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    賢治の旅日記
Badlands NP
9月21日(土)
 7時に起床。朝食を摂る。品数は少ない。ここウオールを選んだ理由はバッドランドNPに近いと言うことからであったが,モーテルの数の割にレストランが少なかった。トラベロッジはだいぶくたびれていた。レセプションも明るくはなかった。

 ミサイルの発車場に行きたかったのではあるが、ナビがこちらに誘導してくれた。日本とは真逆な原爆資料館に当たる。

 8時前にモーテル前でガソリンを$20分補給しミニットマンミサイル国定公園に向けて出発。サウスダコダ周辺は核ミサイル施設が密集している。そのため州自体が潤っているのか道路の整備具合がワイオミングに比べ整っている。道路の凸凹が少ない。ミニットマンミサイルNMの展示内容は核抑止力を強調しているようである。太平洋戦争の終結のためには,原爆投下が必要だったとういうような内容のものも。

ミニットマンミサイル
国立史跡
野の花 プレーリードッグ

 レセプションに妻は折り鶴を数羽差し出した。平和の願いを込めて。するとレセプションのおじさんがギフトショップに案内してくれた。そこには折り鶴がおいてあった。展示内容には反原爆的なものは無かったのであるが,原爆の悲劇を伝えるのもここの使命だと思う。パールハーバーのアリゾナ記念公園にも,貞子の折った鶴の展示がある。大きな願いがこもったとても小さな鶴だった。

 バッドランズNPへ向かう。ここから目と鼻の先。北東ゲートから入る。『バッドランズ国立公園は朝早くか,夕方に行った方が,光が織りなす光景が楽しめます。』と言う情報から,バッドランズを午前中に観光することにした。バッドランズ国立公園は924平方キロの広さがあり,バッファロー,コヨーテなどが棲息しているとのこと,プレーリードッグは至るところで見ることができた。

 また, バッドランズは化石の宝庫との事で,Fossil Exhibit Trail「化石の道」があり,カメや初期の小型の哺乳類などの化石がトレイルに沿って展示されている。2500万年前の漸新世の化石が沢山発見され,この化石層を守るために1978年に国立公園に指定されたとのこと。

 ビジターセンターやロッジのあるシーダー・パスからはそそり立つ岩山がいくつも見ることができる。バッドランズはもともとは,スー族のインディアン保留地だったそうで19世紀後半にアメリカ政府はこの一帯を永久にスー族のものであると保証したにもかかわらず,直ぐに破られ一方的に国立記念物に指定されてしまったとの事。北東の入口からPinnacles Entranceまで,Badland Loop Roadで約30マイルの道のりを,のんびりと崖あり,岩山あり,草原あり,渓谷ありの光景を楽しむことができた。

WindowTrailTrail CliffShelfNatureTrail 化石の道前の谷


DoorTrail
 バッドランズの至る所に見られる形状の地形。
 グランドサークルでもよく似た地形に出くわしたことがある。


CliffShelfNatureTrail BenReifelVisiterCenter YellowMounds

 再びウオールの街に出たので,あの看板のドラッグストアで買い物をしようと言うことになった。昨日のウオールマートと同じくお土産探しの入店である。ついでに045タイムも。何でも揃うドラッグストアとして有名だそうだ。マウントラシュモアのTシャツもある。

YellowMounds Pinnacles Pinnacles

 今日の宿泊地のカスターに向かう途中,マウントラシュモアの案内板を発見。明日の下見がてら立ち寄って見ることにした。道路サイドにもビューポイントが設置されている。ゲートを潜り駐車場に向かったが,どうもルートが違うらしい。アプローチをやり直せの指示ではあるが,そのままカスターに向かうことにした。

ビッグホーンシープ
 2004年ニューメキシコで捕獲された30頭がピナクルスに放された。


巨大ドラッグストアー 近所のお婆さんと マウントラシュモア

 途中,今度はクレージーホースの標識を発見。覗いてみることに。料金徴収のゲートがあり,今入るか明日にするか迷った挙げ句,入って見ることにした。ゲートでは23ドル払うも渡されたのはパンフレットだけ。領収書もチケットも,もらえなかった。これがドラマの始まり。ビジターセンターでチケットの提示を求められる。渡されたのはパンフレットだけだと伝えると,料金所に立っていた人の人相まで聞いてきた。再入場のチケットをもらえたが,展示物を眺めていると,段々料金所での対応が腹立たしくなってきた。クレージーホースの工事現場まで向かうバスも終了していた。

ワシントンの横顔 クレージーホース クレージーホース

 帰り際,例の人物を見つけたので,一言言ってやろうという気になりゲートに向かった。領収書もチケットもくれなかった。くれたのはパンフレットだけだったねと念を押す。そうだというような返事が返って来た。領収書をくれというと,クレジットでないと発行していないという。態度も不自然だった。そうこうしていると妻が現れた。割とくってかかっている。彼は領収書を書き始めた。彼のサインはなく,イニシャルだったのでシグニチャーを要求すると,舌打ちして急にセキュリティーサービスを呼ぶと言いだした。私達に非はないので,どうぞ!と言うことになる。押し問答が続くが暫くするとセキュリティサービスが到着。彼と私達の言い分を聞いて中を取り持っていてくれる。雇われた側に肩入れしている様子もなく,フェアーな様子である。彼は自分のサインの入った領収書は出さなかった。彼が出したのは再入場用の黄色い紙だった。イニシャルが入っている。
 セキュリティサービスもそれで勘弁して欲しい様子。妻は憤慨して車に戻る。私もゲートの係には許せないものがあったが,セキュリティサービスの中立性には驚かされた。妻曰く英語で喧嘩できるように英語を勉強しよう!
 カスターまでは近かった。明るい内に到着することができた。モーテルは家族経営らしい。自宅がレセプションになっている。ここに電子レンジが用意されていて自由に使ってくれとのこと。感じの良い奥さんであった。部屋はキャビンで一個前が一部屋。ちょっとしたカスターの我が家感が味わえる。
 荷物を運び入れ,最初に向かったのはスーパーマーケット。グーグルマップに入力すると直ぐ出て来た。なぜここでレストランの選択は無かったのだろう?当然の様にスーパーマーケットを目指した。なるほどアメリカのスーパーマーケット巡りは面白い。日本のスーパーとは別のものが見られる。歩いているだけで,見ているだけで楽しいのである。
 買い込んだ食材をレセプションにチンしにいくと,今度は旦那が顔を出した。日本から来たことを告げると娘さんが日本語を教えているという。電子レンジの使い方も教えてもらった。
 予定していたライトアップのマウントラシュモアへ行くことは断念。

                        Mount Rushmore