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                              賢治の旅日記
 2月22日(木)第9日 ナポリ〜フランクフルト〜(羽田)

 ツアー最終日。モーニングコールは7時30分。8時からの朝食で10時がチェックアウト。11時ホテル出発である。昨日と同じ朝食が並んでいる。朝食後,最終の荷物の詰め直しを行う。手で提げた感覚で不安を覚える。添乗員が−2階にて待機していたのでスケールを借りることにした。たまたまスケールは最上階のMさんのお部屋に出張中。スケールで測ってみると私のスーツケースが24sで妻のが21sと計測された。昨夜買ってきたチーズを私のスーツケースから妻の物へ移動。重量を規定以内に収めることができた。

ホリディインナポリ周辺散歩

 鹿児島市とナポリの姉妹都市のモニュメント。
 この場所はとても人通りが少なく広報的な役割をなしえていないように思われる。その大きさで人目を引くには引くのであろうが。ナポリ駅の北隣のオフィース街に建てられている。人を集める工夫が欲しい。いつも寂れた感じを受けてしまう。

 スーツケースをロビーまで運び1時間余りの周辺散歩。近くには鹿児島市との姉妹都市提携の大きなモニュメントがある。ポンペイ遺跡見学の折,地元ガイドより桜島や鹿児島県のことがよく話題に上がっていたはずだ。ホテル周辺をブラブラしただけではあるが,猫たちとも戯れられ,ゆとりが感じられる1時間余りとなった。その後バスに乗るもののほんの15分足らずでナポリ空港に到着した。思い返せばナポリ空港も前回のイタリア旅行で利用していた。 

ホリディインナポリ ナポリの「ミーコ」 ナポリ空港

 ナポリ空港のプライオリティラウンジは事前検索で「VIP Lounge Caruso」営業時間毎日:午前5時〜午後9時・所在地:ラウンジはエアサイドの保安検査を通過した後,1階のゲートC17の向かい側に位置します。」とある。
 14:00 ナポリ発(LH0335)まで時間がたっぷりある。免税店を物色。搭乗口が「C17 」であったので,ためらうことなくラウンジに入った。私達の後ろには札幌・埼玉のご婦人達と東京のご夫婦が続いている。暫くすると添乗員までがやってきた。なぜか皆かたまらず別々のスペースを確保していく。
 小さなラウンジではあったが,適当に飲むことができたし食べることもできた。添乗員は小さなサンドイッチを作って機内に持ち込むのだそうだ。ラップまで準備している。妻はさっきぶらついた免税店のパスタが気になっていたようだ。搭乗前にパスタ店まで戻り,太さの違う麺とオレキエッテの6袋を購入した。締めて10ユーロ。5ユーロほどのディスカウントに驚かされた。1袋200円の計算になる。
 16:00フランクフルト着。機内でビールを頂きチキンのサンドイッチはテイクアウトしていた。
 第1・第2ターミナルにプライオリティラウンジがあるそうだが。「LUXXLOUNGE」乗り継ぎのお客様は乗り継ぎエリアを離れ,出入国審査と税関を通過してラウンジにお進みください。とあったが乗り継ぎ時間の関係で断念。添乗員お勧めのヘンケルの爪切りを息子と甥っ子に買った。
 小腹が空いたのでさっきの飛行機からテイクアウトしたチキンサンドを食べようとビールをチョイス。が,4ユーロの表示なのに4.25ユーロ取られてしまった。どうしてだろう?とサンドイッチを食べながら(ルフトハンザで出されるサンドイッチはチーズよりチキンのほうが断然おいしい!)一昨年列車待ちの時に教えてもらったアルミ缶のリサイクルデポジットのことを思い出した。アルミ缶にはその再利用のためにデポジットが加算されている。瓶のビールを飲む人が多いわけである。試しに飲み終えたアルミ缶をゴミ箱ではなくビールを買ったレジに持ち込み「リサイクル・リターン」(何といって良いか分からなかった)なんて言ってみると25セントが返ってきた。たったそれだけではあるがドイツのアルミ缶再生のシステムを確かめた一時となった。

プライオリティラウンジ 小さいが品数が豊富 LH0335 3×3のシート

 17:50 フランクフルト発(LH0716)昨夜ウエブからチェックインし,座席を確かめたはずなのに。機体は747。3×4×3のシートアレンジ。機体後部はそのアレンジにも変化が現れ,45番目が最後尾だと表示されていたにもかかわらず,まだ3列ほど後方に座席の並びが存在していた。座席は満席に近い。
 機内食は羽田からの夕食と同じ内容であった。機内食のまずさの加減が面白いのでいつも残さず食べてしまう。今まで一番美味しいと思ったのはユナイテッドの「ガーリックトースト」である。
 割と眠ることができたフライトとなった。ヨーロッパ便の帰りがジェットラグの負担に一番適応できているようである。

2月23日(金)第10日 羽田〜徳島

 13時過ぎに羽田にランディング。入国審査は時間もかからずスムーズに通過したものの機内預けの荷物がなかなか出てこなかった。目に付くツアー仲間とご挨拶。最後にお決まりの添乗員とのご挨拶。税関でも引っかからず23sのスーツケースを転がし国内乗り継ぎカウンターへ。

747に乗り込む。ハンブルク 夕食ペンネ:(行きと同じ) 夕食すき焼き(行きと同じ)

 3時間余りを羽田で潰さなければならない。全日空便は第2ターミナルからの発着である。第1ターミナルには2つもある「銀座ライオン」が1つもない。羽田帰国の際に時間があればここで日本のビールを引っかけるのがお決まりになってきた。無料シャトルバスに乗る。ツアーで同じだったT大学の一人と同じになった。ツアーでは何回とはなく語ったであろう今後のことを少し語ってくれた。僻地医療に興味関心を抱き沖縄に修行に出掛けるという。有り難い若者である。

朝食は選択肢がなかった。味は超ヤッキーだ。サンドイッチ持参が賢い!  ジャンボに清掃係員が乗り込んでいく。30人くらいいる。羽田にて。  第1ターミナル「銀座ライオン」で。盛りつけに工夫が見られる。

 銀座ライオンでビールの大ジョッキと蛸のカルパッチョ・アボカドのサラダを1時間余りを掛けて頂いた。日本食が落ちつける。再びシャトルバスに乗り第2ターミナルへ。修学旅行の高校生が目立つ。手荷物検査を受け,それでも時間が1時間余りある。カードラウンジで食後のコーヒーを飲むことにした。定刻出発の定刻到着。日本ではそれが当たり前になってきている。

 出かけの飛行機の中では,いろいろと話しかけてくるキャビンアテンダントであるが帰りの便で話しかけられたことはない。「ナポリはいかがでしたか?」なんて言ってはくれない。そこまで地上係員からの情報提供が無いのかも知れない。国際線からの乗り継ぎカウンターは少人数で行っている。
 帰り窓際席ではなかったが,富士山が大きく見えたのでシャッターを押した。頂上に近いコース取りをしている。「お帰り!」と語りかけてでもくれそうな富士山であった。

 徳島空港で荷物をカートにまとめ,妻をロビーに残し,少し離れた1日駐車200円の駐車場に車を取りに向かう。10日間締めて2000円。日本円はこれだけを持って旅してきた。再び30分無料の空港駐車場に車を止め,ロビーへ。未だ明るさが残る。家路に就いた。
 10日間喧嘩らしい喧嘩もせず日々を送れたことに乾杯!やればできるじゃない!とお互いが思っている。夫婦って本当に面白くって複雑怪奇な結びつきなのである。

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