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コロラド川の流れ
9月25日(月)第8日目 ラスベガス〜SFO〜帰国第8日目

 4時起き。妻の携帯の目覚ましが鳴る。4時30分にはレセプションで精算を行っていた。余分なチャージはない。アリアと比べると駐車場までの距離が短いのが有り難い。レセプションからはカジノを通らなくてすむ。ストリップ通りを南下。「レンタカーリターン」の案内に従う。GPSの反応の遅さについて行けず入り口をスルーしてしまった。またしても再トライ。
 返却に関しては何の問題もなかった。外回りしか見ない。レシートを受け取る。車内に大変な忘れ物をするところであった。カメラバッグである。気がついて良かった。レンタカーセンターへ降りていく。乗り合いバスが動いている。早いバスへの誘導を行ってくれた。

ラスベガスにさよなら

とうとう飲み干したジャックダニエル”ハニー” ベラッジオ:赤の点が泊まった部屋 手荷物検査場からモノレールで搭乗口へ

 マッカラン国際空港着。人の流れに着いていくと手荷物検査場に行ってしまった。チケットをもらってこいと言われる。慌てて左奥の国際線へ。ユナイテッドがない。SFO乗り継ぎだから国内線な訳だ。再び手荷物検査場の前を通り国内線へ向かう。探せど探せどユナイテッドが見つからない。一番端に存在した。チェックインは自動。パスポートをかざしていろいろな質問に対応していかなければならない。荷物の個数や重さ,席のアレンジやアップデートその他。チケットが発券される。 
 マッカラン国際空港着。人の流れに着いていくと手荷物検査場に行ってしまった。チケットをもらってこいと言われる。慌てて左奥の国際線へ。ユナイテッドがない。SFO乗り継ぎだから国内線な訳だ。再び手荷物検査場の前を通り国内線へ向かう。探せど探せどユナイテッドが見つからない。一番端に存在した。チェックインは自動。パスポートをかざしていろいろな質問に対応していかなければならない。荷物の個数や重さ,席のアレンジやアップデートその他。チケットが発券される。
 次に機内預け手荷物である。これには係の人が対応してくれた。やっとの事で手荷物検査場へ。500メートル余り妻に無駄足を踏ませてしまった。検査場を抜けるとモノレールで到着出発ロビーへ。スタバで軽い朝食を調達。空港を眺めながら食べた。搭乗口に向かう途中オーソドックスなスロットマシーンを見つけた。ラスベガスの最後に今後の運勢を占うために挑戦。「トリプル7」が出た。$1が$5になって返って来た。関西弁のオーディエンスも存在していた。今後の運勢に反映されるであろうか?

心和むディスプレイ:手紙の集合体? ラスベガス:さようなら。コカコーラとマックか? 降機も搭乗も同じロビーから

 SFO到着。日本人ぽい地上係員に荷物の「扱い」を尋ねる。東京まで行くそうである。ピックアップの必要はないとのこと。それでもトランジットの長いこと。途中2回ルートを尋ねる。フライトスケジュールのモニターも小さく分かりにくい。ターミナルを渡り歩いている。出国審査がない。いったいどこでやるの?と思いながら歩を進める。と,一番端にある搭乗ゲートに着いてしまった。エスカレーターも動いていない。出国審査は無いのだ。入国には指紋を取って厳重な審査を行うのに。出る時はさっさと出て行け!イタリア式が導入されていた。タブレットで座席変更しようと思ったが,繋がらなかった。座席が遠く離れている。ラスベガスのチェックインの際,操作に手間取っていたら発券されてしまっていた。
 妻にとっては離れた席は気分転換に良かったようだ。私はAの席に詰め込まれてしまった。隣は日系のアメリカ人。20年前からラスベガスに住んでいるのだそうだ。里帰りで横浜に帰るらしい。。その後,レイルパスで函館や大阪に向かうという。過去のラスベガスの話についても花が咲いた。
 火星に取り残されるSF映画で眠りにつけた。目が覚めて,もう一度見直すことができた。
 妻は隣の席になった初めて日本にバケーションで出掛けるというアメリカ人女性と仲良くなっていた。「あなたと私のフレンドシップのしるしに!」と,彼女(パムという)自身が身につけていたビーズのブレスレットをプレゼントされていた。横浜,東京,京都,広島に向かう彼女の旅が,日本のよい印象とともに心に残るものとなるように!

殺風景なディナー。アイスクリームが付いてくる。 フルーツが付いてくるだけで気分が違ってくる。 反り見のグランドサークル

 羽田到着。9月26日13時30分である。トイレでコンタクトを装着。入国審査へ。審査官にアメリカで出国審査が無かったが,いつからなくなったの?と質問すると「私は日本の入国審査官なので外国のことは知りません。」堂々とそう答えてきた。こいつはあかん!が私の評価である。外国の動向も知らないで,よくもまあこの仕事ができるものだ!呆れてしまった。
 荷物をピックアップ。到着ロビーと同じ階の全日空国内線のチェックインカウンターへ。徳島便はまだ表示されていなかったが,受け付けてくれた。身軽になったその足で第一ターミナルへ向かう。ANAは第2ターミナルなのであるが「銀座ライオン」で一杯引っかけたかった。国内線専用シャトルバスで第2ターミナルへ。妻は東京土産まで買おうとしている。手荷物検査場からカードラウンジへ。コーヒーを飲んで搭乗口へ。日常にだんだん帰って行く感じがする。
 全日空は,バス利用の降機・乗機が多い。飛行機好きには良いかもしれない。飛行機を間近で見ることができる。事実,記念撮影する人が多い。海外でやっていると注意を受けるが「羽田」は,大目に見てくれる。流石にシャッター押しましょうか?という地上係員は見たことがない。搭乗率も良いようだ。機内でいつものようにスープを頂く。
 明るい内に徳島空港に着いた。今回は少し離れた駐車場に止めざるを得なかった。いざ出ようとすると精算機が千円・二千円札しか受け付けてくれない。持ち合わせは五千円。近くの「バジェットレンタカー」に行くが小銭がないと断られる。「ニッポンレンタカー」では,そういう業務は行っていないと断られる。最後に「トヨタレンタカー」に向かうが,快く?両替をしてくれた。有り難かった。妻と荷物を迎えに再び空港駐車場へ。ここは1時間までなら無料である。空港のカートを借りて駐車場の車に荷物を運ぶ。ここから1時間余りで我が家に着く。

旅の終わりに
 この1週間後アメリカのラスベガスで大変なことが起こった。ライフルの乱射事件である。八十数名の方が亡くなっている。けが人も数百名という大惨事である。私たちもこのホテルの前を複数回レンタカーで走っている。近くのサブウエイで朝食も摂っている。一歩間違ってたらこの事件に遭遇していた可能性もある訳である。心からご冥福を祈りたい。
 昨年の12月にも訪れたベルリンでトラックテロが発生した。帰国して直ぐの事件であった。事件やテロをとても身近なものとして感じるようになってきた。世界のどんな人々とも自由に話できる社会の実現は本当に難しいのだろうか?「For others」という英語が脳裏をかすめる。自分至上主義ではなく,トイレのスリッパを次の人のために揃える程度のおもいやりを一人一人が持てれば世界は大きく変われるような気がする。
 妻は日本人の思いやりについて認識を新たにしたそうである。アメリカでのハンディキャップを持った人に対する対応に少なからず期待を持っていたそうである。が,改めて日本人の心の豊かさに気が付かされた旅となった。
 今回の旅の途中、あちらこちらでネイティブの精霊の一つとされる「ココペリ」に多く出会った。各部族の間を自由に旅し,行き来できる特別な精霊なのだそうだ。楽器を吹く姿は「平和」を表し,背中に負う袋には植物の種を入れ「豊穣」を意味するという。妻はあちらこちらでこのココペリに心を寄せ,小物を手に取り見入っていた。我が家にもいくつかのココペリが共に帰宅している。「平和」と「豊穣」を運び入れてもらいたいものだ。

コロラド川の織りなす自然造形