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旅のエピローグ

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12月12日(月)第7日(ウオーキングプライベートツアー)
 9時15分からミュンヘンの「ウォーキングプライベートツアー」を予約しておいた。一人10ユーロの口コミだったが良く読むと6人参加一人10ユーロとなっている。結局1グループ60ユーロと言うことになる。帰国日に当てもなく歩くより,ガイドしてもらった方が楽かな?という想いからの参加である。
ホテルリージェント外観 部屋はコンパクト 朝食
 ホテルでもゆっくり過ごすことができた。昨日食べられなかった分,時間を掛けたっぷり朝食を摂った。今回4つのホテルを利用したが朝食については一番バランスが取れていたのではなかろうか。昨日のNHホテルは見かけはゴージャスであったが味が,濃すぎた。美味しさを感じられなかった。
マリエン広場にて
 9時にホテルを出る。ゆっくり歩いて15分の距離。昨晩「ホフブロイハウス」へ出掛けるときに待ち合わせ場所を確認しておいた。
 自分勝手に15分集合と理解してしまっていたようだ。15分になってもガイドが現れないのでイラッと来かけた頃だった。ガイド登場。そのことを告げるとあっさり20分集合ですよと訂正された。昨日の集合時間が7時15分だったのでこの15分が脳裏に焼き付いていたのかも知れない。 切れないで良かった。9:20集合カールス門プライベートガイドウォーキングツアーまず,待ち合わせ場所のマックでのトイレからツアーは始まった。
順に巡った場所を挙げていくと
@司法裁判所(1881〜1898)
Aカールス門(1315)
Bカールス門塔・カールス広場円形建築(1899〜1902)
Cカールス広場噴水(1972)
D噴水小僧(1895)
Eアウグスティーナ醸造所(レストラン・ビアホール)1328
F聖ミヒャエル教会(1583〜1597)
Gフラウエン教会(1468〜1488)
Hマリエン広場(1315〜)
I新市庁舎(1867〜1909)
J聖ペーター教会(1181)
Kヴィクトアリエンマーケット(1807〜)
Lホフブロイハウス(1589)
Mアルターホフ
Nバイエルン州立歌劇場(マックス・ヨゼフ広場)1818
Oレジデンツ(1385〜1918)
P将軍堂(1841〜1844)
Qオデオンス広場(1827)ヒトラークーデター失敗(1923)
Rテアティーナ教会(1663〜1675)
Sスーパーマーケット
カールス門元はマリエン広場の噴水に ドイツ狩猟漁猟博物館の猪のオブジェと 新市庁舎初期段階。増設に増設がなされていった。

昼間のホフブロイハウス 将軍堂・オデオンス広場 ガイドの二二子さんと

 途中いろいろなリクエストにも応えてくれた。「小分けにするお土産の良いのがあるか?」とか「ビアジョッキの老舗は?」とか。最後に近くのスーパーマーケットにも一緒に行ってくれ,いろいろな小物の説明も行ってくれた。プライベートツアーだけ有ってプライベートな話までしてくれ,最後にクッキーのプレゼントまで頂いた。チップは私たちからなのに!たった2時間あまりのガイドであったが内容は濃すぎるくらい濃い。ツアーに参加しなければ通り過ぎて見過ごして行ったに違いない場所場所を知ることができた。
 別れ際,近くにスタバがあるというので辺りを捜したが,発見することはできずカールス門のマックに引き返すことにした。途中,さっき説明してもらった「アウグスティーナ醸造所」(レストラン・ビアホール)に入ろうと言うことになったが,強面のお兄さんにビールとスープなら隣へ行け,ここはレストランだと指示される。その態度に気分を害されたので隣の居酒屋へ移ることもなく店を後にした。少し椅子に座れて休むことができた。
 「ホフブロイハウス」が気楽に入れる場所だとの説明もこうして実際に体験して比べてみると納得,うなずける。事実今回もトイレ休憩に「ホフブロイハウス」に立ち寄った。チップなし。カールス門まではもう少しである。

カールス門マックでの「折り紙レクチャー」
 マックの一角でドイツの子どもたちを相手に「折り紙」のレクチャーを行ったようだ。ドイツ人は折り紙を折っていると興味深げに覗き込んでくる人が多い。少女達もおばさん一人なものだから何の警戒心も無いようである。日本に少しでも興味を抱いてくれる子ができれば良い。

 マックも昼過ぎだけあって満席状態。まず腰をかけられる場所を確保することにした。二階の片隅にコートを着ようとしている女性を発見。近寄る。すんなりと席を確保することができた。コーヒーのミディアムをオーダー。朝食を9時前までしっかり摂ったので二人ともお腹はあまり空いてはいなかった。このマックもガイド曰く入りやすい場所だと言うことだった。コーヒーを飲み干した頃,私はフランクフルトに立ち寄った昨年来から気になっていたビアジョッキの置物を物色に出掛けることにした。これもツアー中お店を教えてもらっていた。妻は時間つぶしにいつもの折り紙を始めていた。

街角のポスト(黄色) お土産店 ミュンヘン駅
 そのスーベニアーのお店もカールス門からあまり離れていないところにある。まず絵葉書を投函すべく黄色いポストを捜す。路地を少し入ったところに発見することができた。オーストラリアでお世話になったデズとデズリィにも忘れず出すことができた。お店は奥に広く数多くのビアジョッキが並べられている。5000円くらいのものにターゲットを絞った。上はきりがない。大きすぎても見栄えはするが,持って帰るのに難儀するかも知れない。旅の記念として買うことにした。やはり目移りしてなかなか決められない。候補を数点に絞った。妻を一人放りっぱなしにしている。友達へのお土産も手に取りレジへ。店員にステッカーをオーダーする時に「アイン ウント アイン」なんて片言のドイツ語を喋っていると店員から流暢な日本語が帰ってきた。レジの女の子からである。2年間沖縄と東京で日本語を習ったという。日本人が来て日本語が喋れると嬉しいと語っていた。ポストカードを2枚プレゼントしてくれた。
 一時の日本語での会話を楽しみ,カールス門のマックに帰り着く。心配していた妻であるが,座っていた二階の一角が騒がしい。6人の女の子達が妻を取り囲んでいる。少し驚いたが状況は直ぐ飲み込むことができた。カールス門マックで「折り紙教室」を開いていたのであった。一人折り紙を折っていると一人の女の子が興味を持ったらしく友達を呼び集めたらしい。丁度人数分の折り紙を持っていた妻は,折ってあげるのではなく昔取った杵柄で折り紙レクチャーを始めたらしい。6人の少女達とワンダフルな時間を過ごしていたようだった。午前中の疲れも吹き飛んでいったようである。
 午後帰国前に一カ所入るとしたら「レジデンツ」を勧めてくれていた。ピナコテイクは月曜日でお休みらしい。当初予定の観光地を半分回ることができた。今朝のウオーキングツアーでとても濃い観光ができた。「二二子」さん有り難う。

 子どもたちとも解散。気がつくと14:00が過ぎていた。予定を1時間繰り上げ空港に向かうことにした。まず,ホテルに預けた荷物の回収とプライベートツアーで買い込んだお土産の詰め替え作業を行わなければならない。朝来た道を引き返す。荷物を受け取り,ロビーの片隅でスーツケースを広げる。壊れ物はきちんとスーツケースに収まった。最後にホテルの振る舞い酒である「グリューワイン」を頂いた。ミュンヘン駅のルフトハンザ航空のバスに乗るため3日間お世話になったホテルを後にする。

ミュンヘン駅26番線からの出口付近 エアーブロイ(全日空ゲート:門前)の兄ちゃんと ミュンヘン空港:ANA機が駐機している

 15:30のバスが出たところだ。次は15分後の15:45発になる。ここで一悶着!みゅう(ミキトラベル)のバウチャーを購入していた。運転手に見せるだけでことが足りるという口コミであった。財布も出さずに済む。ドライバーから買うのと同じ11ユーロ。バウチャーを運転手に見せるものの「ペーパーは2枚必要だ。無いなら金を払え。」「払った。」と言えば「どこで?」「ネットで!」と言うと呆れたような顔をする。「乗せろ」「乗せない」の押し問答。あたかもベルリンのツォー駅での情景が蘇った。
 埒があかないので後続発のドライバーと交渉することにした。彼にバウチャーを見せると「前のバスに乗れ」と言う。「乗せてくれない。」というとバウチャーを持って前の運転手に説明してくれたようだ。このバスには乗りたくなかったが乗ることはできた。最初の振る舞いに対してわびの言葉は一切無かった。空港での降り際でも他の客には航空会社を聞くのに私たちには無視。それでも荷物は出してくれた。
 第2ターミナルで降りなければならなかったが第1ターミナルで降りてしまった。空港内のインフォメーションでANAのカウンターを訪ねる。分かりやすく教えてもらった。と言うか半年前に訪れた場所でもあることから空港のロケーションがピンと来たのである。第一ターミナルには大きな「エアーブロイ」があった。中庭には小さなクリスマスマーケットが開かれていた。まずチェックインを済ませることにした。札幌から一人英国とドイツにやってきたご婦人と言葉を交わす。お孫さんに会いにやってきたそうだ。
 荷物は2時間前からしか預かってもらえないらしい。10分待てのコメントを頂いた。手荷物を預けた後,空港のクリスマスマーケットに赴いた。小さなマーケットであったが可愛い物が揃っていた。チーズも買おうとしたが日本まで持って行くと言ったら止められてしまった。妻は小さな人形とスノードームが気に入り買い込んでいた。スーパーも目に入ったのでしっかりパックされたチーズに目星を付けた。売り場はクローズだったがレジにて購入することができた。もっと大きいのが欲しかった。
 再びターミナル2へ。6月にワインやビールを買い込んだ小さなスーパーを尻目に遅く軽い昼食をコンコースで摂った。手荷物検査後,寄るべき店を決めていたからである。
 再びエアーブロイへ。6月スイス旅行にご一緒させて頂いたご夫婦と最後にこの店に入った。この時呑んでいないビールを呑んでみようという想いから。あの時注文したウインナー6本と「ジェットストリーム」と命名されたビールを頼んだ。妻はコーヒーとケーキを頼んでいた。片言の日本語を知っている半ズボン(民族衣装)をはいた賑やかなお兄さんがウエイターだった。名前はニコル。半ズボンは500ドルするそうな?通りすがりに日本語を喋ってくる。全日空のアナウンスが度々聞こえてくる。門前の小僧習わぬ日本語を覚えたのだろうか?手元にあった鈴のついた招き猫のストラップとお正月シールをあげると早速財布に付けていた。時々店を抜け出して他の店で油を売っている。その様子がまたおかしい。最後に,お兄さんお勧めのビールをお願いした。ジョッキに複葉機のシルエットが可愛かった。どちらも飲み易い口当たりの良いビールだった。定刻30分前搭乗口に向かう。既に搭乗が始まっている。

ミュンヘン空港の小さなクリスマスマーケット ビーフと野菜のカレー:離陸後 961Kcal 鮭幽庵焼きと鶏団子:離陸後 767Kcal

 機内座席が25のABで通路側が取れなかった。Cのご婦人が「いつでも声を掛けてくださいね」と旅慣れている様子。マルセイユからミュンヘン乗り継ぎで千葉の船橋まで帰るそうだ。ツアーファイナルの「結弦」を応援に行った帰りだという。世界を相手に追っかけする人が本当にいるんだと認識を新たにさせられた。「修造」と「信成」が同じ飛行機に乗っているという。やけに機内が暑いはずである。
 帰りは「超高速参勤交代」や「リターンズ」「君の名は」の見返しを行っていたが,いつの間にか眠りに陥っていることが度々であった。4〜5時間は眠っていたかもしれない。A席だったので機上のオーロラも期待したが見られず仕舞い。トイレもC席のご婦人が立った時に行くようにはしていた。気遣わなくて済む中央の島の通路側がやはり安心できるポジションである。機内食は行きのメニューの味付けが良かった。
歩数16804歩

旅のエピローグ