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5月18日(水) ウポポイ〜小樽

ウポポイへ
 有珠山パーキングで昼食休憩の後は千歳方面へ車を走らせる。白老町近くになるとウポポイの標識が目立ち始める。高速を降り少し走ると到着。驚いたのは駐車場。駐車料金を徴収するんだ。500円。入場料金は1200円。
 使い勝手が分からないので入場前にレクチャーを受ける。これから体験できるアクティビティに目星を付け現場で予約を入れなければならない。体験交流ホールに向かい予約を入れる。時間まで博物館に行ってみようということになった。しかし、こちらでも予約が必要だとのこと。16時の予約を取り土産の物色で時間を潰す。体験交流ホールで14時30分からの短編映像「カムイユカラ」上映鑑賞。アイヌの昔話をアニメ化した作品2本。15時30分からは「シノッ」「イノミ」:アイヌの歌や踊り祈り(伝統芸能)の上演があった。アイヌの人々の生活の一端を感じることができる。博物館は16時台に入ればいいよいということなので、舞台の向こうに見えていたチセ群に向かう。上演終了後は全館消毒されていた。



体験交流ホールの舞台裏に広がるポロト湖とチセ。舞台裏がガラス張りで後ろの風景が見える。



トウレッポん 植物の一種である。 舞台裏の窓。

 PRキャラクターの「トウレッポん」小さいオオウバユリという意味だそうだ。オオウバユリはアイヌにとっての貴重な食料であり保存食として蓄えられたそうである。右手に持っているのがトゥレプアカ?(オオウバユリの円盤)トゥレプから作る保存食。お腹が空いている人に会ったらプレゼントすることも。左手に持っているのがトゥレプの茎。とても長い茎で、お散歩の時には杖にもなる。丸いプップッ(果実)が茶色になると、シャラシャラと種が飛び出して仲間を増やすそうである。

大きなチセ アイヌ文様 ムックリ(口琴)


 体験交流ホールの舞台後ろに見えたチセ群に向かう。「伝統的コタン」と呼ばれるセクション。アイヌの展示物?だと思いきや職員の手作りだという。ゴールデンカムイで解説されていたおもちゃもある。チセも本来はこんなに大きなものではなく、熊牧場にあるものがオリジナルに近い大きさだという。現代の建築基準法に照らし合わせるとこの大きさになってしまうのだと語ってくれた。大学が四国学院だということで四国の話も交えながらいろいろと裏話も聞かせて頂いた。
 外の広場で「ウバシクマ」が始まるので是非見て行ってくれとのこと。語り部とムックリの演奏を聴いた。


 17時前に国立アイヌ民族博物館へ。16時台の予約なのでOKなのだそうだ。
 中はとても大きな空間にセクションごとにアイヌの生活様式がちりばめられている。
 函館の北方民族博物館の見学も役だった。

 ウポポイに関しての情報不足からアイヌの民俗資料館だとばかりの思い込みがあった。今回の訪問で感じたことは、アイヌ文化を体験してもらいたいというコンセプト。初めて行ってここを堪能するには事前学習が必要。その後まるまる一日を掛けて。いやそれ以上の時間が必要かもしれない。
 国立アイヌ民族資料館。
 メインパンフレットには大まかなウポポイが記されている。
 各種セクションにおけるパンフレット。
 ウポポイにおける各種体験プログラムのタイムテーブルである。ここで働く人々もまた体験プログラムのためのアクティビティを開発している。観光で訪れてちょい見で終わる生半可な施設では無いようである。訪れる人々が正対すれば、その反動もまた大きく返ってくる施設であると思われる。次回の訪問は時間にゆとりを持って再び訪れてみたいと思っている。先住民族(ネイティブ)としての日本人を知るために。

チセ 上映アニメ 小樽ビール

 ウポポイ見学の後は小樽に向かった。札幌より小樽を選んだのは小樽ビールを訪れてみたかったからである。帳の降りる前に小樽到着。ホテルをグランドパークにした。ここでの宿泊は2度目となる。過去の記憶は飛び去ってしまっていたが、ここからタクシーに乗って運転手お勧めの店に運んでもらったことを覚えている。突き出しのイクラの多さが印象に残っていた。

久方の1リットルジョッキ お勧めはホッケ 小樽運河

 小樽ビールは思っていたより大きなビアホールであった。流石元倉庫。大きな空間に大きな銅製の醸造釜がよくマッチしている。ドイツのビアホールを彷彿させる。早速1リットルのピルスナーをオーダー。パエリアも美味しかった。お勧めは何だろうとオーダーしてみると、大きなホッケであった。ここには写っていないが、ホワイトソーセージ、巷では皮を外して頂くようだ。私はあの皮のかみ応えが心地よく、皮は外さないで食べてしまう。心地よい酔いでホテルに・・・。

道南最終日・キリンビール工場