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                          賢治の旅日記
2月15日(木)第2日  ポンペイ〜パレルモ

  妻は体調が悪く朝食をキャンセル。T大学の医学生4人と席を同じにする。朝食の種類の多さについてはこのホテルが今回の旅行では一番であった。スイーツの種類も半端ではなかった。出発が9時30分でゆっくりできたのも良い。妻にはリンゴとヨーグルトを部屋まで運び込んだ!
 09:30 ポンペイ,エルコラーノ,トッレ・アンヌンツィアータの考古学地区へ。
(☆紀元79年ベスビオ火山の噴火に一瞬のうちに飲み込まれた古代都市ポンペイ・エルコラーノ・トッレアンヌンツィアータの町々。18世紀に発掘が開始されるまでタイムカプセルのように埋まったままの古代の街並みは今なお当時の高い文化水準と豊かな生活を伝えている。:世界遺産一口メモ)
 世界遺産観光出発:どれだけ見せてくれるのだろう?私は3回目・妻は2回目の見学になる。昼食までの見学だとすると2時間ある。割に長い見学時間である。その後のカメオ工房の見学は必要ないのではあるが。
 出掛けのバスにスーツケースを積み込む際,途中から医学生に託すことにした。私達のスーツケースのシールを見て心理分析をしてくれていたようだった。聞き流せば済むことである。右にカプリ島が見える。天気は良い。このままアマルフィに行ってくれれば最高なのに!少し歩かなければならない駐車場に停車。犬が気持ちよさそうに昼寝をしている。以前は入り口の目の前で降ろしてくれた。

 フォロ:南北に延びた長方形の広場。ドーリス式とイオニア式の2層の柱廊で囲まれている。政治・経済・宗教の中心地であった。
 冠雪のベスビオ火山を背景にとても気持ちよく観光することができた。


 冠雪のベスビオを
バックに
 マリーナ門  白い石は夜の目標

 「マリーナ門」からの2時間余りを掛けてのポンペイ探索。前回と被った場所もあるがゆっくり堪能できた。前回のような降雨や寒さにも襲われなかった。冠雪したベスビオ山を背景にとても気持ち良かった。初回に行った「コロセウム」には連れて行ってもらえなかった。が,西側の主な施設を回ってくれた。ガイドの趣向でコースが決まるそうである。(前回の情報から)詳しい説明をしかも日本語でしてもらえて良かった。

猪のモザイク画 遊郭のしるし 大劇場:5000人収容


遊郭内の絵画::ここは人気のある場所だそうだ。 遊郭の石のベッド:地図番号39番「Lupanare」地図が欲しかった。 火山灰に覆われ,その後石膏取りされた亡骸。

フォロの浴場:「テルマエロマエ」を思い出す。 大劇場に向かう回廊の柱。エンタシスが見て取れる。 柱の影になり分かりづらい「アレクサンドロ大王」

秘儀荘
 一種の宗教的儀式「ディオニュソスの秘儀」への入信の様子を描いたフレスコ画。背景は「ポンペイの赤」と呼ばれる。元々は黄色だったらしいが火山灰の影響で赤に変色してしまったらしい。


秘儀荘内 悲劇詩人の家 秘儀荘手前の建物

 ガイドが要所で写真付きの説明書を広げて見せてくれるのであるが,そんなに多くのパンフレットをどこから出しているの?と不思議になるくらいである。「秘儀荘」の出入り口から外に出る。添乗員もここから出るとは思っておらず「秘儀荘」の見学は珍しいと語っていた。

 ガイドのおじさんとどこから飛び出すのか?このパンフレット。  以前訪れたレストラン「So zen」でランチ。
 ジェズ・ヌーボー広場インマコラータの尖塔と教会。

 昼食場所はどこか見た覚えがある。「So zen」前回と同じレストランであった。札幌と埼玉の同級生のご婦人方と席を一緒にさせて頂いた。ツアー初日にワインボトルをシェアーしようという提案に巡り会ったことは無かったのではあるが今回初めての経験をさせて頂いた。「キリストの涙」はナポリ産?注ぎ分けで少しこぼしてしまった。ボンゴレ・イカサラダ・デザートの昼食の後,カメオ工房へバスで向かう。ここも2回目の訪問となる。工房見学とは別に1時間余りの時間つぶしに一苦労?自由行動時間があてがわれる。空はナポリ晴れ。こんな天気の日にアマルフィに向かってくれれば本当に良かった。ツアー後半のアマルフィーの日に「ガゼルダ宮殿」観光等というようなルートはいかがだったろうか?折角ポンペイまで来ているのに。行程の重複が気になるツアーである。

 スパッカ・ナポリ:ナポリを半分に切るという意味なのだそうだ。  ニーロ像。スパッカナポリの真ん中に位置する。  ソフィアローレンゆかり?ひまわりの舞台になっていたのだろうか?

 15:45ナポリ歴史地区世界遺産観光(ヌオーヴォ広場からニーロ像周辺)が予定されていたが進行が早くここでも30〜40分の自由行動が追加された。

(☆ギリシアの植民都市として紀元前からの歴史を紡ぐナポリ。温暖にして風光明媚そして南イタリアの経済・文化の中心地であったこの町は幾千年もの間様々な異民族の支配を受け入れた街でもあった。嘗ての支配者が残した多様な文化や特色は美しい遺産として街を飾り比類ない景観を創り出している。:世界遺産一口メモ)

 サンタキアラ教会の外構「キオストロ」に期待を寄せていたが見られず残念。国立考古学博物館(「中二階」にアレクサンドル大王の戦いがある。)でも見学させてもらえても良かった。スパッカナポリの細い路地を引っ張り回された印象が強い。「地球の歩き方」を見る限り手抜きのガイドである。

ヌオーヴォ城 以前訪れた夕食レストラン 船室:4人部屋に2人。

 18:00夕食(カプリチョーザピザ)このレストラン「TOTO SAPORE」も2回目の記憶がある。前回,縁の厚いピザをサービスで出してくれた。皆この厚い縁を残し食べていた記憶が蘇る。このツアーで一番若い女性:N子さんと同席。唯一の一人参加でもある。彼女は良く気が付き添乗員の仕事の一翼を担っていた。旅行中ツーショットの写真撮影やコミュニケーションにと励んでくれた。
 ここのマスターは計算ができなかった!1.5ユーロのコーヒーと2ユーロのビールをオーダーした。お会計で5.5ユーロ出したところお釣りが1ユーロしか返ってこなかった。言葉での説明は無理だと思いナプキンに引き算の筆算を書くものの彼はその答えを1に書き直した。若い店員を呼びつけるも計算ができない。添乗員はイタリアはこういうところです。と解説してくれる。圧倒されたのか根負けしたのかオーナーが2ユーロ払ってくれた。この経験が後に生かされればよかったのだが・・・。
 19:00港へ。ヘルシンキ〜タリンの船までとはいかないが,適当に大きな船である。
 20:00ポンペイ発:船中泊で乗船時間は10時間30分。2段ベット4人部屋だが2人に一部屋あてがわれている。シャワーとトイレが付いていた。コンパクトな部屋でドイツのドレスデンのホテル(ユースホステル)を思い出した。船内探索で船名が「VINCENZO FLORIO」であることが判明。揺れは感じられなかったが,船の振動が時折気になった。

パレルモ