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旅のエピローグ
賢治の旅日記

5月24日(金)洛陽へ
 07:00ホテル出発。
 本日「洛陽」で一泊した後,再びこの同じホテルに帰ってくることになっている。一泊分の荷物を小さなカバンに詰め直し,スーツケースをホテルに預けることになった。
 朝食会場は3階。まずまずの品数が揃っている。パンの味は今一つ,種類も少ない。コーヒーは濃すぎるくらいよく出ている。朝食には時間をかけ沢山食べる癖になっている。一人旅の時,昼食を抜いてしまうのが,影響しているのかも知れない。

 中国の高速鉄道(高鉄)日本の新幹線に似た形状の先頭車両である。ここまで来て係員に笛を吹かれてしまった。プラットホームは運動場のように広い。何か別の用途に使われる時があるのであろうか?

バスからの西安北駅 西安北駅構内 空港のような電光掲示板

 チェックアウト後,「西安北駅」へ。とてつもなく大きな駅である。空港のターミナルかと見まごう。機能面から見て,ここまで大きくなくてもよい。無駄な空間を感じてしまう。国家の象徴:権威を示しているのかも知れない。駅構内入場で手荷物検査・パスポート&チケットのチェックがある。プラットフォームへ降りるのも時間が決められ,係の指示に従わなければならない。高速鉄道(2等席)にて歴代王朝の都として栄えた「洛陽」へ向かう。

時速は300qを超している 麦秋の西安郊外 先頭車両を連結させている

崋山。面白い形状の山々である。降りて昇ってみてみたい。実りの麦とのコントラストが面白い。長閑な農村の風景が見られる。

 途中,景勝地の「崋山」が見える。高速鉄道の駅も設けられている。ここの駅の構造は日本のものと類似している。「崋山」は手の指を立てたように山頂が並んでいる。桂林の初期段階の課程なのだろうか?観光客で賑わっているそうである。高速鉄道も時速300qを越えて運行されている。景色が歌の文句のように飛ぶように流れていく。途中「黄河」も姿を見せてくれる。座席が自由席のような指定席なので,交渉で席を融通してくれる。2時間余りの快適な列車の旅であった。

火力発電所 崋山 黄河が見える。

  「洛陽」到着後,禅宗と少林寺拳法発祥の地「少林寺」へ向かう。途中,「少林寺」近くの「龍鳳楼」で昼食。当然中華である。昼食後「少林寺」に向かう。今回も中国出発前に「少林寺」の映画を見ている。記憶のシーンが蘇るであろうか?

洛陽龍門駅 昼食を摂った龍凰楼 中華の昼食ビール30元

◎【世界遺産】少林寺観光(約3時間)『見応え十分の演武見学,歴代僧侶の墓園・塔林などにご案内します。』とある。
 駐車場を少し上がると決めポーズの大きな石像が出迎えてくれる。手を合わせたポーズではない。グーとパーである。

少林寺の観光地 カートに乗り換える

 カートに乗って最初に向かったのは,「塔林」である。槇か松柏の樹木が植えられ,その木の間を通し,「塔林」が見え隠れしている。名前の通り林の如き凄い数の石塔である。大小様々な仏塔が所狭しと並んでいる。ここは歴代座主のお墓である。近代的な様相のお墓もある。

塔林へ向かう 塔林 塔林

 中でも最大のものが「達磨大師」のものと思われるが,どうもそうではないようだ。大師のお墓はここではなく,山中の「初祖庵」にあり,又,「慧可」のお墓は「二祖庵」にある。これらは山中の「小室山」の山間にある。初祖,二祖は特別の扱いをされている。
 この塔林には唐代から清代にかけての仏塔,240基余りが建っている。中世中国の彫刻の宝庫とも言われている。確かに良く見ると,一塔一塔に微妙な違いがあり,おそらく座主が生前に作らせたものと思われる。それぞれ個性が出ている。大勢の参詣客が最大の仏塔の前で記念写真を撮っている。
 少林寺の映画ではこの塔林の間を鬼ごっこをするかのように掛け巡っていたのであるが,現在は入ることができない。残念。

 近代的な品々を持ち込み塔林の台座としている。
 車や高速鉄道等。

 少林寺は大きく分けて3つの区域に分かれている。「嵩山景観区」へ入って最初に見たのは「塔林」。

左にある塔 右にある塔(鐘楼) 修行の跡

 次が大本山「少林寺」の境内。ここには達磨や慧可の1500年前の事跡が数多く残されている。あの映画のシーンも蘇る。門前に馬で駆けつけるシーンや社寺内の石畳の上で修行するシーンを思い出すことができる。本当に武術の修行した後が石畳のくぼみとして残されている。映画になかったのは銀杏の木のくぼみである。指で彫ったような痕跡が残っている。修行に僧達が指を立て続けた跡であるらしい。あちらこちらに確認することができる。境内も思った以上の広さがある。

一番上のお堂 中程のお堂 少林寺の門


 少林寺内で気に入った風景を撮ってみた。これまでの歴史を感じさせられる。
 映画を見て予習しておくのも、面白い。映画のワンシーンが、身に迫る物になってくる。

「少林寺」の見学後は,長い長い下り坂を下っていく。最後に立ち寄ったのが少林寺拳法を実演するコーナーである。会場は満員。少年達の少林寺拳法の演技の数々が披露されていく。お客の特別参加もあり趣向を凝らしている。少年達の日日の鍛錬が想像でき,興味深かった。演技終了後,待ち合わせの「太鼓」の下に向かう途中は右にも左にも多くの土産屋が並んでいる。外には運動場的な広場もあった。広大な敷地を有した「少林寺」である。街にも少林寺関係の学校が多く,何十万人もの学生達が学んでいるという。

喉に槍が!刺さらない。 腹にも槍が!刺さらない。 集団演技もよく揃っている

『観光後,専用車にて洛陽へ戻ります。』・明清代の城壁が残る○麗景門散策(約30分)

麗景門は手前?奥? 麗景門界隈を散策 露店の気さくなお姉さんと

 麗景門。隋・唐・明の時代の洛陽城の西の城門ということだが,もちろん現存するこの門は新しく再現して造られたものである。外側は半円状で弧を描いていて,いわゆる甕城のようなスタイルになっている。写真を撮りながら路地をブラブラ散策する。日本には見かけないような物を一杯目にすることができる。中国下町の風情なのだろう。
 最後に入り口付近の露店でビールを購入した。5元の青島ビールであった。気温も高く喉を潤してくれた。店主も愛想が良く好印象を持った。このビール兵馬俑に行くと10元になる。同じ物を食し,物価や人々の思いを知るのも面白い。

ミニパトは面白い。 夕食会場 洛陽での夕食

『ご夕食は洛陽名物「水席料理」をご賞味ください。』とある。「欣源国際酒店」の中華レストランに寄る。ここも大きなホテルである。味付けが変化した?が中華に変わりはな。い
  同行のYさん夫妻に紹興酒をご馳走になる。その後もいろいろお話しする機会があり、帰国後も、今回の旅行をまとめられたDVDや奥様のビーズの作品を送って頂いた。【バス総走行距離:約170Km】

洛陽のホテルベッドルーム バスルーム 洛陽のホテル
 8時頃「京安牡丹城賓館」:ホテル到着。ここも25階までの大きなホテルだ。1階にはバーラウンジもある。自動演奏のピアノも置いてあった。トリップアドバイザー調べで4420円。部屋には冷蔵庫はなかった。
 ホテル前の信号の無い横断歩道を渡り,左に行くとセブンイレブンカラーのコンビニがある。カードは使えない。今日もビールとコーヒーを調達。

龍門石窟