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賢治の旅日記
2月20日(火)第7日 アルベロベッロ〜マッテーラ(サッシ)〜ナポリ
ホテルアストリア:朝食も簡素で卵料理とウインナーがお皿に乗せられてやってくる。お代わりはできない。品数も一番少ない朝食である。コンチネンタルに少し毛の生えたような朝食である。これで四つ星なのだろうか?部屋の防音対策もない!
アルベロベッロ(トゥルッリ)
散策終盤,広場の片隅がテラスのように張り出した場所がある。写真スポットとなっているようで他のツアー客達もカメラを構えている。アルベロベッロが見渡せる。(トゥルッリは家自体の呼び名)
08:15 「アルベロベッロ」観光(トゥルッリ)ここはやはり面白い。荷物をロビーに置き去りにして格の高い荷物は電話ボックス大のクロークへ預けることになる。イタリア南部はロビー内にも泥棒がいる。気をつけろと脅かされているにもかかわらず,田舎町だから大丈夫なんだそうだ。少し理屈に合わないが旅行会社は都合で理屈をいくらでも作る職種でもあることは明確である。ホテルから歩いて行ける観光も又良い。昨夜も経験済みではあったが。ゆっくり「アルベロベッロ」を見て歩けるのが良い。
日本の「白川郷」とも姉妹都市関係を結んでいるという。「白川郷」もゴールデンウィークに訪れたが,生活感の残る領域に世界遺産が融合し,とても面白かったことを思い出す。人の営みの中の世界遺産,それがあるべき姿だと思う。
トゥルッリ
トゥルッリの煙突が可愛い
いらかの波からトゥルッリを
アルベロベッロの街並み
桜ではなくアーモンドの花
アルベロベッロの街並み
「トゥルッリ」を渡り歩いていく途中,玄関先で老夫婦が自宅で採れたであろうアーモンド等を見ず知らずの私達に振る舞ってくれた。アーモンドはやせこけ商品価値は無いものではあったが,自分たちの畑で取れた物を味わって欲しいと提供してくれた。どこか日本の「おもてなし」に通じるものを感じることができた。決して代償を求めてはいない。昨夜から「トゥルッリ」を十分すぎるくらい堪能できた。ホテルに帰り荷物をバスに積み込む。
玄関先がフレームのように
玄関先に
トゥルッリが並ぶ街角で
マテーラ(サッシ)
1時間余りで「マテーラ」到着。
中央の砦のようなものは教会。サンタ・マリア・マドンナ・イドリス教会。地球の歩き方の南イタリア番の裏表紙に使われている。
観た感じ洞窟住居は?どこにあるの?であるが,家々の入り組み方は複雑怪奇。(広角)
11:00「マテーラ」観光(サッシ)。ここもとっても面白かった。洞窟住居と呼ばれているのでトルコの「カッパドキア」を連想したが,少し様子が違っていた。
「ピアッツァ・アルメリーナ」の重なるような家屋の大集合体で,個々の家々が山肌をくり抜いて居住空間を確保している。一般的な家屋の内部にも案内してもらえた。テレビ番組で見た光景が広がっていた。
ランフランキ宮近くの写真スポットより。(標準)
マテーラのイラスト画
ヴィットリオ・ヴェネト広場からの眺望
(☆地中海地域の洞窟住居の集落として規模・保存状態共に類を見ない。石灰岩の岩盤をくり抜いた簡素な洞窟住居はその源を旧石器時代に遡り,厳しい自然の中,家畜と暮らした人々の生活様式の推移をうかがい知る場でもある。太陽に照らされて白く輝く日中,ライトアップされた夜のいずれも幻想的。1993年登録。世界遺産一口メモ)
ヴィットリオ・ヴェネト広場
玄関先に置かれる装飾
グロッタの家1700年初頭
12:30 昼食をレストラン「NADI」で摂る。洞窟住居風のレストランであった。シェルパスタ(オレキエッテ)・ソーセージサラダ・ケーキ。ロッソのワインをオーダーしたがラベルにはお店の店名が印刷されてあった。味は私の舌に合ったようで美味しく頂けた。昼からボトル一本は無理なので,飲み残しを提げてホテルまで。ひたすらナポリを目指してバスは走る。
対岸にも無数の洞窟が
貝殻が!石灰岩だ
レストラン「NADI」にて
18:00 夕食「IL POMODORINO」サラダ・マルゲリータ・デザート。サンタ・ルチア近くのレストランである。ツーショット向かい合わせの座席での夕食となる。イタリアンビッレを2杯も飲んでしまった。
マテーラのスーパー前にて。郷土玩具であろうか?
ナポリのレストラン前の車
今日までお世話になったバスドライバー:サルバドーレ
19:30 ナポリ泊(2連泊)ホリデイインである。前回もここで2連泊したので,今日で3泊目・明日で4泊目となる。最初のパンフレットには最終のナポリ2連泊は記されていなかった。連泊できた方が楽ではある。勝手の知ったホテルとなる。−2階の団体受付カウンターはパソコン類が整理されすっきりしていた。0階に一般用のレセプションがある。エレベーターは利用階の表示や操作等使い勝手が相変わらず良くない。夕食後,観劇・カンツォーネ等市内散策ができるかもと期待していたものの疲れが押し寄せ断念。
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