賢治く〜ん遊ぼ〜 本文へジャンプ
HOME

グランドサークルへ

ラスベガス

グランドキャニオンへ

メキシカンハットへ

キャニオンランズ

セドナへ

再びラスベガスへ

旅の終わりに

NewTop
9月23日(土)第6日目 フォーコーナーズ〜メテオクレーター〜セドナ 

 今日は朝から雨。朝食は余り語りたくない。オレンジジュースに大きなハエ?が入っていた。私はオレンジジュースを飲んでいた。朝早く起きて次の活動に移るのならパンやシリアルの食事で十分である。食事に時間を割かなくて済む。今回も日本の旅行のようにコンビニのおにぎりを頬張りながらの移動はなかった。が,おにぎりに代わってサンドイッチを囓りながらの移動は度々あった。
 「メサベルデNP」を諦め160号線を「4コーナーズ」へ向かった。未だに大きな雨が降っている。この地で雨は珍しいものなのだろう?

フォーコーナーズ

 曇天下でのフォーコーナーズ。大きな雲が流れていく。流石に観光客は少なかった。出店もほとんど閉まっていた。妻は記念にとネックレスを買っていた。フォーコーナーズを中心に出店のブースが円周上に並んでいるのは面白い。

 フォーコーナーズは,「ニューメキシコ」「アリゾナ」「ユタ」「コロラド」の4つの州の境が1点で交わっているのである。しかもそれぞれが90度の角度を保持している。
 ゲートで一人$5徴収される。ナバホの出店もある。写真を撮り,お土産を物色。ナバホのおばあちゃんが一言「私たちも日本人もルーツは同じモンゴリアンね!北朝鮮はちがうけど・・・!」4ヶ月ぶりの雨だそうである

フォーコーナーズ指差し 解説プレート? 4州にまたがる夫婦!
 
 夏服ではとても耐えられない気温にまで下がっている。さっき知り合った同年代のおじさんが上着を纏っていた。
 トイレを済ませ「メテオクレーター」を目指す。雨も次第に止み,お日様も顔を出してきた。191号線に乗り換え南下。真っ直ぐな単調な道路だが睡魔は襲ってこない。途中田園地帯も走った。40号線に出たところで昼食。セルフで給油も行う。($20)
 Holbrookに出ている。191号線を南下したものばかりだと思っていたら,途中で264号線を右折し,更に77号線を左折させられている。ナビの癖なのだろう。少し距離的には遠回りしたことになる。 
 昼食はファストフード店で「バーガーキング」のワッパーのセット(ワッパー・ドリンク・チップス)をオーダーしてもらった。最初のアメリカ旅行でバーガーキングの存在を知り,ワッパーの巨大トマトの輪切りに感動した。しかし,いくらワッパーをお願いしても聞き入れてもらえなかった記憶がある。最終的に指差しオーダーとなる。今回はセットになっていたのでワッパー単品のオーダーではなくリベンジは果たせなかった。ドイツでは確か「ワッパー」で通じたことが蘇る。それにしてもトマトの輪切りがとても小さくなっている。残念!ドリンクはS/M/Lの中からチョイスする。Mでも日本のLサイズでセルフで入れる。氷を入れないと1リットルまるまる飲めることになる。1クオートだろうか?「ダイエットコーク」は昔から定番になっているようだ。トイレを済ませ,いざ出発。近くに「化石の森NP」もあるが,「セドナ」で時間を取りたいと考え今回はスルーすることにした。今日だけで3つのナショナルパークを通過している。

メテオクレーター:アリゾナ大隕石孔

 月でなくてもクレーターが見える。それも間近で!クレーターの淵から覗き込むことができる。隕石落下の証が地球の笑窪となって現在にまで残っている。訪れて見たい場所の一つであった。宇宙との接点とも言える場所であろう。

 40号線を西に「メテオクレーター」を目指す。道幅が広くなった。どの車も最高速度を守っている。数マイル走ったろうか?標識が出てくる。Exitから高速を降りると後はメテオクレーターまでの専用道路だった。道路の突き当たりがメテオクレーターである。入場は一人$18と少し高いかな?という感じ。施設はギフトショップやサブウェイ・展示施設・レクチャースペースがある。
 クレーターは本当にクレーターだった。5万年前に直径45メートルの隕石が落ちてできたクレーターと言われるが,アリゾナの気候が風化を防いだのだろうか?アニメ「君の名は」のワンシーンを思い起こすことができる。トイレを十分活用し,セドナに向かう。

隕石の一部? クレーター空中写真 隕石をつまみ上げたくて

 このセンターから出ようとした時だった。世間話をしていたガードマンが身を翻してドアを開けた。妻が杖をついている。わざわざ開けてくれたのかな?と思いきや表から義足の娘さんが元気よく駆け上がってくる。その人の為だったらしい。白人だった。

セドナ

ベルロック
 最初に確認できた4大ボルテックスの一つ。ここのトレッキング用の駐車場からも、いろいろなボルテックスを望むことができた。

 40号線を更に西に進む。「フラッグスタッフ」から南に進路を取るわけだが,事前のグーグル検索では通行止めで17号線を迂回するルートが上がっていた。セドナ方面への車の流れがあったので,それに従った。暫く進むと道路の拡張工事を行っていることが判明。上下線交互通行の時間制限を行っているようだ。20分余りの停車。未舗装路を暫く走る。道路は急に細くなりつづれ織りに。徳島の山間の道路を思い出す。
 セドナの約2マイル手前から渋滞。街の周りを岩肌をむき出しにした山々が取り囲んでいる。市街に入る。良く整備された街である。ダウンタウンは混雑。「エアポートメサ」へは寄らなかった。インフォメーションに寄ろうにも街の混雑状態で探す気力が沸いてこない。街全体がパワースポットのはずなのに。どんなパワーを授かったのだろうか?

コーヒーポットロック(右) スーパー駐車場より スーパー駐車場より

 町外れにスーパーマーケットを発見。駐車場からの眺めも良かったので,その景色をカメラに収めることにした。ついでにスーパーでトイレを借りようと中に入ったものの目指すものは見あたらない。店員に聞くと「アウトオブオーダー」と言われたそうな?頼りないGPSを頼りに「Y」を南下。「ベルロック」を探すことに。中心を離れても街並みは良く整備されていた。目の前に「ベルロック」が現れた。近くにトレイルのパーキングを見つけることができた。「ベルロック」は「4大ボルテックス」の一つだそうだ。中腹に人影を見つけることができる。

コートハウスビュート ベルロック駐車場より サンダーマウンティン

 トレイルの出発点でもあり,公園にはこの形状のというお決まりのポットン便所が設けられている。駐車料金$5も払わず使うだけ使ってしまった。一路頼りないGPSにフラッグスタッフを入力し出発。17号線経由の選択である。GPSに従うことにした。

フラッグスタッフ

 「フラッグスタッフ」には帳が下りた頃到着できたもののGPSはダウンタウンへ案内してくれない。なぜか町外れの森の中に案内してくれる。使っている方がミスっているのであろうが,数回の失敗の後,他の車の流れに従おうということで,なんとか街に出ることができた。ここまでの私の頭の中は真っ白で思考回路が途切れていた。よく事故らなかったものである。
 モーテルのサインが目立つ。一番奥まったモーテルで料金を聞くと$200を越えている。「高いね!」と言うと彼は否定しなかった。駐車場に帰ると妻がGPSを操作している。妻のGPS操作は窮地で冴える。近くのホテルを検索している。「モーテル6」に目星を付け検索。ヒットした。ロンドンでパンクしたときにも近くのガソリンスタンドを検索してくれたことを思い出す。機転の利く相棒である。それでもスムーズに運んではくれなかった。再び高速に迷い込み,数十分前の行程を繰り返していた。街への帰り方は慣れたもの。街に入ると後はスムーズに誘導してくれた。「宿は明るい内に探しましょう!」という教訓を明白なものにしてくれた。

6モーテル モーテル室内 メキシカンダイニングリオ

 「6モーテル」に到着。今日の走行距離は400マイルを超えている。部屋は空いていた。料金も$110。半額になった。しかし,ここでもちょっとしたアクシデントが。104号室の鍵を渡してくれたのだが,部屋の所在を確かめ,部屋に入るやゴミ・ゴミ・ゴミ。飲みかけのドリンクも。レセプションに引き返し部屋を変えてくれ!と言うと,キーを作り直してくれるのだが,渡されたキーはまたしても104。「同じだよ!」と言うと改めて「ウ〜」と笑いをこらえながら107号室の鍵を作ってくれた。104は使用中だそうだ。この子大丈夫なのかな?部屋はあいにく2階。しかし,ここには少し遠回りだがリフトが付いている。隣にもデイズインがあった。
 向いにメキシカンのレストラン「Rio」を確認していたので,荷物は部屋に上げたまま,夕食に向かった。奥にもいろいろなショップがある。ショッピングモールかも知れない。歩くのも面倒なので一番近いここに決めた。オーダーの仕方も分から無かったが,店員の女の子が教えてくれた。私は定番のタコス2ロール。妻はベジタリアン。ビールは置いていないようである。いつものダイエットコークで我慢することに。お腹が一杯になったので残りはドギィバックでテイクアウト。明日はラスベガスまでの移動。ゆったりできる。それでも,300マイル余りを走ることになる。初日に走った道を逆に辿ることになる。
 夕食後ショッピングセンターへ一人向かう。大きなスーパーを見つけることができた。昨夜飲み終えた「アラスカンアンバー」の代わりに「クアーズ」の大カンとブラックベリー・ブルーベリーを買ってモーテルに戻った。明日お菓子類のお土産をここで買うことにする。

再びラスベガス