07:00ホテル出発。
本日「洛陽」で一泊した後,再びこの同じホテルに帰ってくることになっている。一泊分の荷物を小さなカバンに詰め直し,スーツケースをホテルに預けることになった。
朝食会場は3階。まずまずの品数が揃っている。パンの味は今一つ,種類も少ない。コーヒーは濃すぎるくらいよく出ている。朝食には時間をかけ沢山食べる癖になっている。一人旅の時,昼食を抜いてしまうのが,影響しているのかも知れない。
中国の高速鉄道(高鉄)日本の新幹線に似た形状の先頭車両である。ここまで来て係員に笛を吹かれてしまった。プラットホームは運動場のように広い。何か別の用途に使われる時があるのであろうか? |
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カートに乗って最初に向かったのは,「塔林」である。槇か松柏の樹木が植えられ,その木の間を通し,「塔林」が見え隠れしている。名前の通り林の如き凄い数の石塔である。大小様々な仏塔が所狭しと並んでいる。ここは歴代座主のお墓である。近代的な様相のお墓もある。
中でも最大のものが「達磨大師」のものと思われるが,どうもそうではないようだ。大師のお墓はここではなく,山中の「初祖庵」にあり,又,「慧可」のお墓は「二祖庵」にある。これらは山中の「小室山」の山間にある。初祖,二祖は特別の扱いをされている。
この塔林には唐代から清代にかけての仏塔,240基余りが建っている。中世中国の彫刻の宝庫とも言われている。確かに良く見ると,一塔一塔に微妙な違いがあり,おそらく座主が生前に作らせたものと思われる。それぞれ個性が出ている。大勢の参詣客が最大の仏塔の前で記念写真を撮っている。 少林寺の映画ではこの塔林の間を鬼ごっこをするかのように掛け巡っていたのであるが,現在は入ることができない。残念。
近代的な品々を持ち込み塔林の台座としている。
車や高速鉄道等。 |
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少林寺は大きく分けて3つの区域に分かれている。「嵩山景観区」へ入って最初に見たのは「塔林」。
次が大本山「少林寺」の境内。ここには達磨や慧可の1500年前の事跡が数多く残されている。あの映画のシーンも蘇る。門前に馬で駆けつけるシーンや社寺内の石畳の上で修行するシーンを思い出すことができる。本当に武術の修行した後が石畳のくぼみとして残されている。映画になかったのは銀杏の木のくぼみである。指で彫ったような痕跡が残っている。修行に僧達が指を立て続けた跡であるらしい。あちらこちらに確認することができる。境内も思った以上の広さがある。
少林寺内で気に入った風景を撮ってみた。これまでの歴史を感じさせられる。
映画を見て予習しておくのも、面白い。映画のワンシーンが、身に迫る物になってくる。 |
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「少林寺」の見学後は,長い長い下り坂を下っていく。最後に立ち寄ったのが少林寺拳法を実演するコーナーである。会場は満員。少年達の少林寺拳法の演技の数々が披露されていく。お客の特別参加もあり趣向を凝らしている。少年達の日日の鍛錬が想像でき,興味深かった。演技終了後,待ち合わせの「太鼓」の下に向かう途中は右にも左にも多くの土産屋が並んでいる。外には運動場的な広場もあった。広大な敷地を有した「少林寺」である。街にも少林寺関係の学校が多く,何十万人もの学生達が学んでいるという。
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喉に槍が!刺さらない。 |
腹にも槍が!刺さらない。 |
集団演技もよく揃っている |
8時頃「京安牡丹城賓館」:ホテル到着。ここも25階までの大きなホテルだ。1階にはバーラウンジもある。自動演奏のピアノも置いてあった。トリップアドバイザー調べで4420円。部屋には冷蔵庫はなかった。
ホテル前の信号の無い横断歩道を渡り,左に行くとセブンイレブンカラーのコンビニがある。カードは使えない。今日もビールとコーヒーを調達。
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