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旅のプロローグ

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メサベルデNP〜
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帰国の途に

賢治の旅日記
9月21日(金)ブライスキャニオンNP〜モアブ

 日の出の07:16に間に合うようにチェックアウト。ゲートはまだ閉まっている。サンライズのベストポイントと言われる「ブライスポイント」へ向かう。昨日予習しているにもかかわらず素通りしてしまう。山火事現場を発見。ザイオンで出会った二人の話が蘇る。Uターンし「ブライスポイント」へ。日の出前から多くの観光客が集まっている。日の出と共に山肌が赤く染まっていく。太陽の高度が上がるにつれ山肌の輝きに微妙な違いが出てくる。昨日の日没のコントラストとは180度の違いになるのでその対比も面白い。

ブライスポイント

 日の出。多くの人が押し寄せている。太陽は人間にとってパワーの源なのである。
 時間と共に谷底までだんだん陽の当たる様を見ているのも面白い。

朝日に染められて 場所取りもしっかり ナバホトレイルへ移動

 「サンセットポイント」へ移動する。「ナバホループ・トレイル」へ入るためである。1時間余りのトレイルを堪能。下から見上げるブライスキャニオンも面白い。ループコースなので同じ場所に戻ることができる。妻も頑張った。「雷神のハンマー」を見落としたのは残念と思っていたが・・・。いったいどこにあったのだろうか?ビジターセンターに立ち寄りスタンプを押す。

 雷神のハンマーが写っていた。 ダグラスファー  おお!凄い!

 ルビーズインのモーテル前のガソリンスタンドで給油と朝食を調達。ドライブ途中のお菓子まで。
 「コダクロームベイスンSP」に向かう。ブライスから22マイル30分の距離なのだが,またしてもGPSが動いていない。どうも通り過ぎている。少し引き返して左折。ゲートで入園料15ドルを支払いパークの地図をもらう。一番手前のダートコースからスタートしたのが失敗。舗装路を選んで走れば良かったなと今になって思う。煙突のような奇岩を眺め,「パノラマ街道」:ユタ州道12号線に入る。「デビルスガーデン」まで60マイル1.5時間の距離だ。途中ビジターセンターを発見。045タイムを兼ね地図を頂く。

ユタ州道12号線:シーニックバイウエイ コダクロームベイスンSP ビジターセンター

 面白そうな場所が他にも一杯発見できそうな地図である。ビジターセンターから5マイルほど東南に進んだ辺りから右折,ダートコースの Hole in the Rock Roadに入る。走れども走れども目指す「デビルスガーデン」は現れない。途中数台の車が停車しているスペースを発見。「デビルスガーデン」の所在を尋ねるものの色々な地図を引きずりだ出して説明してくれる。最後には「ウオールマート」があるから直ぐ分かる。のジョークまで飛び出してくる。先を急ぐ。「デビルスガーデン」の標識を発見,道を右に折れる。可愛い岩の造形があちらこちらに見られる。コンパクトな庭園である。「グランドステアケース・エスカランテNM」周辺観光の一こまである。

 途中のスポットから。車が数台停まっている。こんな場所が所々に見受けられる。

 「キャピトルリーフNP」に向かう。ここからの道が圧巻。左右を深い渓谷に挟まれた分水嶺とも言えるような尾根道を走ったり,アスペンらしき黄葉の高原を走ったり。遠くまで見渡せるパノラマの世界を突き進んでいくかのようであった。何回走っても良い,気持ちのとっても良い感動の道である。寝ている妻を起こしてあげるのも忘れていた。州道12号線から24号線に抜ける道沿いの観光になる。

早くも色づき始めている キャピトルリーフNP グースネック

 キャピトルリーフの「パノラマポイント」「グースネック」に入ったが,国立公園のゲートは通過しなかった。時間も押していたので「シーニックドライブ」(往復20マイル)には向かわなかった。ビジターセンターに立ち寄るものの目指すスタンプが見当たらない。スタッフにスタンプは?と聞くと日付のスタンプだけを手渡された。お昼代わりに当て込んでいたフルータはクローズ。先住民の絵(petroglyphes)の前の駐車場は車で一杯。レンジャーによるレクチャーが行われていたせいであった。石器や土器のポスターが並べられている。先住民の絵も面白い。

ゴブリンバレーSP

 ゴブリン達がうようよ。とても面白い場所である。15ドル取られるのも頷ける。それぞれに表情があり可愛い。谷に降りそこら辺を廻りたかった。この後ロストウエイしてしまうのだからここに1時間過ごせば良かった。

 ここから60マイル1時間20分で「ゴブリンバレーSP」へ。州道24号線を左へ入る。「ゴブリンバレー」に到着。ゲートで15ドルの徴収がある。数え切れないゴブリン達の歓迎を受ける。一つ一つ顔が違う。様相も違う。群れているもの達もいる。「アーチーズNP」を予定していなかったらもう少し滞在していたい場所である。一つ一つに心和まされる。一つ一つのそれらが無数にいる。一つ一つに存在感があるのである。本当に面白いSPである。

お出迎えのゴブリン 小団体のゴブリン達 個性的な顔・顔・顔

 「ゴブリンバレー」から100マイル1.5時間で日没の19時20分の2時間前までに「アーチーズNP」に到着予定のはずが,またしてもGPSの不調。Hanksville周辺を右往左往することになる。「ゴブリンバレー」に入る前から拾っていなかった。「ゴブリンバレー」を出る前には動きもしていない。入れ直したいところだが電波が受信できていない。ここで大幅なタイムロスを生じることになる。Hanksvilleに引き返すもののGPSで検索もできず,農機具屋らしきショップで道を尋ねる事になった。「ゴブリンバレー」から素直に左に折れていればそれで良かったのである。「グリーンリバー」を渡る頃,日没を迎えることになる。「キャニオンランズNP」の北に当たり地形が面白かった。「アーチーズNP」到着は帳も降り,星の煌めく頃になっていた。それでも明日の予習に「アーチーズNP」に車で踏み入った。ゆとりがあれば星空の撮影もできただろうに・・・。

ホテルモアブダウンタウン クイーン2ベッドの部屋 レストランZAXにて夕食

 モアブのホテルに向かう。ナビがホテル前まで誘導してくれた。モアブ泊「Hotel Moab Downtown 」¥20245(Hotels.com)モアブは割と大きな街である。アーチーズやキャニオンランズのゲートタウンであることからかホテル料金が軒並みに高い。ダウンタウンという名前からこのホテルにしたが実際はモーテルで街の東側にある。

 チェックイン後,近くのレストランに入る。「ZAX」という店で愛想の良いお姉さんが相手をしてくれた。飲み屋も兼ねているので愛想が良くないと,こういう店では勤まらないのではあろうが。この店で呑んだエールが美味しかった。勧められるままに2杯も呑んでしまった。大きいサイズにしておけば良かった。料理も美味しく量も多かった。ボックスをもらいホテルに持ち帰る。明日は,日の出前にアーチーズに出掛けるつもりなので丁度良い。部屋には電子レンジも設置されている。昨日のルビーズインもそうであったが部屋に電子レンジ・冷蔵庫・コーヒーメーカー等が備わっているのは,とてもユースフル!缶コーヒーのボトルにはいつもコーヒーを満たして出発することができる。日本から持ち込んだ粉コーヒーも使わずに済んでいる。

アーチーズNP〜ニードルズ〜メサベルデNP