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            賢治の旅日記
3月25日(月) ハロン湾クルーズ
 朝食をめいっぱい食べることができたのは、この朝一回切りになってしまった。とても品数の多いビュッフェだったのに。もったいない。

 9:00今日はハロン湾1日観光。昨日のガイドが現れると思いきや女性のガイドが案内してくれた。
 現地集合の烏合の衆の日本語対応のにわかツアーが結成される。ホテルを4カ所巡り、ツアースタート。総勢11名でバスはひたすら走る。

 道路はセンターラインもはっきりしない2車線に満たないような道幅である。所かまわずバイクが飛び出してくる。そんな状況の下、バスはどんどん先行車を抜いていく。運転が上手いと言えば上手いのだろう。但し安全性には欠ける。道路沿いには数々の商店が連なっているのが面白い。それも途切れることなく続いているのが、また、とても面白い。
 トイレ休憩では観光客相手のスーベニアーショップに引き込まれる。阪急と一緒やな!それでもベトナムのお土産を物色しなければならない。他にどんなチャンスが巡ってくるのか予想すらできないからである。妻は必要不可欠のお土産は確保したようだ。店員の日本語の上手なこと。必要の用?

 ハロン湾クルーズのチケット売り場。近代的な外観である。  船着き場からカルスト地形が見える。  ランチクルーズに出航する船が、所狭しとけい留されている。

 ハロン湾に到着。まず、トイレへ。このグループに一隻の船が、あてがわれているようだ。気分的にもゆったりできる。桂林とは様子が違っている。桂林では混載グループであり、やかましかった。たくさんの船が係留されている。この船はランチ付きであった。海鮮とあったので期待していたのではあるが、雑多な盛りつけに当てが外れた。

 忠犬ハチ公とガイドは呼ぶ。  食事を一緒にさせて頂いた方々と。話は 面白かった。  20万ドン札に印刷されているハロン湾でもっとも有名な岩「香炉岩」右隅

 ドリンクのオーダーでくいちがいが、(ご婦人とシェアーする方がきっちりしていることが多い。)同じテーブルの方々にグラスよりボトルが安いだろうとボトルシェアーを提案してみる?最初は乗ってくる気配はなかったのであるが、最終的に私達夫婦・観光学科の大学教授・学生ギャンブラーの4名がボトルをシェアすることとなった。他にピンクのアオザイの秀香さんもいたが彼女は水をオーダーしていた。
 ツアーガイドに支払いで4で割ってとお願いしていた。なぜボトル1本の値段を確かめておかなかったのだろう?大学教授が見得を張る。学生ギャンブラーに払わなくて良いよ!の言葉がけ。私も妻と二人分の半分を支払えば良かったのではあるが、成り行きで学生の分まで支払ってしまっている。人におごれるような生活をしているわけではない。ベトナムドンのお陰で金銭感覚が麻痺はしている。大学教授も彼の分は私が持つよで。もっとかっこよくなれたのに。私にこう書かれることで教え子に実態を知られることになるかも知れないのに。T県の観光学科のある大学って?どこだろう。

 ボートはゆっくりハロン湾内を進んでいく。ルーフトップに上がる。
 あいにくの曇り空ではあるがトレードマークの岩岩をガイドが解説してくれる。「忠犬ハチ公」や「雄鳥・雌鳥」「香炉岩」等々。


 ガイドブックでは「闘鶏岩」ガイド曰く「雄鳥・雌鳥」だそうだ。  ガイドさん撮影。  ティエンクン洞窟に向かう。タウゴー島へ上陸。

「ティエンクン洞窟」にも入るようである。中国風にライトアップされていると思いきや日本風のライトアップだったので、気分的に落ち着いて見ることができた。今は死に絶えた洞窟のようである。水の流れがない。 ティエンクン洞窟はダウゴー島にある。「天宮」の意味があるそうである。もっともポピュラーな鍾乳洞だそうである。内部の鍾乳石にはユニークな名前が付けられ、名前の由来をガイドが、説明してくれる。

 
 船着き場から洞窟に向かう石橋  ティエンクン洞窟の鍾乳石  ティエンクン洞窟

 桂林同様カルスト地形の大地が海没したものであるらしい。ハロン湾には幾つもの説話が残されている。杭差しの船に始まりB29の撃墜まで。ハロンの龍の仕業であろうか?4時間余りのクルーズと洞窟探訪は終わろうとしている。

 ティエンクン洞窟の案内板 タウゴー島の船着き場。 景色も良い。

 帰路は高速道路を利用した。2時間余りでハノイに入る。行きの半分の時間である。昨日同様夕食が付いていないので昨日とは別のローカルレストラン「ワイルド・ライス」に向かうつもりでいたが、ガイドにフランス料理を勧められ、そちらに送ってもらうこととなった。
 紹介されたのは「MaisonVie」金額的に真ん中のコースをオーダーすることにした。私が肉のコースで妻は魚のコースである。メインの画像がない。肉がダブルで盛られてあった。妻の分であろうか?趣向を凝らしたメニューではあった。\8102−ベトナム料理でも良かったかな?
 最後にシェフ直々のご挨拶があった。それだけでも嬉しくはなる。

MaisonVieスープ MaisonVieデザート MaisonVie外観

 最後に店員にホテルまでの道順を尋ねる。地図を念入りに見て、しっかりと教えてくれた。
 今日もメリアホテル宿泊に連泊。キムジョンウンが泊まったホテルだとか?本当だろうか?それにしてもトップのネオンサインが消えているのに気が向いてしまう。
 ホテルに帰り、寝酒の調達に街に出る。言い値でビールを買う羽目になるが、料金が二転三転する。筆談しようとメモ用紙とボールペンまで持参したが・・・。
 その夜が大変だった。食べ慣れないフランス料理のせいだろうか?ビールのせいだろうか?詰め替えビールを疑うはめに。12時過ぎに戻して後からは、1時間毎に降ろしている状態が続くぞ続く。面白いくらいに。こんな経験は初めてである。携帯ウォシュレットが大活躍する。

ハノイ〜シェムリアップ