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9月18日(月)出発当日 第1日目 徳島〜羽田

 出発の朝,羽田の発着状況をネットから調べる。羽田の徳島行き1便が欠航になっていたので徳島空港に問い合わせるとJALもANAも2便から飛ぶという。満席の2便で羽田に向かうことができた。3連休最終日でもあり子連れの乗客が目立つ。搭乗時,妻は杖をついていることからプライオリティ対応のカードを手渡され飛行機に一番乗りすることができた。
 12時過ぎに羽田到着。第2ターミナルで荷物をピックアップ。国際線ターミナルへシャトルバスで向かう。手荷物預かりが出発ロビーにあるということで機内預け用の荷物を2つ預けることにした。しめて\2000。宅配で送っておけば良かった!
 その後,妻のリクエストで国立新美術館へ。「ダリ展」があるという。リハビリ病棟で新聞の広告を見たそうだ。空港のインフォメーションで美術館までの行き方を尋ねたが,複雑すぎた。空港から京急で新橋。銀座線で表参道。千代田線で乃木坂。が乗り換えの少ないルートだと教えられた。まず,京急線の終点駅の確認を行わなかったためか新橋まで3回も乗り換える始末。美術館に着くまでに疲れてしまった。おまけに「ダリ展」は去年だったようである。あの病棟の広告は昨年のものだった訳である。残念無念。それでも歩くリハビリができたと暫く美術館の椅子で休み,用を足すとホテルに向かった。
 ホテルまでは,今年5月の「ミュシャ展」の時に体験している。何の手助けも無く向かえるはずである。乃木坂から表参道へ。銀座線で渋谷まで。渋谷が工事で複雑怪奇だが,東横線へ。丁度「中華街」行きの特急に乗ることができた。満員の列車内でヤンキーっぽい青年が「よかったら替わりましょうか?」と声を掛けてくれた。京急内でもカップルの女性の方が席を替わってくれた。(日本でのプライオリティ対応3回)
 14時過ぎにホテルにチェックイン。17時に夕食を摂りに5月に訪れた「駅の食卓」へ。5月とはスタッフが変わっていた。横浜地ビールの金賞と銀賞を飲み干し,ホテルに帰った。何とはなしにレシートを見返すと呑んでいないビールが2つ付いていた。席近くのカップルのと付け間違えた可能性がある。ダメ元でクレームの電話を入れると間違いを素直に認め,差額を振り込んでくれるらしい。未だ確かめてはいない。
 気分良く寝ることができる。途中のファミマで買った寝酒と共に。

9月19日(火)羽田〜ラスベガス 第2日目

 ホテルを11時にチェックアウト\11200は払い済み。カウンターを通さずチェックアウト。ここのホテルのレートをこれからのホテルに当てはめていくことにする。このレートは最安だとは思われるが,丁度$100(インクルードタックス)である。
 720円で「羽田空港」まで直通バスがあるという。12時50分発に乗ることにする。それまで,「みなとみらい駅」の駅ビルで堅めの担々麺と水餃子・ビールでお腹を満たした。妻はマンゴプリンを食べていた。ホテルで食べると\2000近くする。味は違うのであろうが。直通バスは電車より楽であった。電車乗り場まで歩かなくても良かったし,乗り換えもない。空港ターミナルへも近い。手荷物を受け取り(後払い)薬を買い,荷物を詰め直し,チェックイン。「エコノミー+」の席になっているという。どういう訳か有り難い。結局前泊しなくてもこの飛行機に乗れたわけであるが,予想は大きく外れていたわけではなかった。
 いつもの如くビールを引っかけ搭乗開始。妻はおやつ用のチョコレートを買い込んでいる。横並びで空き席があり,ゆったり座れた。トイレに近く後ろも壁でリクエストに応えてくれた全日空の地上係員の「佐藤さん」有り難う。コンタクトは早めに外し目を休めておくことに心がけた。
 同日サンフランシスコへ。空からゴールデンゲートブリッジが見える。入国審査後,荷物をピックアップ。ラスベガス行きに預け直す。ドイツ(ミュンヘン〜テーゲル)では最終目的地までノータッチで届いたのに。乗り継ぎまでに少々時間ができたのでコーラとカットフルーツを買うが9ドル余りを支払った。コーラが高いのはどうしてだろう?どこのスーパーのそれも高かったようで記憶に残っている。

雲が多くて,分かりにくいが富士山が見える。 殺風景な夕食。マカロニ・サラダ・パン。後からアイスクリームが配られる。 照り焼き丼?サラダ・パン。ガーリックトーストは美味しいのに(ビジネス)。

 お酒はリクエストすると,お代わりを頂ける。B級グルメ以下の機内食をおつまみにするのは良いかもしれない。ちなみに全日空のアイスクリームはハーゲンダーツである。

殺風景な朝食。オムレツ。ウインナーはまずい! 焼きそば。B級グルメ以下
アイスクリームはない。
ゴールデンゲートブリッジ。空から見るのは初めて。

 SFOからラスベガスまで,隣は上海から来た少し騒がしい人々。離陸前からリクライニングシートで遊んでいる。ラスベガス空港は初めて足を踏み入れる。到着ゲートからスロットマシーンが立ちふさがっている。トイレを済ませ,コンタクトレンズ装着。一路バゲッジクレームへ。その道程の遠いこと。ユナイテッド専用のモノレールにも乗ってしまう。降りても26番のターンテーブルまでは,その番号が示すとおり,ロングディスタンス。妻を途中の椅子で休ませ,目指す場所へ。荷物は直ぐに手元に届いた。

 マッカラン国際空港は初めて利用する。ラスベガスのイメージにはそぐわない感じを受けた。少しくたびれかけた内装であった。トイレも羽田と比べると清潔感に欠ける。
 ただ行く手を阻むようにスロットマシーン群は設置されている。37年前にはトリプルセブンを1ドルのマシーンで出した実績がある。

 レンタカーのピックアップバスの所在を確かめるため空港の外に一旦出ることにした。妻に無駄足を踏ませたくない。出口から左の端に,建物に向かって右端に乗り場がある。他の空港ではレンタカー会社毎の看板を付けたバスが走っているのであるが,ここでは一つにまとめた運営がなされているようで各社乗り合いである。レンタカーセンターしかり。妻を迎えてバスに乗る。5分余りでレンタカーセンターに到着。各レンタカー会社も一つの建物の中に入っている。アラモを探す。暫く待たされている間に予約確認書を探すもののファイルに挟んだはずのものは見あたらない。順番がやってきた。予約確認書の紛失を告げてもコンピューターで探してもらえる。
 案の定,定番だが車のグレードアップを勧めてくる。6日間で$120だというので,そんなに安くて大丈夫なの?私が予約したのは$460だったのに!疎通のない会話を続けた挙げ句,日本語で「アップグレードの費用が$120必要なのですよね!」と強い口調で言うと「イエス」の返答。こいつ日本語分かるんだ!「アップグレード無し。この契約で!」と言うと今度はGPS内蔵の車があるという。「日本語喋るの?」と聞くとすんなり諦めたようだった。最後にロードサービスの案内を日本語でモニターに出してきたので「ノーサンキュー」ときっぱり断った。最初から日本語モニター出せばいいのに!GPSのバックを手渡され2階へ。そして左へ。(彼女は確かにレフトと言った。)エスカレーターで上へ上がると係員に右側に通された。右側が正解だ。彼女に意地悪されたのかな?
 車を3台の中から選べと言う。「ヒュンダイ」はパス。アラスカでお世話になった「シボレー」を選択。GPSをセッティングしてもらうが,手こずっていた。別の女性に代わる。日本語にチェンジしてもらうが後のセッティングは,それはできないでしょう!日本語表示されてくるのだから。しかし,音声が出ない。仕方無いかと言うことで駐車場内で右折左折の確認作業を行う。トロトロと場内を1周。路上練習へと向かう。突然日本語を喋り始めたGPS。電波を受けると機能がONになるのであろうか?
 ダウンタウンに向けてストリップを北上。「ストラトスフィアホテル」周辺で高速に乗り今度は南下。空港近くで見かけた大きな酒屋に向かった。大きなスポーツセンター並みの大きさでアルコール類がうず高く積まれている。ビールコーナーであの「アラスカンアンバー」を発見。6本パックを手にしていた。ウイスキーコーナーでは「ジャックダニエル」のペットボトルの小さいのを,ワインコーナーではスクリューキャップのメルローをゲットできた。水はその量が多すぎた。500ミリリットルサイズでも24本まとめられている。水は断念。お酒を買うのにパスポートは必要なかった。アラスカは,どんな田舎でもID提示が必要だった。
 左折できなかったので,暫く車を走らせるとセブンイレブンが目に入った。そこで,1ガロンと1クオート×2の水とカットフルーツ・ジュースを買うことができた。ここでも左折はできなかったが,角地にあったため右折し中央分離帯の切れたところでUターンし,次の信号待ちで左折レーンに待機した。交差点での最初の左折である。入るべきレーンを確認し,見事右側車線に進入することができた。後はGPSに従うことにした。1回はホテルの前を通っている。ホテルに入る専用レーンがあった。駐車料金が2種類ある。安いカジノの駐車場にうまく入ることができた。エレベーターに近いところにスペースが空いている。今日のホテルは「アリア」である。

ホテルをイメージして・・・。
ラスベガスをイメージして
写真を撮ってみた。

 貴重品を持ってレセプションを探すが,駐車場からとても遠い。まず,連絡通路からカジノに入る。ホテルのレセプションの表示を見つけることができる。左の壁に沿って暫く進み,客室エレベーターを左に見ながら2ブロック進んだところで右に折れる。前方にレセプションが見えてくる。レセプションは空いていた。パスポート提示で受付完了。車の有無を聞かれ駐車券の代わりにルームキーで出庫できることを説明してくれた。部屋と車を数往復し,(その度にカジノを通ることになる)明日からのグランドサークルへ向けての準備を整えた。ホテル外観の写真も欲しくなり,しばしのフォトタイム。ホテルのエントランス周辺が面白かった。ホテル内にもアート作品が至る所に見え隠れしている。それだけでも楽しさを感じさせてくれる。
 ルームアンバー16290。部屋に最初に入るとカーテンが自動的に開き,私たちを歓迎してくれる。枕元のタブレットにいろいろな機能が集約されているが,それを使いこなすには,時間が足りなすぎる。短期の滞在ならオーソドックスなコントローラーが,見た目で分かり使いやすい。早速アラスカンアンバーを冷蔵庫の隙間に入れる。この時ワインのボトルを動かしてしまった。冷蔵庫から抜かない限りセンサーは反応しないものとばかり思っていた。

アリアのエントランス昼間 アリアのエントランス ビュッフェにて

 昼から何も食べていない。お腹が空いていたので最初に目に付いたビュッフェで夕食を摂ることにした。「2for1」の看板にも心惹かれた訳であるが,請求されたのは$82.25という料金だった。小さな文字で但し書きがあったに違いない。おまけにパスポートの提示が必要だとのこと。慌てて階上の部屋まで立ち戻った次第であった。アルコールは別料金である。ここは,水で我慢し部屋に帰ってアラスカンアンバーを堪能することに決めた。お腹が一杯になった。食べ過ぎ状態かも知れない。品数は多かったが,日本人にはひと味足りないというような味付けだった。サラダを中心にローストポークが気に入った。
 夜景を撮影し,部屋に帰り,お風呂に入り,早めに寝ることにした。バスルームもビジネスホテルなみの大きさがある。湯船とシャワーが離れていて使い勝手が悪い。湯船も卵形で機能性には優れていない。デザイン性には優れているかも知れない。風呂上がり,あのアラスカンアンバーをグッと引っかけた。冷やした2本のビールはあっと言う間に無くなった。寝酒には足りそうもないのでワインも引っかけて寝ることにした。残りのワインはペットボトルの空いたのに詰め直した。

アリアのエントランス夜景 スタンダードダブルルーム アリアのカジノ

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