賢治く~ん遊ぼ~ 本文へジャンプ
home

アラスカ序章

アンカレッジ到着

ジュノー

ホエールウオッチング

メンデンホール氷河

アリエスカ移動

26氷河クルーズ

グレンハイウエイ

コロンビア氷河クルーズ

デナリハイウエイ

カンティシュナ

ワンダーレイク・極光

ブッシュフライトメール

フェアバンクス周辺

タルキートナ~
8月31日 グレンハイウエイ~リチャードソンハイウエイ:バルディーズへ

8月の雪
 この日はバルディーズまでの移動日とした。500Km余り走ることになる。妻のケツはは大丈夫であろうか?まず、アンカレッジまで向かう。今度は左手にターナゲン入り江を確認することができる。グレンハイウェイを通り,リチャードソンハイウェイの起点(バルディーズ)に至る行程である。
 不慣れな道は不安を助長しタイムロスを発生させる。標識が途中で消える?もしかしたら間違ってしまったのでは?その場所まで引き返す。何度となくソンなことを繰り返していた。ナビ欲しいな。余りにも機械任せな自分にも気付かされる。
 しかし、景色は最高!黄葉も広がっている。マタヌスカ氷河を眼下に眺め、グレンハイウェイを突き進む。チュガッチ山脈は雪を被っている。道路の路側帯にも新雪が。黄葉に雪,このスチュエーションは想像もさえしていなかった。

 チュガッチ山脈とタルキートナ山脈の狭間

 マタヌスカリバーに沿って標高が上がっていく。左がタルキートナ山脈,右がチュガッチ山脈になるのかな。(写真は向きが逆になっている:来た方向を振り返って。)


 標高の違いがくっきり分かる。  11日間付き合ってくれたシボレー マタヌスカ氷河

 黄葉の上に積雪。それも8月の雪:峠の最高地点?  急な坂道を下ると平原の広がりに出合う。  マウント:ドラム(3661m)だろうか?

 お腹も空いてきた。トイレ休憩も兼ねグレナレン付近のスーパーに入る。サンドイッチやヨーグルトでお腹を満たす。
 周りの子どもたちの様子がおかしかったので車から外を伺うとトラックの荷台にムースの頭が乗っていた。それも立派な角を持った雄である。
 グレナレンに近づくにつれ目の前に雪を被った大きな山が現れる。いつまで走っても大きさが変わらない。さぞかし高い山だろうことは想像できる。サンフォード山(4949m)を頂点に3~4千メートル級の山が集まっている。
立派な角を持つ雄のムース

 グレーシャーのグレートさは十分浸透して来ている。鯨のダイナミックさも堪能させられた。ムースやカリブー・グリスリーなんかも見てみたいな!なんて思っていたまさにその時だけあって二重の驚きでもあった。

 グレナレンでグレンハイウエイを右に折れる。1号から4号リチャードソンハイウエイに入った。針葉樹の林を抜けて走る。やがて針葉樹の林はなくなり遠くの雪化粧した山々や黄葉した山の裾野が見渡せるようになる。バルディーズに近づく。
 峠に差し掛かかろうとする頃。周りの山々は懐に大きな氷河を抱きかかえ静かに佇んでいる。風景も大きな変化を見せる。高木は無くなり低木や地衣類が目立つようになる。山も微妙なコントラストで彩られている。光の当たり具合で色合いにも変化が見られる。飽きない光景である。

 アラスカパイプラインも見える。

キイストンホテル 部屋は小さい。コーヒーメーカーなし・バスタブ有り。

 トンプソンパスを抜けると,長い長い下り坂が続く。燃料針は走行可能距離が80マイルを切ると黄色の警告ランプに変わる。(最後まで責任持てよ!)バルディーズでは最初の給油を行った。ほとんどエンプティ50ドルの給油であった。使い方が分からないと言うことでセルフでも従業員に入れてもらえた。ホテルの所在を聴くがその青年は知らず、他の客に聴いてくれた。この道の終わりにあるそうである。ガソリンスタンドで小物とコンパクトなブリーチを購入。ブリーチだらけだったので二人して洗剤だと思い込んだ。ガソリンスタンド横にはキャンピングカーのステーションがありコインランドリーも設置されていた。早速スーパーマーケットで夕食食材を物色。エンドオブロードにあるキーストンというホテルに向かう。ほんの1分で到着。本当にこぢんまりした町である。

峠のグレーシャー

 ハイウエイから進入路が整備され、トイレも完備されている。もっと遠くからの方がこの氷河の大きさがよく分かる。

 ガムを嚙みヘッドホーンを着けたお姉さんが受け付けてくれた。あまり良い感じのするお姉さんでは無かったが、今後いろいろとお世話になることになる。①コインランドリー用のスモールチェンジ②部屋のロックの仕方③シャワーへの切り替え方など部屋までやってきて説明してくれた。チェックインの時からフロント前に夜遅くまで青年がたむろしている。ワンウェイの彼氏?だろうか。日本好きのテキサスの青年。バルディーズで働き、このホテルの2階に住んでいるという。二人に日本から持参したお土産を妻はプレゼントしていた。この効果は大?折り鶴も功を奏していたようだ。
 今回の旅行ではエクスペディアからホテルを選んでいった。一社に絞った方が分かりやすいと言うこともあった。ネクサス7の端末にも予定が送られてくる。グーグルユーザーでグーグルと同期するので便利であった。しかし、バルディーズのホテルはどこも高かった。観光案内所から入ると100ドル台のこのホテルを見つけることができた。

コロンビア氷河クルーズ