妻が初めて朝食らしい朝食を摂ることができた。昨日の歩行距離から今日はどうなることやらと案じてはいたが,元気に朝食を食べてくれた。昨日の歩数は25000歩を越えている。
08:00ホテル発。途中遠くにエトナ山3340m。世界遺産が噴煙を上げているのが確認できる。ピアッツァ・アルメリーナへ
(☆エトナ山はシチリア島の東部に位置し標高3340m地中海で最も高い成層火山。噴火の歴史は50万年前に遡り,活発な火山活動は現在も続いている。エトナ山は火山学・地球物理学に多大な影響を与えるだけでなく,特有の植物相・動物相を含む重要な生態系を支え地球の歴史の主要な段階を示す顕著な例とされている。世界遺産一口メモ)
ガイドに渡したペットボトルの水はモザイク模様の上に注がれ,モザイク達は元の色を取り戻すことができた。潤いのあるうちだけの見事な発色である。こんな山の中にこんな別荘を造り,こんな浴場までもを作ってしまうなんて!当時の様子をもっと知りたくなった一瞬でもある。日本で言うなら奈良みたいな地理的条件の土地柄なのだろう? |
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(☆シチリアのへそと呼ばれるエンナの近くに残る古代ローマ時代の貴族の別荘。4000uに渡る広大な別荘には各種の浴場が設けられ,その床面はモザイクで装飾されている。描かれているのは神話の物語やビキニの乙女を初めとする当時の人々の営みであり地中海地域の当時の生活を現在に伝える場でもある。世界遺産一口メモ)
10:30 カサーレのヴィッラ・ロマーナ世界遺産の入場観光へ。ここのモザイク画もかつて見た記憶があるのはどうしてだろう?まさかビキニのモザイク画が教科書に出ているはずもない?へそのピアスやアイラインも面白い。ガイドは元教師とあって説明が詳しかった。一部屋一部屋,説明が繰り返されていく。突然水が欲しいと言いだした。喉が渇いたのだろうか?そうモザイク画達が喉を渇かしているのである。妻から水をもらったガイドが水を垂らし拭き上げると嘗ての色が乾きから蘇った。
ローマ時代の貴族の保養地として造られた別荘であり土砂崩れにより埋没していたため今日まで保存状態がよいのだそうだ。
ピアッツァ・アルメリーナの大聖堂
教会の権威の凄さを感じさせられる場所でもある。「サッシ」の街に通じるものでもあるのであろうか?「ステーラ」もしかり。 |
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