賢治く〜ん遊ぼ〜 本文へジャンプ
HOME

旅の始まり

Las Vegasへ

Rapid Cityへ

Devils Tower NM

Badlands NP

Mount Rushmore

Yosemite NPへ

Yosemite NP

Sequoia &
Kings Canyon NP


再びLas Vegas

旅の終わりに

    賢治の旅日記
Sequoia & Kings canyon N P

9月25日(水)
 今日もゆっくり一日のスタートを切る。朝食を8時から摂り,9時にモーテルを出発。キングスキャニオンナショナルパークを目指す。その名の示すとおりkings canyon Rdを東に向かう。フレズノからは約1時間(60マイル)の距離である。途中閑散とした田舎でひょっこり現れたガソリンスタンドで$20分の給油を行う。

デイズインフレズノ 2階建てのモーテル 朝食

 今回の旅行での給油量は$20が多い。別にそう決めているわけでもなかったが,適当な金額だと判断していたのであろう。レンタカーを返却する時に満タン返しを選択していないことから,このような行動パターンになっているのかも知れない。レンタカーリターンには給油警告ランプの点灯した状態で返却したいという願望?潜在的な意識?からなのであろうか。アメリカのガソリン事情といえば,4年前には1ガロン$2を切っていた。今回は$3台の所が多い。ここ数年で1.5倍になっているようだ。

道路は標高を上げていく。 ナショナルモニュメントだ? 更に標高は上がる。

 天気は快晴。道路も整備され,快適なドライブを続けた。180号線に入る。道路は登りに入る。段々高度を上げていく。エレベイションの表示が現れ始めた。所々に大きな木も現れ始める。キングスキャニオンNPのゲートが見えてきた。Big Stumpゲートだ。ビューティフルパスで今回もフリーパス。後ろからパークレンジャーのトラックが数台ついてくる。グラントグローブ(ビレッジ)のビジターセンターに立ち寄る。


グラント将軍の木:General Grant Tree
 駐車場からトレイルでグラント将軍の木を目指す。この木は高さ81.7m,根本回り32.8m,直径12.3m樹齢1800〜3000年。世界で3番目に大きな木として有名。開拓当時の小屋も残されている。
 周りにも大きな木はいっぱいあるが、やはり幹周りが一段とでかい。
 ヨセミテのビックツリー:グリズリージャイアントに続き2本目の巨木との対面となった。包容力のある木,包容力のある森である。

 パインコーンの50cm位のが置いてあった。すかさず記念写真。こんなに大きいのは初めて見る。スタンプを押し,紹介ビデオを鑑賞後トイレを済ませ母親一人が3人の子を連れてここまでやって来ている。妻は気になったのか折り紙をプレゼントしようと声を掛ける。グラント将軍の木の後ろで再会。写真を取り合った。逞しいおかあさんだ!

グラントグローブ 巨大パインコーン ママ頑張れ!

 巨木達の間を抜けるトレイルはどこか温かい。何千年もの間生きて来た植物の吐く息の温かさだろうか?いつまでも佇んでいていたい。

葉は少ない 倒木のトンネル。 密林ではない。

 パノラミックポイントを探して行ったり来たり?グラント将軍の木から真っ直ぐ180号線を越え,山に向かって走れば良かったのであるが,少しばかりシダーズグローブ方面に入ってしまったのだ。


 細い山道を車で2.3マイルほど登り,駐車場から4〜500mトレイルを歩くとパノラミックポイントに到着。東にはシエラネバダ山脈が西には谷を隔てて海岸山脈を見ることができる。

パノラミックポイント 遠く高い山が見える 湖も美しい。

 再び180号線を右折し,シダーグローブ方面を目指す。キングスキャニオンハイウエイをキングスリバーまで下りる。景観はがらりと変わり,あの巨木達は一切姿を見せない。一瞬のうちにまるでスイスの山の中にワープしたような気分なる。キングスリバーまで降りた所でUターン。グラントグローブで遅い昼食を摂る。

キングスキャニオンHwy キングスリバー シーダーグローブへ

グラントグローブ 遅い昼食 セコイアナショナルパーク

 3時過ぎだったろうかセコイアNPに向けて再出発。セコイヤNPに入ったがゲートは無い。ジェネラルズハイウエィを進む。途中駐車スペースの大きな,日本のお守りを思い浮かべるような巨大セコイアが群となした場所で下車。しばしのセコイア達とのふれあいを愉しむ。意外とその表面はホコホコと柔らかい。スタンプを求めてロッジポールのビジターセンターに立ち寄って見たが4時半なのに既にクローズ。セコイアNPのスタンプはゲットできなかった。

 ジェネラルズハイウエイをジャイアントフォレストに向かう。キングスキャニオンNPからセコイアNP方面への移動である。
 道端に数本のジャイアントセコイアの群生を確認する。車を駐めジャイアントセコイアとハグ。意外と表皮の柔らかいことに驚かされる。
 木の周りにはおがくずのようなものが堆積している。成長に伴って落とした表皮なのであろうか?
 木の大きさの割に枝葉が非常に少ない。根からの養分で大きくなっているのであろうか?
 倒木の巨木の根は浅く、広がりも大きくはなかったのではあるが。


群生するジャイアントセコイア すっくと伸びる巨木 一見杉のよう

 シャーマン将軍の木へ向かう。かつては,近場の駐車場からアクセスできていたという。観光客の増加に伴い駐車場を移したようだ。かつてのスキー場の跡地に大きな駐車場を設けている。1本の木も切らずに作ったという自負もあるようだ。

 セコイアNPのビジターセンターだったが・・・。  シャーマン将軍の木に通じるトレイルの入り口。 図説がユニーク

 駐車場から,だらだらと舗装されたトレイルを下る。大きな木々達に囲まれ独特な雰囲気を醸し出している。15分余りでシャーマン将軍の木に行き着くことができる。順番を待ち写真を撮影する。順番という概念を持たない隣の国の人はいなかった?かな。周りをゆっくり散歩する。神秘的な雰囲気を感じながら,今度はトレイルを登りながら駐車場まで帰っていく。下りの倍の時間を要しただろうか?


General Sherman Tree
地上最大の生物:高さ83.8m,根元の直径11m,周囲31.01m,体積1487立方メートル。重さは推定2000トン。推定樹齢2300〜2700年。
 今までの巨木の森と比べると樹間が詰まっており、地面の薄暗さを感じる。この木を一番先に見ておけば、より感慨も深かったのでは無かろうか?これまで巨木達を見過ぎている。目が心が慣れてきてしまった。
 それでも幹周りの大きさはすごいとしか言いようがない。


シャーマン将軍を囲んで シャーマン将軍の木の下で パーカーグループ

 その後,向かったのはクレセントメドウ・ロード。トリプルツリーやパーカーグループなどの巨木群と対面。更に自動車が通ることができる倒木のトンネルもある。トンネルログと呼ばれる。
最後に訪れたのはモノロック。

モノロックからの夕日
 この太陽の先に太平洋が広がり、ずっと先には日本がある。日没を見ることで、ここまで登って来た疲労感が和らいだ。
 日没を見届けて、ゆっくり階段を下りることにした。
 360度のパノラマが楽しめた。

 最後の最後にここを訪れたのは意義があるらしい。地球の歩き方には小さくしか掲載されていないが公式パンフレットには堂々と載っている。クレセントメドウのトレイルの代わりに登ってみることにした。階段と手すりの付いたトレイルが設けられている。丁度日没と重なり大地と空とのハーモニクスが感じられた。これから下りていかなければならない小腸のように折れ曲がった道路も確認することができた。陽も落ちたので駐車場に帰ることにした。それでも,まだ,上がってくる人達がいる。

トンネル ログ シエダネバダ山脈 太平洋に向かって

 帳が降り真っ暗になったくねくね道をash mountainゲート目指して下っていかなければならない。カーブ標識に10マイル表示が頻繁に現れる。対向車が無かったので良かったが,カーブのきつさを認識するためにも,この標識が頼りになってくる。路側帯のラインも有り難い。先を行く車が路肩によけていく。
 フォースヒルズでGPSのチェックをしたが,電波が繋がらない。ゲートを抜けスリーリバーズでナビを入れ直す。ベーカーズフィールドのホリディインを入力。約100マイル。2時間余りの距離である。暗闇の中をひた走る。到着は10時を過ぎていた。ウオールマートをグーグルマップに見つけるものの,どこをどう通っても行き着くことができなかった。反対方向にもスーパーマーケットが確認できたので,そちらで食糧調達。ベーカーズフィールドにはトヨタのとてもとても大きなディーラーがあった。日産やスバル等のメーカーも確認することができた。カメラを持って出なかったのが残念。

再びLasVegas