賢治く〜ん遊ぼ〜 本文へジャンプ
HOME

旅のプロローグ

ナポリへ

ポンペイ

パレルモ

アグリジェント

ピアッツアアルメリーナ
カルタジローネ


シラクーサ
タオルミーナ


アルベロベッロへ

アルベロベッロ
マテーラ


アマルフィ

ナポリ・帰路
賢治の旅日記
2月21日(水)第8日 ナポリ(サンテルモ城)〜アマルフィ

 昨日よりも少しましな朝食にありつける。それでも前回の記憶より落ちている感じがする。もっと品数が多かった気がする。

ナポリ(サンテルモ城)

 08:00 ナポリ歴史地区観光「サンテルモ城」ここは初めての場所となる。ナポリが良く見渡せる。二日目の晴天が恋しくなる。サイトシーイングのみ。アマルフィへ向かう。バスも運転手も交代している。アマルフィには大型のバスで入れない?入らない?大型同士の対向ができないようだ。

 サンテルモ城からナポリの市街を眺める。海岸線のナポリは良く目にしていたが,こちら側からのナポリは初めて。これで晴れていたら最高だろう!


広角でナポリを ベスビオを背景にナポリ サンテルモ城

アマルフィ

 お決まりの写真スポットに立ち寄る。アマルフィが眼下に見える。ここも晴れた日にやってきたい場所である。
 レンタカーで晴れた日にゆっくりのんびり走ってみたい。 5月くらいがいいのかな?

 ナポリの「青の洞窟」は良く聞く観光スポットである。アマルフィにも「エメラルドの洞窟」なるものがある。トイレ休憩で立ち寄った陶器屋の近くにあった。

横浜のMさん親子と サングラスの私です・・・。 この兄ちゃんにも見覚えが

 途中の写真スポットには見覚えのある顔が。まず向かったのは老舗の出店。3年前も同じ場所にあった。観光よりも先ず買い物に走る。前回買い残した物にありつけたようだ。その後景色の観賞へと移る。前回も雨交じりの天気。次は「晴れた日に来よう。」ということにしていたのではあるが,少しましな天気で勘弁してもらおう。

海に落ち込むような白い家 イタリアの標識アマルフィ 大型同士の対向は難しい

(☆美しい海岸線が続くアマルフィ海岸。地中海の覇者アマルフィ。白い家が階段状に続くポタジーノ。断崖の海岸線を見下ろすソレント。街の背後にはレモンやオレンジの畑が連なり,切り立った岸壁の下には紺碧に輝く地中海が広がる。歴史と自然に彩られ絵画的な美しさに満ちた海岸線が続く。世界遺産一口メモ)

岬巡りのバスは走る〜。 窓に広がる〜碧い海よ〜。 土産屋の店頭で

 12:30アマルフィ海岸散策。ここで昼食を摂れと言うことなのだろう。本日の昼食はセットされていない。午後はとてもゆとりがありそうなスケジュールである。夕食キャンセルをしたらガゼルダまでいけるかも知れない?などという思いも抱きながら本当にぶらぶらと周辺を時間を潰すだけの散策。通路の奥の方から青年達が下り降りてくる。楽しそうだ。どこの国でも放課後は開放感が感じられるのだろう。

アマルフィのもろ海岸である。防波堤が海に向かって垂直に伸びている。時間つぶしにぶらり散歩。

 とある店先でメニューを見ていると,中から出てきた日本人のおばさんが突然いろいろ説明してくれる。どこかの添乗員さん?と尋ねると阪急の別のツアーの添乗員なのだそうだ。弾丸で南イタリアを回る企画のようで,これからアルベロベッロに向かうという。レモンパスタを勧められた。店員も日本人慣れしているので・・・。チップでもおいて・・・。馬鹿丁寧な案内を頂いた。もう少し時間つぶしのためにスーパーに向かう。ワインとは別の味を楽しみたくなりサングリアと駄菓子をゲットしていた。
 先ほどのレストラン「Trattoria dei Cartari」に再び向かう。「レモンパスタ」と「海鮮パスタ」を食べるためである。「ウニのパスタ」にはとうとうありつけなかった。ビールとサラダもオーダーして昼食にした。席は相席だったがテーブルを分離してくれた。
 出待ちの間,妻がお決まりの「折り紙」を始めだした。折り紙は万国共通のコミュニケーションツールである。イギリス出身だという隣の女性が興味津々の目つきで覗き込んでいる。折上がった鶴をプレゼントすると,とても喜んでくれた。向かいに座った男性が得意げに羽の動く鶴を折れると言い出した。「ぱたぱた鶴」である。折り紙を1枚差し出すと彼は慣れた手つきで折り紙を折り上げていく。見事完成!トレードも成立し彼の名前も書いてもらった。日本に9ヶ月滞在したことがあり三菱重鋼等の会社で働いていたそうである。どおりでエンジニア風の風貌である。彼女は保育園の先生で折り紙に興味があるそうである。ぜひ子どもたちに日本の文化を広めて欲しい。

Trattoria dei Cartar イギリスからやってきた 日本にも来たことがあるよ

 海鮮パスタは良く出汁が出ていて美味しかった。レモンのはとってもあっさりしている。サラダはイタリア定番の味付けであった。食事も終わろうとする頃,厨房からケーキが運ばれてきた。誕生日のサプライズであるようだ。私達もさっきブルーのナプキンで折ったハートをプレゼント。出がけに妻は日本から持参したトトロ達の折り紙セットをプレゼントしていた。トトロは知っているとのこと。見知らぬフォーリナーからのプレゼント,彼女はどう感じただろうか?

シーフードパスタとビッレ  誕生日のお嬢さんに折り紙をプレゼント!  アイスクリームが気になって

 その後,ドーモ前のアイスクリーム屋でアイスクリームをゲット。ドーモを覗くが係の人がいない。そのまま入ってしまえば良かったのかも知れない。ドーモ広場で油を売り,海岸線でも油を売り,バスに乗り込む前にお金を払ってトイレに行き。目的のない時間を潰しているような気がした。ここでの自由時間は,こんなにも必要なものでは無いように思える。ホテル帰着も予定より早い。やはりアマルフィは二日目に行くべきだった。船に乗り込むために港の側に留めさせておきたかったのであろう。「サンテルモ城」も二日目に訪れることができたと思われる。そうすれば天気もとっても良かったのに。

とうとう
アイスクリームをゲット!
ドーモから海上交通の
要衝だったことが伺える
ドーモのテラス

 17:15ホテル着?が16:30ごろの帰着となった。
 夕食がホテルで8時から。3時間余りの時間がある。妻をホテルに一人残してスーパーへチーズの調達に出掛けることにした。嘗てのフランスで買った「ラクレット」の味が忘れられなくて機会があればチーズを持ち帰っている。3年前のナポリはクリスマスでスーパー等の店が閉まっていた。今回は予めグーグルでターゲットを絞っての訪問である。駅に向かって右側にスーパーを確認することができていた。歩いて20分くらいの距離だろうか。 ホテル0階のレベルからホテル(ベスビオ山を左後ろに)コンコースを西南西へ。コンコースの切れたところで道路を渡り左折。まだ空は薄明るい。駅の塀に突き当たる。そこを右折すると左手前方に郵便局が見えてくる。道路を挟んだ反対側に中程度のスーパーがある。更に駅前の通りに出たところで駅に向かって左折。駅構内にもお土産屋さん等がある。
 駅への入り口を過ぎるとその並びにスーパーマーケット「CONAD」が見えてくる。チーズやハムの品揃えが多い。店員にラクレットチーズはあるか?と尋ねるが通じない。見かねたのか傍らのご婦人が自分のスマホを取り出し,ここに書けと言ってくる。綴りには不確かだったが「RACRET」と入力すると,見覚えのある画像が現れた。これだ!なぜかこのご婦人とハイタッチ。「これ!」と言うとおじさんは「ノ−ラクレット」と叫んできた。発音はあまり変わらないぞ!それでも似た感じのチーズを指さすとセイムタイプだと言う。その言葉を信じ1/4が10ユーロのチーズをゲット。
 ご婦人はというとレストランを営み日本人も良く来るそうである。折り紙を持って出れば良かったしカメラも持って来ていない。言葉のお礼だけになってしまった。やはりイタリア南部は人情味ある地域なのである。ついでにトマトテイストのチューブ入りも忘れず,かごに入れていた。帳の下りた同じ道を通ってホテルに帰り着くことができた。

最後の晩餐グループA 最後の晩餐グループB 最後の晩餐グループC

 その間妻はツアーグループ全員にハートの折り紙とコメントを書き添えていた。
カンツォーネ鑑賞等市内散策ができるかも?とかすかな希望も持っていたが,夕食の取りかかりも遅く最後の晩餐でもあり時間も闌けた。ツアー参加者全員とは言葉を交わすことはできなかったが有意義な一時を過ごすことができた。外出は諦めることにした。
 「A Canzuncella」地下鉄1号計画していたレストランである。
 今宵今回ナポリ・ホリデイイン2泊目である。

ナポリ〜帰路