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帰国の途に

賢治の旅日記
9月22日(土)アーチーズNP〜キャニオンランズNP(ニードルズ)〜コツテツ

 早朝チェックアウトせずに「デリケートアーチ」に向かう。公園のゲートは閉まっている。しかし,通行は可能である。「ウォルフェランチ」Wolfe Ranchまで車を走らせる。ゲートから一気に斜面を登るが,登り切ると割と平坦な台地が広がっている。「バランスロック」を通過。「デリケートアーチ」の標識が確認できた。右折。「デリケートアーチ」には駐車場から2.4kmのトレイルである。橋を渡り,白茶けた植物群の野原を進んで行く。暫く歩くと,なだらかな?傾斜の岩肌が長く続く。登り切ると割と平坦な場所に辿り着く。所々に杭が打たれ道標となっている。目の前の大きな岩を回り込むと「デリケートアーチ」が出迎えてくれる。

デリケートアーチ

 誰が名付けたかは知らないが、デリケートさを湛えたアーチである。見飽きることがない。いつまでも傍らに佇んでいたい気持ちになる。昨日の夕暮れ時の訪問は叶わなかったが・・・。

 私はその前に覗き見をしてしまった。トレイルの少し上のアーチで青年達がはしゃいでいる。気になって上ってみると「デリケートアーチ」を伺うことができた。青年達はフリスビーを飛ばし動画でもとっているのであろう。その中の一人が日本語で話しかけてきた。しばしの世間話の後,妻の後を追う。彼女は「デリケートアーチ」の縁のバンク状になった場所に腰を下ろし「デリケートアーチ」を感慨深げに見入っている。
 4人の青年男女が近づいてきた。写真を撮ってとのこと。数枚の写真を撮ってあげるといつの間にかここでも日本語で話が盛り上がっていた。とても感じの良い4人組であった。一緒に写真を撮っておけば良かった。この子が日本人でと紹介してくれた可愛い東洋系の女の子だけが日本語を喋れない。隣の女の子が会話をトランスレートしているのを不思議に思いながらも「留学しているの?」なんて尋ねている。最後まで騙されてしまった。

低い位置から だんだん 高い位置へ。陽も昇る。

 なぜかこの場所に人が集まってくる。周りを見渡せばこの場所がバンクの一番低い所であることが判明した。バンクを下り「デリケートアーチ」に近づく。見飽きない。いつまでもこの場に留まっていられそう。本当に大きいのにデリケートさを持ったアーチである。くびれもとても良い。隣の観光客にカメラを託し「デリケートアーチ」の麓まで下りていく。数枚の写真を撮ってもらった。二人はオランダから来たそうだ。


私達である オランダのご夫婦と フリスビー小僧

 来た道を下りていく。すれ違う多生の縁の人々に声を掛けるのも今度は楽である。それにしても人が途切れることがない。駐車場に帰ると満車状態。

ウインドーズセクション

 ノースウインドー
 重厚さを感じる。ちょっとやそっとでは落ちそうもない。

 「ウインドーズセクション」に向かうことにする。ここには「ノースウインドー」「サウスウインドー」「タレットアーチ」「ダブルアーチ」があり,「デリケートアーチ」からは「バランスロック」手前の舗装路を左に入って2マイル余りで駐車場に到着する。ここは左回りのロータリー状になっている。駐車場は混んでいるがアーチまでが近く,入れ替わりが頻繁なので少し辛抱すると駐車することはできる。アーチは重厚感を感じるアーチ群である。

ノースウインドーから タレットアーチ ダブルアーチ

 「バランスロック」はランドマーク的存在?で行きにも帰りにも袂を通過して行く。
 帰りにビジターセンターに寄って恒例のスタンプ押しとマップをゲットする。時は11時15分前。ホテルに帰ってチェックアウト。隣の「パンケーキハウス」のクーポン10ドルで朝ご飯兼昼ご飯。コーヒーはお代わり自由であったがクーポン使用でも高い気がした。食後向かいの酒屋でワインとカナダのビールをゲット。

バランスロック パンケーキハウスにて レストランZAX

 「ニードルス」(キャニオンランズNP)に向かう。時はハイヌーン。モアブから191を南下211を右折。75マイル1.5時間で到着予定。途中「ニュースペーパーロック」を発見。鮮明に古代の落書き?が残っている。後世の誰かの加筆はないのであろうか?古代の建造物も面白いが,絵や文字はヒューマン性をとても感じることができ興味をそそられる。それも岩肌に記したものが今にまで残存しているのである。

ニュースペーパーロック

 今回の旅行で4カ所の岩絵を見ることになる。それぞれとても離れているにもかかわらず類似性がある。同じ民族がこの大地を駆け回った証拠でもある。その旅は南米までをも続く。人は未知を求めるものなのか?

 走れども走れどもビジターセンターになかなか行き着かない。景色はそれなりに面白い。昨年は同じ「キャニオンランズNP」を訪れているが,「アイランドインザスカイ」で景色が違っている。遠くにその名の由来の針山「ニードルス」を確認することができる。だいぶ疲労も蓄積されてきたようである。地図が読めなくなってきている。「ビッグスプリングキャニオン展望台」には到達することができなかった。

岩屋の壁面に描かれた スコーフラット ニードルズ

 運転を妻に代わる。次の訪問地「メサベルデNP」まで120マイル2時間の距離である。191から491に乗り換える。単調な真っ直ぐ過ぎるハイウエィが唯々ひたすら続いている。対向車ともここ数分出合っていない。突然「ザッザザー」という音と共に目が醒める。車が右に傾き未舗装の路肩を走行している。助手席からハンドルを慌てて支える。対向車線でもなく路側帯で良かった。対向車もいなくて良かった。一瞬の居眠りだ!超ラッキーで目が醒めた。それでも妻は運転を続ける。コルテツの街が近づいてきた頃,とある店先の駐車場に車をつっこみ運転交代。街中は運転したくないようだ。コルテツで今夜の宿を確認。昨年泊まった「トラベロッジ」や夜遅くに尋ねたマクドを懐かしく思い出した。

ニードルズ wooden shoe arch ニードルズ

 レンジャーツアーの予約「クリフパレス」を入れるために「メサベルデNP」のビジターセンターに向かう。明日9時からのツアーに参加することができる。一人5ドル。ここはゲートの外にビジターセンターがある。ツアー予約の利便性を配慮しているようである。17時を過ぎようとしている。自由に入れるポイントの見学と明日の予習を兼ねゲートを潜る。レンジャーはいたが「フリー」で車を通していた。目的地まで思っていたより遠いことにびっくりするが,「メサトップループロード」周辺を見学。夕日がスポットライトのように古代住居跡に差し込む光景は印象的であった。妻が助手席からひたすら月を眺める。コロラドの月が本当に美しいのだ。

メサの住居跡 岩陰の住居跡 正にコロラドの月である

 再びCortezの「エコノロッジ」¥7739(agoda)+Taxに向かう。前に「デニーズ」も確認できた。フロントデスクに到着するやルームキーが手渡された。それでチェックインが終わった。部屋はあいにくの2階。
 車で走っての食事も面倒なので,前のデニーズで夕食を摂ることにした。ボリュームがあったので残ったものをボックスを頂き持ち帰ることにした。
 食後,ドアの後ろの壁にドアの取っ手の形に穴が空いているのに気が付いた。後から請求されるのもいやである。フロントに実情報告に向かったが現状も見ずに「ノープロブレム」で終わった。ワインオープナーも借りようと思ったが「ウオールマート」にあると言われた。

エコノロッジコルテツ 2クイーンベッドルーム デニーズでの夕食

メサベルデNP〜ホールブロック