽しみにしている雰囲気が伝わってくる。暫くすると車掌が回って来た。乗車開始手続きを頼むとすんなりスタンプを押してパスポートナンバーを記入しておいての指示で終わってしまった。妻が折り紙を折り始めた。向かい側の男性が興味があるのか覗き込んでいる。鶴と風船をプレゼントしたら喜んでいた。日独友好の架け橋の一助になっただろうか?
 13時過ぎ「ドレスデン」着。ベルリンと同じように晴れている。南に200q程下ったがやはり寒い。太陽高度が少し上がったように感じる。インフォメーションでホテルの場所を確認。10分かかると言われた。歩き始めるがホテルらしき建物が確認できず,途中出会った青年に所在を確認。「フォローミィ」と案内をかってくれた。自然な動作で本当に有り難い。お礼に列車で折った折り鶴をプレゼントする。

君主の行列 王家の紋章? 反対側より:先頭方向
 ホテルはまだチェックインできない時間帯なので荷物預けと所在の確認に立ち寄った。ユースホステルを併設した眠るため専用のホテルのようだ。
 再び中央駅のインフォメーションに引き返し「1日乗車券ファミリー15ユーロ」を購入。今考えれば「1回券」は1時間有効なので旧市街までの往復で4枚の購入9.2ユーロで用が足せたことになる。「6ユーロの1日乗車券」ならルートを間違えても安心できる。「ターゲカルテファミリー9ユーロ」が経済的だった。
三位一体大聖堂 三位一体大聖堂 これは何にあたるの?
 トラムの乗り始め,実際7番のトラムの方向を間違い旧市街とは反対方向に行ってしまった。慌ててトラムを反対方向へ乗り換え,エルベ川を渡ったところで8番のトラムへ乗り替える。エルベ川を目印としたためである。だいぶ遠回りをしてしまった。ポスト広場で下車。旧市街のど真ん中。歴史を感じさせられる景観である。中世にタイムスリップした感がある。

風景の額縁
エルベ川へ向かって歩き始める。左手に「ゼンバーオペラ」右手に「三位一体大聖堂」を確認することができた。ついでに「君主の行列」まで見てしまった。アウグストゥス橋を渡り旧市街を眺めた。丁度日没に当たり逆光状態であった。画像にはその美しさが収まり切らなかった。エルベ川河岸をしばし対岸の街並みを鑑賞しつつ散歩する。薔薇の実をポケットに入れている人がいる。

川幅が広く描かれている.橋のアーチも多いぞ! 絵に近いアングルではある。 ドイツ最古のクリスマスマーケットだそうだ!

 再び橋を渡り,左側の路地に入って行く。もう一度「君主の行列」をしっかり見学。トイレを探し「レジデンツ」に入るがチケット無しでは使用不可能であった。クリスマスマーケット横のデパートに赴く。045タイムの後,夕食もここで摂ってしまえと物色するがピンとくる所を見つけることができなかった。

グリューワインとソーセージ
暖かいんだから・・・!
刺繍屋さんで値切っているのかな? クリスマスオーナメント達を興味深げに・・・。

 「アルトマルクト広場」のクリスマスマーケットへ。ここはドイツ最古の伝統を持つという。グリューワイン。パンに挟んだ焼きソーセージ。等々を堪能。安売りをしていたリンツのチョコレートをうれしそうに買い込んで「中央駅」に帰り夕食を摂ることにした。
 途中トラムを乗り違えたが一駅で済んだ。「ノイシュタットマルクト」の金ぴか像を間近で見た。「アウグストゥス強王」の像である。「アルトマルクト」からトラムに乗るともっと近道なのではあるが,来た道を引き返す方法を選んだ。

10メートルのピラミッド 駅構内のクリスマスツリー レジデンツ中庭で

「ドレスデン中央駅」付近でレストランを物色。「FACHFEISCHEREI GRILL」の看板が目に留まった。お肉屋さんとビュッフェが一緒になったようなグリルである。とりあえず入って見ることにした。メニューもあるが食べたい料理をリクエストしても受け付けてくれた。ドイツにやって来てポテトらしいポテトを食べていないのでポテトメインのマッシュやチップポテトをオーダーをする。私は肉にも飢えていたので肉料理も注文した。ビールやコーヒーを合わせても10数ユーロであった。ビールのお代わりは2ユーロだということを延々と説明してくれた。真面目な青年だ。とても安いには安かったが,お味もそれなりであったように思われる。


アルトマルクト広場 グリルでジャガイモ グリルしか読めない

 「ホテルA&O」に無事帰り着きチェックイン。バゲッジルームから荷物を引き出し,5階の部屋へ。小さな部屋に小さなベットが備わっている。シャワーとトイレは付いている。ネット検索すると安く泊まれるホテルなので(ユースホステル併設)客層が悪く,夜中まで叫び声が聞こえ落ち着いて寝ることはできなかった。単身のサラリーマンの利用も目立っていた。
歩数14642歩

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