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                               賢治の旅日記
 2月16日(金)第3日(午前中)パレルモ〜モンレアーレ

 シチリア島に初めて渡る。本日の食事は船内朝食のみである。昼食と夕食は付いていない。しかるに船内での朝食はしっかり摂れるのだろうか?案の定朝食はクロワッサン1個とコーヒー・ジュースという簡単なもの。立派な食堂を備えているのに昨日のピザを持ってくれば良かった。これを朝食扱いしてはいけないように感じるのは私だけだろうか?
マッシモ劇場

ネオクラッシク様式の劇場。客席数3200。フィリッポ・バジーレ設計。この旅行の前に観た「ゴッドファーザー3」の臨場感に浸る。あの階段だ!

 06:30 パレルモ着:パレルモは昔から地中海の要衝として栄えた港町。ビザンチン・バロックなど様々な文化の名残が感じられるシチリア最大の都市ということである。
 観光の順が逆になった。下船後最初に向かったのが「マッシモ劇場」ゴッドファーザーで息子の演じるオペラ鑑賞の後,娘が撃たれた場所である。
 観光前に映画を観ておくのも感動がより深まるように思われる。ヘルシンキ訪問でも「カモメ食堂」の映画を観ていた。ここがあのシーンで映っていたところだねなどと会話が弾む。
 ところが朝日が斜めに入り日向と日陰のコントラストの差が大きい。写真の記録にはむかない。もう少し時間が経過してからやって来たかった。当初の予定通りに!
 予定通り「モンレアーレ」から見学させてもらいたかった。「クアトロカンティ」も遠くバスの中から垣間見えただけのものになってしまった。何じゃもんじゃ?

パレルモ着岸。 船内での朝食。 大きなフェリーだ!

マッシモ劇場のライオン マッシモ劇場 シチリアのシンボル「メドーサ」爪先が各半島を示す。アグリジェントの出土品が原点だろうか?

 マッシモ劇場の下車観光後,モンレアーレに向かった。世界史の教科書によく出てくるキリストのモザイク画がここにある。モザイクで出来上がった教会である。その外観からは内部の緻密な造形を想像すらできない。フランスの教会はその外観から内部をある程度想像することができるものが多いようだ。建築様式の違いだけではなさそうな精神性の違いもあるのでは無かろうか?

モンレアーレの大聖堂

大聖堂の内部がモザイク画!なのである。緻密な作業をよくも繰り返したものである。どんな作業を繰り返していったのだろうか?その工程も知りたくなってくる。どこかでくいちがいが生じないのだろうか?

 9時頃「モンレアーレ」観光開始。「ドーモ」の入場観光だけで回廊付き中庭までは入らなかった。「ドーモ」は入場無料で中庭が6ユーロ必要だったからだろうか?ナポリでも同じような観光が行われた。「サンタキアラ教会」である。有料でも入りたい人は入って!と言うような案内があってもよいのではなかろうか?折角間近まで迫っているのに!それにしてもここのモザイク画は素晴らしい。
(☆パレルモから内陸に約8q。標高310mのカプート山に広がるモンレアーレの町からは緑のコンカ・ドーロ盆地とその先に紺碧の海を見下ろすことができる。イタリアでも屈指の美しいモザイクと回廊付き中庭(キオストロ)が残り,イスラム,ビザンチン,ロマネスクを融合したノルマン芸術の至宝として2015年世界遺産に登録された。:世界遺産一口メモ)

モンレアーレの大聖堂。左側の塔は落雷で崩れたそうな。 神学校 モンレアーレの市庁舎

 「ドーモ」見学後モザイクの実演販売を行っている店に入った。細かい作業でガラス片を割ってその欠片を組み上げていく。とても面白かった。駐車場にもどり周りの露店を物色。1ユーロ等の安い値段でお土産が売られている。経済的には貧窮した地域なのかも知れない。観光客にとっては面白い場所となる。長閑な早春の空気を感じながら屋台の店でお土産を物色。

至る所にモザイク模様が アチェタッツォ(カタバミ)の黄色い花。 シチリアでも冠雪。

 10時過ぎに再びパレルモ観光に戻る。「ヌオーヴァ門」を潜り「ノルマン王宮」を訪れた。ここも内部は素晴らしいのに外からの見学だけとなった。外部から内部を想像せよと言われてもそれは不可能である。内部に入れば料金が発生する。「カテドラル」は車内観光で通りすぎただけであった。この後のオプションに照準を合わせているかのようないかにも中途半端な観光内容である。しっかりパレルモを見せて欲しかった。

ノルマン王宮
2階にパラティーナ礼拝堂
3階にルッジェーロ王の間
がある。
ヌオーヴァ門 カテドラーレ
様々な建築様式の複合

 11:00前にアストリアパレスホテルパレルモ着&泊
 見学後早めのホテル到着。この後は自由行動となっており昼食も夕食もカットされている。今日の行程はオプションを中心に動いているように感じられた。オプションに引き込むような環境を作り出している。
 ホテルも候補に挙がっていたホテルの中で一番駅から遠い。当然市内交通費用はかさむ。「NHホテル」が駅から一番近く800m。このホテルを強く望んでいたのであるが・・・。
そんな願いは叶えられるはずもなく。
 オプションでのツアーは「アグリジェント」観光昼食付きで13000円が6500円に値下げされていた。「アグリジェント」観光が1時間でムゼオ(博物館)の見学が付いていないようであった。「アグリジェント」へ行くなら博物館で「ビッグボーイ」を是非見たかった。自由行動だ。自分たちで行くしかない。

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